【あんにょん由美香】韓国AV出演の謎

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eiga.com 作品情報 『あんにょん由美香』
■ストーリー:「童貞。をプロデュース」で注目を集めた松江哲明監督が、2005年に急逝した女優・林由美香を題材に撮りあげたドキュメンタリー。林由美香が主演した韓国産ビデオ「東京の人妻純子」で改めて林の魅力を発見した松江。生前の林ときちんと仕事する機会を得られなかったことを後悔していた彼は、林の幻を追うかのように取材を開始。かつて林の代表作を撮った平野勝之カンパニー松尾いまおかしんじら3人の監督と共に撮影現場を訪れる。
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■キャスト・スタッフ:(キャスト)林由美香、ユ・ジンソン、入江浩治、キム・ウォンボギ、カンパニー松尾いまおかしんじ平野勝之柳下毅一郎中野貴雄、野平俊水、華沢レモン、柳田友貴 (スタッフ)監督:松江哲明 プロデューサー:直井卓俊 撮影:松江哲明、近藤龍人、柳田友貴 音楽:豊田道倫 編集:松江哲明、豊里洋
■作品データ 製作国:2009年日本映画 配給:SPOTTED PRODUCTIONS 上映時間:119分
オフィシャルサイト
※なかなか面白いテーマをうまく撮っているナァ~、という印象だが、実は先日書いた『監督失格
平野勝之監督や、井口昇監督など、由美香さんと親交の深かったAV業界の人たちからは、総ス
カンを食っているらしき本作。確かに由美香さんの魅力はあんまり伝わって来なかったカナァ~?


※「韓国AV出演の謎」という切り口が、実は微妙なのだ。ラストの大団円ありきで、無理やり
引っ張り出してきたテーマ、という感じが否めない。しかも、肝心の共演者(韓国イケメン俳優
で、由美香さんが恋心を抱いていたらしき重要人物!)が探し出せないままというのは致命傷に
近い。。。「探偵ナイトスクープ」の優秀なディレクターさんならきっと見つけ出しているんじ
ゃないかなぁ~~?そーいう意味では、「ナイトスクープ」って映画化できるクオリティあるカモ!

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林由美香さんは、作品ごとに趣を変える、実に魅力的なAV女優さんであった。時には岸本加
代子さんチックな表情を見せ、時には神秘性のある大西結花チックな面も垣間見せ・・・。とか
思ってたら、本日また一人、似たオーラを放つ女優さんを発見せり。このたび過激なAV出演を
果たして話題となっている、あの小向美奈子嬢であ~る♪目元が特に似てる気がする~。
美奈子嬢には是非とも、由美香の遺志を継いで大きく羽ばたいてもらいたい!由美香嬢は品乳タ
イプだったが、巨乳ハイパー化した由美香♪というよなコンセプトでは如何だろう~♪

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※いろいろ書いたが、ストーリーの組み立てとしては、興味深い展開で飽きさせなかった。
オチのつけ方も綺麗。ただ、由美香に思い入れの強い人々からすると、最愛の女性をネタに
して適当な小品を創りやがって!的な不満に繋がってしまうのも、理解できてしまうンダワナー

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松江哲明ブログ every japanese woman cooks her own curry
※最近は、単なるスケジュール表っぽい使い方しかしてない模様~。
井口昇監督の批判
井口昇ブログ
『登場する方々は皆さん 真剣にインタビューや撮影に応えていてグッときた。先輩であり自分とゆかりの深い 平野勝之さんやカンパニー松尾さんが登場すると 画面が急に締まると思った。そして お二方が何故 由美香さんの映画を今作る事に気を乗らせていないか もう少し松江君は感じるべきだと思った。/この作品が救われているとしたら登場する方々の人柄と優しさだと思う。そしてその人達がかって作った映像の凄みだろう。松江君はそれを超える立ち向かい方を考えなくてはいけなかったのだ。/韓国のAVにこだわりすぎて焦点がAV論や韓国論にボケるし、強引だし、せっかく由美香さんの映画を作るなら そこじゃないだろと何度も心の中で叫んだ。/要するに松江君は由美香さんの事をそんなに好きではないんだよ。愛するわけでもなく、恋するわけでもなく、中途半端な自意識が画面を支配してるのだ。そんななら林由美香さんを題材にも、タイトルにもして欲しくなかった。故人を描く責任をもっと感じて欲しい。少なくとも林由美香さんの新作主演映画なんだから、もっと見せるべき事、描く事があるはずだ。/愛するべき時にちゃんと愛せない人間を俺は大嫌いなんだ。』

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※『監督失格』『あんにょん由美香』と観てきて、もっと林由美香作品を観てみたい衝動に駆られている。
『由美香2005』は、平野勝之監督の手によって上映中止に追い込まれたというが・・・どうにかして
観る手立てはないものか。これから、ちょっと捜索してみよう~ット

ジョニデ語録(ジョニー自身の発言は赤字、他者のジョニーへの発言は青字、その他は黄字で)
ジョニデ語録解説
大幅に書き変えた。とにかく込み入った物語だから。映画化するには、うんとシンプルにするほかなかった。読書好きな私としては、エピソードを削るのは残念だった。でも監督としては仕方ない決断だった
(「ザ・ジョニー・デップ」第六章より。ロマン・ポランスキー≪『ナインスゲート』監督≫、自作の脚本を語る)