【一枚のハガキ】ザ・映画監督!新藤兼人

※先日の、2011年キネ旬外国映画第一位作品『ゴーストライター』に続いて、今回は日本映画
第一位作品を鑑賞する。新藤兼人監督の集大成的名作!との呼び声高く、非常~~~に楽しみ♪

イメージ 1


eiga.com 作品情報 『一枚のハガキ』
■ストーリー:撮影当時98歳という日本最高齢監督の新藤兼人が、自らの実体験をもとに引退作として製作した戦争ドラマ。出演に豊川悦司柄本明大竹しのぶ大杉漣らベテラン俳優が顔をそろえる。戦争末期に召集された中年兵士の啓太は、1人の兵士から「自分は戦死するだろうから生き残ったらハガキは読んだと妻を訪ねてくれ」と一枚のハガキを託される。終戦後、啓太はわずかな生き残り兵士となり故郷に戻るが、妻は父と出奔し、村で彼を待つ者は誰もいなかった。ハガキを書いた友子を訪ねると、彼女は家族を亡くし、貧しい農家でひとり懸命に生きていた。
イメージ 2
■キャスト・スタッフ:(キャスト)豊川悦司大竹しのぶ六平直政柄本明倍賞美津子大杉漣津川雅彦川上麻衣子絵沢萠子大地泰仁渡辺大麿赤兒 (スタッフ)監督:新藤兼人 製作:新藤次郎、渡辺利三、宮永大輔 プロデューサー:新藤次郎 原作:新藤兼人 脚本:新藤兼人 撮影:林雅彦 編集:渡辺行夫 照明:山下博、永田英則 美術:金勝浩一 録音:尾崎聡 音楽:林光
■作品データ 製作国:2011年日本映画 配給:東京テアトル 上映時間:114分 映倫区分:G
オフィシャルサイト
eiga.com 99歳・新藤兼人監督、人生最後の舞台挨拶「ときどき思い出して」
→『「何事も終わりがあるように、私も終わりが参りました。皆さんとお別れです」と言及。さらに、「新藤はこんな映画をつくったのか、と、ときどき思い出してください。私は死んでいきますが、これだけが望みなんです。映画は私だけがつくったのではなく、皆さんと一緒につくったんだと思い出してください。そうすれば、私は死んでも死なない」と締めくくった』
※本編の終盤で思わず涙。その後、ボーナストラックの「撮影日誌」を観て、またまた落涙してもうたー

・国内現役最高齢の映画監督、新藤兼人監督(99)が10日、東京・銀座テアトルシネマで
 公開中の最新作「一枚のハガキ」のヒット記念舞台あいさつを行った。
 同作は8月に全国27館で公開され、これまで9万人を動員。興収も1億円突破が確実で、
 車いすで登場した新藤監督は「今聞いて、震え上がってます」と喜んだ。
 先日、来年2月に開かれる米アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表作品に決まったことが
 発表されたばかり。「うまくいけばいいんですが」と謙遜しながらも「調子に乗っちゃった
 感じがするんで、うまくいくんじゃないでしょうかねぇ」と自信をのぞかせた。

サンケイスポーツ 9月11日(日)7時51分配信ー


 ◇ 2月16日(木) 午後9時より優秀賞発表予定
  ⇒ 最優秀賞投票:2月18日(土)~3月6日(火)

 ◇ 3月11日(日) 午後4時より最優秀賞発表予定

イメージ 3

※監督さんの、映画愛に満ち溢れた、その瞳の輝きにノックアウトされた。参加する俳優・女優陣も、素晴らしい
演技で監督の想いに応えている。。。何よりも、随所に散りばめられるユーモアの欠片が愛おしいー。大杉漣さん
コメディリリーフぶりが、中でも秀逸の存在となっていたー♪主張もストレートに伝わってきたし・・・個人的
な感覚でいうと、『キャタピラー』よりも『一枚のハガキ』の方が断然すっきやナァ~~~

●予告編


デイリースポーツオンライン 豊川悦司、大竹しのぶは「化け物」
『俳優・豊川悦司が19日、大阪市内で、映画「一枚のハガキ」(8月6日公開)のキャンペーンに共演した六平直政とともに出席した。/撮影当時98歳の日本最高齢の新藤兼人監督が手がけた作品で女優・大竹しのぶと共演。豊川は「監督が謎の生命体なら大竹さんは化け物。永遠の処女性がありながら、荒々しさもある」と語った。一方、六平は「99歳の誕生会で監督が“100歳でもう一本撮る”と言っていた」と、次回作への意欲を明かしていた』

イメージ 4

大竹しのぶの演技は、途中までは凡庸だったが・・・途中、「私は2回離婚したのよ!もう二度と結婚は
しないわ」的な台詞が入ってから以降は、なんか加速度的にスゴイ女優魂を発現し始めたように見えた~!
豊川悦司は結構どーでもいいかなぁー?六平直政さんにその分、泣かされたワー。

イメージ 5


新藤兼人監督の書くコンテがこれまた素晴らしい~~!!!名監督さんでも、晩年はやはり衰える方が
ほとんどだと思うんだけど・・・新藤監督はまだまだ健在ダナ。これで終わり、などと決め付けず、体調と
相談しつつ、もう2~3本は撮ってほしいモンであるー♪

柄本明川上麻衣子インタビュー


イメージ 6

※クランクアップ直後のさびしげな笑顔がいつまでも脳裏にこびりついて離れないヤ。。。

今日のおもな出来事

今日は何の日?

●バカヤローの日・・・1953(昭和28)年、時の首相・吉田茂衆議院予算委員会で、西村栄一議員
   の質問に対し興奮のあまり、「バカヤロー」と発言しました。これがもとで内閣不信任案が提出・可
   決され、この年の3月14日に衆議院が解散しました。いわゆる「バカヤロー解散」です

●ビスケットの日・・・全国ビスケット協会が1980(昭和55)年に制定し、翌年から実施。
   1855(安政2)年、パンの製法を学ぶ為に長崎に留学していた水戸藩の柴田方庵が、同藩の萩信之助に、
   パン・ビスケットの製法を書いた「パン・ビスコイト製法書」を送りました。これが、ビスケットの
   製法を記した日本初の文書とされています。

●エッセイ記念日・・・木村治美エッセイストグループ(keg)が制定。エッセイストの元祖とされるフランス
   のミシェル・ド・モンテーニュの1533年の誕生日

・1591年・・・千利休豊臣秀吉の命により自刃
・1633年・・・第一次鎖国令。江戸幕府長崎奉行に「日本人の海外往来禁止」などを指令
・1964年・・・『週刊少年サンデー』で藤子不二雄の『オバケのQ太郎』が連載開始
・1972年・・・連合赤軍あさま山荘事件で、機動隊が山荘を破壊して隊員が突入し人質を救出。
   メンバー5人全員を逮捕
・1982年・・・岡本綾子アメリカのゴルフ公式ツアーで初優勝
・1999年・・・ 高知赤十字病院で「臓器移植法」に基づく初めての脳死者からの臓器移植を実施

◎バカヤロー発言の吉田茂総理が、長寿の秘訣について聞かれたときの発言
はい、強いてあげれば人を食っております

★今日生まれの有名人

1961年 田原俊彦 (俳優,歌手)
1972年 山本淳一 (俳優,歌手)
1973年 田中将斗 (プロレス) 
1978年 326(中村満) (詩人)
1978年 菊川怜 (タレント) 
0000年 Q太郎 (漫画キャラ(『オバケのQ太郎』))

◎326(ナカムラミツル)さんの言葉
やな事の方が目立つだけさ、雨の日の方が目立つだけさ、たくさんあるから晴れの日が、目立たないだけさ