【漢字を楽しむ】阿辻哲次・著

石原千秋さんの『中学入試国語』シリーズを買うついでに一緒に購入した、『漢字を楽しむ』を読んだ。

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楽天市場 「漢字を楽しむ」 講談社現代新書
『【内容情報】:「比」の画数は?「口腔」「垂涎」「憧憬」の読みは?「環」「校」は間違い?知らなかった漢字の常識。【目次】:第1章 漢字を読む(難読漢字を楽しもう/力士の「しこな」を読む)/第2章 漢字を書く(漢字の「書き取り」を考える/時代ごとの漢字の規範/さまざまな漢字を楽しもう)/第3章 漢字を作る(漢字を作った人びと/アイデア漢字を楽しむ)【著者情報】:阿辻哲次(アツジテツジ)・・・1951年大阪市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は中国語学、とりわけ漢字を中心とする文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)』

非常~に興味深い考察が載せられていた。ちょびっと感想をば書いておこうか。
☆ハネ、ハライなどの細かい部分でバツをつけられた生徒が、学校の先生や、その他いろいろな漢字の専門家たちに質問をぶつけてゆく、ドキュメント動画が紹介されてた。ニコ動にあったのでリンクを貼ろう↓
ニコニコ動画 「漢字テスト」のふしぎ
☆学習指導要領には、常用漢字表に載せられているものを“手がかりに”せよ、との記述がある。そのことを、教育現場の先生たちはほとんどが知らなかった!!
明朝体などの書体は、いわゆる見栄えをよくするために誇張されたデザインなのであり、その意味で、活字こそが正確だと思っている人は認識を改めなければならないだろう。
☆「独壇場」の「壇」、「洗浄」の「浄」などは、読み誤りと便宜上の理由から、変化していった字である。漢字は、日本語の特徴と同様に、移ろいやすいものである。よって、どんどん新たな字体、書き順、使い方が登場して当然なのだ。

※結論として、教える側は、「絶対この形じゃないとバツなのだ!」という姿勢で接するのではなく、「とりあえずこの形が一般的だからこう書くようにしようね(マルバツは緩く採点すべし)。でも大人になったら自由に書いていいんだよ」。そういったスタンスが一番よいのかなぁ~~、というのを漠然と感じたものなり。
他にも、いろいろと、語源の話とか、書き順のこと、アイデア漢字の紹介、などなど面白い項目がいっぱーいあるので、興味のある方はぜひご一読を♪

細かすぎて伝わらない関連動画

しょこたんの「本当は怖い漢字の成り立ち」

※気合入りすぎ~~~の残酷絵のクオリティに爆笑。ホントはフルカラーで描いてたのに、白黒に替えされられちゃったというあたりも、実にガチヲタしょこたんらしい~~~。(フルカラー原本、観たいワァ~)

ガンダム語録
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敵がこっちの都合を考えてくれるものか!無駄弾を撃つなよ!! (by ブライト・ノア

第25話「オデッサの激戦」より。スパイによって位置を捕捉されたホワイトベースに敵機が迫る!すぐさまカイとハヤトに出撃命令を出すブライトだが、カイは「作戦予定時間より早い」とぼやく。それを聞いたブライトは、甘ったれたことを言うな!とばかり一喝するのであった。