【スミス都へ行く】DVD鑑賞

『ステキな金縛り』の中で、あの世からの使者を演じた小日向文世さんがお気に入りの映画、キャプラ
監督の『スミス都へ行く』をレンタルして観てみたノダ~。うむ、充実した129分だった。あの世の
住人が夢中になるのも解るナァ~。今度は『素晴らしき哉、人生!』も観てみようかなっと♪

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eiga.com 作品トップ 『スミス都へ行く』
■ストーリー:腐敗した政界にひとり立ち向かう新人議員の姿を描いた、名匠フランク・キャプラ監督による社会派ドラマの傑作。急死した上院議員の後任として田舎から担ぎ出されたスミス氏。政界の事情を知らない彼を議員に祭り上げようという政治家たちの目論見をよそに、彼は積極的に政治活動を始める。ある日議員の汚職を知った彼は、それを議会で追求しようとするのだが……。理想主義に燃える主人公スミスをジェームズ・スチュワートが熱演。
■キャスト・スタッフ:(キャスト)ジェームズ・スチュワートクロード・レインズ、ガイ・キビー、ユージン・パレット、ボーラ・ボンディ、H・B・ワーナー、ポーター・ホール、ジーン・アーサーエドワード・アーノルド、トーマス・ミッチェル、ハリー・ケリージャック・カーソン (スタッフ)監督・製作:フランク・キャプラ 原作:ルイス・R・フォスター
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■作品データ 原題:Mr. Smith Goes to Washington 製作国:1939年アメリカ映画 上映時間:129分
eiga.com 映画ニュース 心揺さぶられる映画のシーンベスト10
→『1.「E.T.」(82)・・・E.T.が子どもたちに別れを告げるラストシーン /2.「トイ・ストーリー3」(10)・・・ゴミ処理場のシーン /3.「ロッキー」(76)・・・クライマックスのファイトシーン /4.「バンビ」(42)・・・バンビが母を失うシーン /5.「明日に向って撃て!」(69)・・・ラストシーン /6.「オズの魔法使」(39)・・・ドロシーが灰色の家のドアを明けると、向こう側にカラフルな世界が広がるシーン /7.「戦艦ポチョムキン」(25)・・・オデッサの階段の虐殺シーン /8.「スミス都へ行く」(39)・・・スミスが正義を訴えて議会で長い演説をするシーン /9.「ネットワーク」(76)・・・キャスターのハワード・ビールが「俺は猛烈に怒っている(I’m mad as hell)」と繰り返すシーン /10.「ミラノの奇蹟」(51)・・・ラストシーン』
※ほぉ~う、第8位にランクインですかー。確かにあの長い演説は心を打ちましたね~。でも、結局最後はソレかーい!って感じで、ラストはイマイチ感動し損ねた感もありましたネ~。まぁ、古い映画って大抵、そんなもんかー。

●1939 Mr Smith goes to Washington - Trailer

※役者がみな素晴らしいッス。特に主人公スミスが尊敬していた上院議員ペイン(地位のために
スミスを陥れようとする)は、まさにこの人以上の役者は他にはいないだろうと思わせる程の、
うってつけの人選だったと思う~。日本人俳優で言うなら、佐野浅夫さんか、緒形拳さん辺り
にやってもらいたいもんだワー♪

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※金に物を言わせて政界を牛耳る権力の鬼。「政界」を「球界」に変えるならば、この人は、今
まさに世間で物議をかもしている、どこかの○ベツネさんのようにも見えることヨノ~~ウ。

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※法廷シーンはあまり好きじゃないワチクシでも、こんなにもはっきりと「いい意味での緊張感
を持続できて、アッと言う間に感じられる2時間余でした!」と言い切れる。三谷さんの目指し
ていたウェルメイドな法廷シーンのイメージも解った気がした(お世辞にもそういったウェルメ
イドな創りには全然見えなくて、実に残念ではありましたが・・・。)

ジョニデ語録(ジョニー自身の発言は赤字、他者のジョニーへの発言は青字、その他は黄字で)
ジョニデ語録解説
まず世間の人間は、彼を麻薬密売人の大物として見る。だから家族にも見捨てられたんだし、同情にも値しないと思いがちだ。でも実際に会ってみて自伝をを読むと、彼の人生に起きたことは、そんなに単純な事じゃないことに気づかされたよ。彼は自らが知る限りのことをやっていただけなんだ。育った環境から知り得たことをね。彼は、彼自身が一番軽蔑してきた人間になってしまったんだ。それが、金以外のことは一切考えない貪欲な人間であり、母親のような人間だった。ジョージ・ユングをどう演じるか?ただのパーティ好きの青年から観客が共鳴できる人間味のある男に変えていくことが俺の目標だった
(「ザ・ジョニー・デップ」第七章より。二日間、ジョージ・ユングと共に、刑務所で過ごした時の発言)

彼を憎むべき人物として描くほうが、簡単だったかも知れない。彼を裁くことなく、その人間性をえぐり出すのは、その何倍も難しいことだった。彼はまぎれもなく、典型的なアメリカン・ドリームの犠牲者なんだよ。つまり、可能な限りを手に入れろという思想さ。それは俺たち全員が教えられてきたことだろ
(「ザ・ジョニー・デップ」第七章より。『ブロウ』で描かれたジョージ・ユング像について)