【寅さんラスツー&幸福の黄色いハンカチ】山田洋次作品

男はつらいよ』再鑑賞シリーズも、とうとう終了してしまったー。予想以上に早く済んじゃったなー。
あれだけ長いと思っていた48作が、いま思い返してみると、そんなに大したことなく感じられてしまう~。
不思議なもんだー。。。

第41作 男はつらいよ 寅次郎心の旅路

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eiga.com 男はつらいよ 寅次郎心の旅路
製作: 内藤誠 監督・原作・脚本: 山田洋次 脚本: 朝間義隆 撮影: 高羽哲夫 美術: 出川三男 音楽: 山本直純 製作国: 1989年日本映画 上映時間: 109分 配給: 松竹
☆ストーリー:これまで日本各地を旅してきた寅次郎が、初めて海外へ飛んだシリーズ第41作。田舎の駅で心身症のサラリーマンを元気づけたのをきっかけに、寅次郎は彼の出張先ウィーンへ。そこでガイドの久美子に出会い、いつもの恋騒動が巻き起こる……。本作で、竹下景子が3作目のマドンナ役に挑戦。ウィーンの観光名所を巧みに生かした寅さん異文化奮闘記。
☆キャスト:渥美清竹下景子淡路恵子柄本明倍賞千恵子三崎千恵子下條正巳吉岡秀隆笠智衆

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竹下景子さんは、通算3回マドンナに抜擢されていることもあって、やはり寅さん世界との相性が抜群で、
安心して観ていられるところがある。ただ、第32作『口笛を吹く寅次郎』における住職の娘・朋子さん役
があまりに素晴らしすぎるので、他の2作はどうしたって見劣りしちゃう感は否めないのだった・・。

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※竹下さん中心に鑑賞すれば、ウィーンの町並みは最高のロケーションだろう。しかし、寅さんがひとたび
画面に映りこむや、その違和感で全ての設定が嘘っぽくなってしまう、致命的な破壊力を生み出すのだった。

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※やはり、寅さんが口にする「ウィーン」は、この手のパチモンくさい商売上の単語として存在していて
欲しい。劇中で寅さんも言うのだが、「俺ぁ本当にウィーンに行ってきたのかね?全部夢なんじゃないか?」
というのもあながち丸っきりの冗談でもなさそうだ。(いっそ、冒頭の夢のシーンと本編とが入れ替わってい
る構造だと考えたほうがしっくり来るような気さえするワ~。)

第37作 男はつらいよ 幸福の青い鳥

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製作: 島津清 監督・原作・脚本: 山田洋次 脚本: 朝間義隆 撮影: 高羽哲夫 音楽: 山本直純 製作国: 1986年日本映画 上映時間: 103分 配給: 松竹
☆ストーリー:筑豊で昔なじみの旅役者の娘・美保と知り合った寅さん。上京した美保の就職を世話するなどハッスルするが、美保に思いを寄せる画家志望の青年が現れて……。長渕剛が挿入歌も歌っている。
☆キャスト:渥美清倍賞千恵子志穂美悦子長渕剛吉岡秀隆笠智衆

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長渕剛渥美清の対決も、今となっては実に新鮮で観ていて楽しかった。長渕はヤクザキックの片鱗
も見せてくれるし・・。やっぱしあれかね~?撮影の合間に志穂美の悦っちゃんと、そういう格闘系の
雑談ばっかりしているうちに意気投合して、「格闘系夫婦」の実現に向かう切っ掛けとなってシマタんだろ
うかァー・・・。映画のストーリーに感化されての共演者ゴールイン、ってゆーパターンじゃあなさそう
な気がすんだけど。。。

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※ともあれ、これにて「男はつらいよ」の二度目の通し鑑賞は終了~!!ということになる。
1年かけて“寅年に寅さん♪”ってのをやろうと思いついた小ネタではあったのだが。。。

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※まだ寅年も3分の1以上残ってるし、どうしたもんだろうか・・・と思ってTSUTAYAさんへ行ったところ、
けっこう古~い山田洋次監督作品が置いてあることに気づく。よーし、こうなったら、未見の分も既に観てる
分もいっしょくたに、山田洋次監督作品をひとつ残らず制覇してみるかー・・(釣りバカはちょっと辛いケドナー)
で、まずは、「幸福の青い鳥」と“幸福(しあわせ)”繋がりってことで・・・山田さんのこの代表作!!↓


eiga.com 幸福の黄色いハンカチ
作: 名島徹 監督・脚本: 山田洋次 原作: ピート・ハミル 脚本: 朝間義隆 撮影: 高羽哲夫 音楽: 佐藤勝 製作国: 1977年日本映画 上映時間: 108分 配給: 松竹
☆ストーリー:ヒット・ポップス『幸せの黄色いリボン』から発想を得て作られた感動作。北海道を舞台に、刑務所帰りの中年男と若いカップルがそれぞれの愛を獲得するまでのロード・ムービー。新車を買って、北海道に旅行に出た欽也は早速、朱実という女の子をナンパ。二人は旅を続けるが、途中で刑務所から出たばかりの中年男・勇作に会う。勇作は妻に“もし俺を待っていてくれるなら、家の前に黄色いハンカチを下げておいてくれ”という手紙を書いていた……。図式的で予定調和のドラマだが、ラストに向かってのサスペンス仕立ての盛り上げ方がうまい。風景と人物のカットバックという古典的手法が実に効果的に使われている。
☆キャスト:高倉健倍賞千恵子武田鉄矢桃井かおりたこ八郎太宰久雄渥美清

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渥美清さん&岡本茉利さんもご出演~。岡本さんは出前持ち姿がホントよくお似合いです~♪

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※武田鉄也と桃井かおり、この絶妙のコンビネーションなくして、この名作は生まれなかったろう。

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※ひょっとしたら全編きちっと観たのは初めてなのかもしれない。いつもラストシーンのとこだけを
TVやなんかでは繰り返し見せられるので食傷気味だったのだが、今回は途中に挿入される黄色いハン
カチのエピソードが効いていることが確認できて、だいーぶ印象変わった。ただ、まだ少ぉ~し、ラス
トの見せ方にはクドい感じが拭い去れないんだけど~・・・いや、でも、倍賞千恵子さんが美しいので、
ぜーんぶオッケー!オールクリアー!!!(な~んや、結局そこかーい!)

◎シャア語録
シャア専用手帳
さすがだな、輸送機という機動性のないものをモビルスーツにぶつけるとは・・(Z第15話)

◎シャア・トリビア:80%の完成度というジオングだが、残りの20%は足だと思われがち。しかし宇宙用に開発されたため足は最初から想定されていない。未完成部分は、装甲類と本塗装だと推察される。

◎シャア・ヒストリー:宇宙世紀0069年8月15日。サイド3がジオン公国を宣言。デギン・ソド・ザビを公王とする独裁体制となったため、ジオン派追放。キャスバル(後のシャア)、アルティシア(後のセイラ)はジンバ・ラル夫妻の手によってサイド3を脱出し、地球へ逃亡。