【哀しき獣】巻き込まれ型サスペンスにも程があるっちゅうねん!

イメージ 1


eiga.com 作品情報 『哀しき獣』
■解説:「チェイサー」のナ・ホンジン監督とハ・ジョンウが再びタッグを組んだクライムサスペンス。罠にはめられ追われる身となった男が、闇に潜む真実を暴き出していく姿を描く。中国・延辺朝鮮族自治州でタクシー運転手を営むグナムは、借金返済のために賭博に手を出すが、失敗して逃げ場を失う。殺人請負人のミョンに韓国へ行ってある人物を殺せば借金を帳消しにすると言われたグナムは、韓国へ出稼ぎにいったまま音信の途絶えた妻に会うためにもミョンの提案を受諾。黄海を渡り韓国へたどり着くが、そこで罠にはめられ、警察や黒幕すべてから追われる身となってしまう。
イメージ 2

■スタッフ:/監督 ナ・ホンジン /脚本 ナ・ホンジン /撮影 イ・ソンジェ /美術 イ・ウキョン /編集 キム・ソンミン
■キャスト:ハ・ジョンウ キム・ユンソク チョ・ソンハ
■作品データ:/原題 黄海 /製作年 2010年 /製作国 韓国 /配給 クロックワークス /上映時間 140分 /映倫区分 R15+
※あれえ~?『チェイサー』の主役ってこの人だっけ~~~~?というぐらい印象が変わっている
ハ・ジョンウ!どことなく「若き日の田中邦衛」、あるいは「きちゃないクドカン」みたいに見えたッス
わー。役者の凄みを感じる。特に韓国の俳優には成り切り系の人が多いんじゃないか、って感じるー

eiga.com 映画ニュース ナ・ホンジン監督、プレッシャーはねのけ到達した新たな境地「哀しき獣」
『徹底的なバイオレンス描写を追求しながら、その先にあるものを描こうとする。「素晴らしいバイオレンス作品が過去にはたくさんある。映画とは生命力の強いものだから、その製作者がいなくなっても作品として後世残り続ける。正直出尽くした感はあって、過去の傑作に追いつくのは難しい。だからこそ、いまだに世界中の昔の映画から学ぶことは多いよ」と探究心は尽きない。また、「日本語が理解できないのでタイトルも分からないのだけど、かなりの数の日本の暴力映画を見て勉強してきた。韓国では、日本映画を輸入できなかった時代があったから公で見ることができない作品もあったけど、子供のころ陰でコソコソ見ていたんだ」とほほ笑んだ』

イメージ 3

※韓国オリジナル版が、日本公開時にはディレクターズカット・ヴァージョンに編集されていて
ストーリーがわかり辛くなっているらしい。重要人物同士の会合シーンが抜けているとか、愛人と
の濡れ場が無駄に長くなってるとか・・・

↓コチラに、ストーリーのツボが書いてあるヨウダゾヨーーー(観て悶々としてる人は是非お読みくだされ)
ヤフー映画 ユーザーレビュー 複雑なのでまとめてみた
※なんか、やたら不倫が元で殺人が起きているのネン~。これって韓国の世情を反映してるのぉ~?

イメージ 4

※巻き込まれ型サスペンスとしては、これまで観た映画の中でもベスト3に余裕で入るだろうー
主役に感情移入せざるを得ない展開がウマイよなーーーーー。人間関係の詳細は、オフィシャル
サイトの相関図を見てもなお、イミフなところ多しwでもそこがいい!と宇多丸氏は述べているゾ↓



eiga.com 映画ニュース ナ・ホンジン監督、邦題「哀しき獣」に感心しきり
『原題である「黄海」の由来については、「僕も実際に中国への密航ルートである黄海をたどり、その時からシナリオのエンドマークを打つまで、ずっとタイトルにしようと決めていた。でも、『哀しき獣』にすればよかったかな」と本質をとらえた邦題に感心していた。また、韓国人留学生からの「暴力性の強い韓国映画が増えている」という指摘には、「暴力的な映画は興行成績に結びつかないから必ずしもトレンドだとは思わない。僕は現実には明らかに存在しているけど認めたくないもの、汚いものをあえて取り上げている。否定的な意味ではなく、前向きに捉えている」と答えた』

イメージ 5

※キム・ユンソク扮するミョン社長と、ハ・ジョンウ扮するグナムの関係性は、どうしたって
園子温カントクの『冷たい熱帯魚』における、でんでん&吹越満にカブってしまう。ミョン社長
の凶暴さは、ユーモラスな人間性と表裏一体になっていて、それも、でんでん師匠に通ずるとこ
があったヨナー。血まみれになって牛骨振り回す姿は、バーリトゥード大会に出たら結構いいとこま
で行くような、ガチの強さを感じたッス。因みに、タイトルの『哀しい獣』は、荒くれ連中がガツ
ガツ食っていた、(多分)犬の肉・・・そう、犠牲になったワンちゃんのこと・・・ナワケハナイワナーマサカ


今日のおもな出来事

今日は何の日?

●屋外広告の日・・・屋外広告物とは、商店の看板や電柱広告、ポスター、アドバルーンなどで、チンドン屋
   さんも含まれます

●牛タンの日・・・仙台牛たん振興会が2006(平成18)年に制定。「牛(9)タン(ten)」の語呂合せ

●車点検の日・・・兵庫県自動車整備振興会(HASPA)が制定。「く(9)るまてん(10)けん」の語呂合せ
 
知的障害者愛護デー・・・日本精神薄弱者福祉連盟(現在の日本知的障害福祉連盟)が1964(昭和39)年に、
   「精神薄弱者愛護デー」として制定

●カラーテレビ放送記念日・・・1960(昭和35)年、NHK日本テレビラジオ東京テレビ(現在のTBS)・読売テ
   レビ・朝日放送の5局がカラーテレビの本放送を開始しました

・1912年・・・日本初の映画会社・日本活動写真(日活)設立
・1959年・・・炭坑失業者救済の為の「黒い羽根募金運動」が開始
・1994年・・・社会人野球公式戦に初の女性選手

◎「広告」に関する言葉
広告の最も強力な要素は真実である by ウィリアム・バーンバック(米国のコピーライター)
広告は、20世紀最大の芸術形態である by マクルーハン(カナダの文学者)

★今日生まれの有名人

1947年 欧陽菲菲(歌手) → 欧陽菲菲オフィシャルサイト
1952年 清水クーコ(タレント)
1966年 斉藤由貴(俳優) → TOHO ENTARTAINMENT OFFICIAL WEB SITE(公式ページ)
1971年 桜井智(歌手)
1986年 内博貴 (歌手・俳優)

斉藤由貴さんの言葉
私にとって最大の敵は“慣れ”なんです。こればっかりはリセットできないから、死ぬまで戦っていくと思います。だから、思いがけない仕事を引き受けたりもするし