【死んだらあかん!】北野誠、魂の自伝

神奈川の弟夫婦の処に招かれて3日ほど遠征ー。
行き帰りの新幹線内で読んだ本が3冊・・・
『チルドレン』(伊坂幸太郎
『読ませるブログ』(樋口裕一)
『死んだらあかん!』(北野誠
その中で、北野誠さんの著書をばピックアップ。

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誠さんは、ラジオ『サイキック青年団』関連の書籍が、やはり一番そのタレント性をストレートに発揮していて秀逸なのだが・・・。たまには、こういう自伝的な、しんみ~りさせてくれる素朴な文体のものも良いッスなー。


※多分、自ら筆記したのではなく、口頭で喋ったものを録音したり、人に直接聞かせて代筆してもらったのだろうな、と思わせられる。明らかにいつもの厳めしい文体ではなく、くだけた調子の口語体が中心になっているから。その全体の雰囲気、そして内容的なところも含めて、何となく西原理恵子さんの『この世でいちばん大事な「カネ」の話』と被る気がした。父親のアル中→事業失敗→自殺、貧乏話、安心して子供を埋めないわが国の現状、などなど。飾らない、本音の北野氏の心境が、ページのそこかしこから感じ取れる。これは、ある種、母親・タキノさんに向けての手紙なのかな、という気もしている。

無期限謹慎の引き金 週刊朝日
→タキノさんの部分引用大阪市内にひとりで暮らす北野誠の母親は、本誌の取材にこう語り始めた。「誠から電話があったのは、土曜日(4月11日)やった。ショック受けてたなぁ。ようしゃべる子が、ほとんどしゃべらんかった。「みんなに迷惑かけてしもうた」「こんなん初めてや」と話してたけど、理由は言わしませんわ。ただ「自分が悪いんや」と話すだけで。私が「もう相手さんが許してくれるまで待ちな」と言うと、誠も「そうやな。許してもらえるまで、そうせんと」と言うてました」』
※この記事で、騒動の決着はついたかのような雲行きですねー。なるほど音事協ですかー、世間的な結末は。「オロオロするばかり」という記述からも、音事協関係者が主体ではなさそうなんだが・・。

『死んだらあかん!』の中で紹介されていた上岡龍太郎さんの言葉が、実に含蓄を含むもので印象深い。引用しよう。
◎上岡語録
一見坂道に見えない道でも「しんどいなぁ」。息が上がる。そういう道は振り返ってみれば、必ず登り坂。「楽チンや、いくらでも走れるわ」と思う道は下り坂。だから人生において「キツい、しんどい」と思うときは登り坂を登っているんやと感じ、「何かラクチンや」と感じたら、人生は下り坂を転げてるんやと感じて、自分を戒めてください!

☆誠さんの登り坂に、多くの人の力添え・後押しがありますように。ファンは声援を送ることしかできませんが・・。

◎5/5「こどもの日」のガンダム語録
ガンダム語録カレンダー
坊やだからさ・・・・・・ (by シャア・アズナブル

第12話「ジオンの脅威」より。ガルマを死に追いやった責任から左遷を余儀なくされたシャアは、とあるバーでギレンの追悼演説を聴いていた。国民に、ガルマの死の真意を問うギレンの言葉に対して、シャアはグラスを片手に、皮肉めいた言葉を呟く。