【ボクは坊さん】ストーリーも精進料理だった

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eiga.com 作品情報 『ボクは坊さん』
■解説:愛媛県今治市にある四国八十八カ所霊場の第57番礼所・栄福寺の住職・白川密成氏が、糸井重里氏が編集長を務める「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載し、後に書籍として出版もされた実話エピソードを映画化。住職だった祖父の死をきっかけに書店員の仕事を辞め、自らも24歳で住職になった白川光円。初めて知る住職の世界は奥深く、毎日が驚きの連続だった。光円は、檀家の人たちとの関係に悩み、冠婚葬祭で人々の人生の節目を見守り、様々な経験を積むことで成長していく。主人公の僧侶・白川光円は「映画 ビリギャル」「踊る大捜査線」の伊藤淳史。共演に山本美月溝端淳平濱田岳ら。「ALWAYS 三丁目の夕日」で知られる制作プロダクションのROBOTが手がけ、同社所属の映像クリエイター、真壁幸紀長編映画監督デビューを果たした。
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■スタッフ:/監督 真壁幸紀 /原作 白川密成 /脚本 平田研也 /製作統括 加太孝明 志賀司 /製作 齋藤力 志賀玲子 三宅容介 石川和雄 林誠 佐々木伸一 小西啓介 沖中進 宮本直人 土居英雄 村上忠 吉永英人 近藤聖司 大藪崇 /エグゼクティブプロデューサー 安藤親広 佐々木淳 /プロデューサー 梶原富治 /企画協力 塚本連平 /アソシエイトプロデューサー 関根健晴 /ラインプロデューサー 瀬崎秀人 /撮影 柴崎幸三 /照明 上田なりゆき /サウンドデザイン 石坂紘行 /録音 赤澤靖大 /美術 龍田哲児 /装飾 中澤正英 /編集 森下博昭 /音楽 平井真美子 /主題歌 吉田山田 /スタイリスト 小堀あさみ /ヘアメイク 市川温子 /特殊メイクスーパーバイザー 江川悦子 /キャスティング 梓菜穂子 /助監督 黒田健介 /制作担当 坪内一
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■キャスト:伊藤淳史(白方進ー光円ー) 山本美月(越智京子) 溝端淳平(桧垣真治) 渡辺大知(峰岸孝典) 遠藤雄弥(品部武志) 駒木根隆介(正岡龍仁) 斎藤歩 有薗芳記(白方一郎) 松金よね子(白方宣子) 濱田岳(栗本広太) 松田美由紀(白方真智子) イッセー尾形(新居田明)
■作品データ:/製作年 2015年 /製作国 日本 /配給 ファントム・フィルム /上映時間 99分 映倫区分 G
※淡々と話が進んでいく中に、チラホラと共感を呼んだり、可笑しさ
を挿入してゆく、というスタイルは嫌いではない。いやむしろ、好き
だ。『もらとりあむタマ子』とか、『小野寺の姉、小野寺の弟』とかネ。
笑いのツボがことごとく合わなかった、と言ってしまえばそれで終わ
りかも。んーーー、坊さんの修行やら、難しいお勤めのひとつでも、
伊藤淳史くんに極めさせて、それをじっくり撮る、というような趣向
を期待しすぎた点もあるー。敗因はいっぱい、負けに不思議の負けなし
(by 野村監督の名言よりw)

●予告編(30秒ver.)

※美しい景色と、お坊様のお勤めの清々しさで、、、映画全体があたかも
精進料理のようにまとまっていたようだなぁーー。したがって、俗世間の
煩悩に固まった生活をしているワチクシには苦行に感じてしまったノカモー

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eiga.com 映画ニュース 坊主頭を初披露の伊藤淳史、山本美月にナデナデされ大照れ
『実在の住職による体験記を映画化した「ボクは坊さん。」の報道陣向け内覧会が8月27日、東京駅前・新丸ビルで開催される高野山の魅力を伝える期間限定イベント「高野山カフェ in 丸の内ハウス」(同28日~9月6日)内で行われ、撮影後初となる坊主頭の僧侶姿で登場した主演の伊藤淳史をはじめ、ヒロインの山本美月、原作者の住職・白川密成氏が出席した。(中略)主人公の幼なじみ・越智京子役の山本は、「現場のお坊さん姿の役者さんたちが、なんだかかわいくて、手の届かないところにいるイメージだったお坊さんのイメージが変わりました」とニッコリ。白川氏も、「仏教にはポップなゾーンがあるということを、知ってもらいたい」とアピールした。また、イベント最後のフォトセッションでは、山本が伊藤の坊主頭をなで「気持ちいい!」とご機嫌で、顔を見合わせた2人が爆笑するなど、終始和やかなムードだった』
※関西弁の山本菜月は、「アオイホノオ」のヒロインだった、トンコさん
を髣髴させたが、トンコさんに比べると魅力は半減。マドンナなのか何な
のか、劇中での立ち位置が中途半端で感情移入し損なった。(後半の、と
ある展開にも、したがって置いてけぼりを食わされてしまったよー)

☆ブログ紹介その1
luki Official Site BLOG イッセー尾形の凄さ
『今週観た中に偶然、イッセー尾形さんが出演されている作品がふたつありました。ひとつは「先生と迷い猫」という作品で行方不明になった猫を探すお話で、心が温かくなるようなものでした。もうひとつは「ボクは坊さん」で、こちらは伊藤淳史さん主演のヒューマンドラマでした。
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イッセーさんはどちらも偏屈なジジイ役なのですが、これが凄いのです。元々、一人芝居でいろんな役を演じ分けられる役者さんとして有名ですが、映画で観ると絶妙な技をたくさん仕込んでいらっしゃるのがわかります。デフォルメして表現する舞台では、やり過ぎくらいが観客から見てちょうど良く感じることが多いのですが、スクリーンだと実物以上に巨大化されるカットもある為、その加減が難しいです。劇場で鑑賞される楽しみを削ぎたくないので、あまり詳しくは言えないのですが、この二作品に見られる偏屈ジジイはどちらも違う偏屈ジジイでした。/ひとつ違いの特徴を挙げるなら、骨盤の位置です。「先生と迷い猫」は元小学校の校長という堅物キャラに合わせて、骨盤が真っすぐになってます。背筋が伸び過ぎ!ってくらいで、畳み生活の正座に慣れている昭和な感じ。過去に軍事教育を受けた年代であるような匂いもします。/「ボクは坊さん」では、骨盤はグッと後傾しています。イメージでいうなら痩せたひとがお腹を出してヘコヘコ歩いてる感じです。これは農業を長年やってきた長老という役どころにぴったりでした。田舎に行くと、こういう姿勢のおじいさんがいるなぁと思いました。肉体を酷使して若干縮んでしまった、年月を感じさせるものでした。こういうのはきっと脚本にも書かれていないし、役者さんそれぞれのプランで作り上げるものだと想像します。
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撮影では衣装合わせのときなどに、演技プランを演出家と相談しながら、役柄を膨らませて行きますが、イッセーさんはもうその時点で完璧に仕上がっているのでは、と想像しました。骨盤や筋肉を自在に操ることができるのは、本当に凄いことです。日本の映画もドラマも素晴らしいですが、もっともっとワールドワイドに活躍していただけたらいいなぁ、と勝手に思いました』
イッセー尾形は、マジであの村に実際に住んでる爺さんにしか見えない。
あと、経験値の成せる技だろう、一言一言に重みがある!惜しむらくは、檀家さ
んや、お坊さん仲間の中に、金にうるさいキャラなどを当て込んで、イッセーさ
んと対立させる構図にしたらもっと起伏ができてたろうになぁ、などと考えた。
配役としてはここはひとつ、でんでんさん辺りw 合法的に人を透明にするオッサン
というヒールの役で是非w そういう生臭~い部分も絶対、坊さんの世界にはあ
はずやしーーー。

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※TV番組などでもお坊さんを扱ったものが放映されていたり、とか昨今は
お坊さんブームなんスかねえ~?ま、お坊さんマニアは昔から一定数はおられ
るようで、かつて関西でやってた深夜番組「エンドレスナイト」のアシスタ
ントギャル(通称エンギャル)の中に根狂的なお坊さん好きがいたことをふと
思い出した。(8期の芦辺智子さんだっけかなー、たしか・・・)

真壁幸紀監督 舞台挨拶

※とりあえず、トークは・・・慣れていないw
つーか、生真面目過ぎじゃあない?この感じー。

☆ブログ紹介その2 kajioくんのブログより!
blog‐k… お寺とは人々の人生の節目を見守る場所である
『ファンシイダンスと比べたら真面目過ぎるぐらい真面目に、一般社会から見たお坊さんの世界の非日常性を…尚且つ、お坊さんの世界と地元と方との交流も真面目に描いていて、うまいことまとめられてたなぁ、と。それが率直な感想になりますかね。(中略)伊藤淳史の演技はもちろん良かったし、光円と真治&京子とのやりとりも良かった。終盤の長老・イッセー尾形さんとのやりとりも心に染みた。でもなぁ、光円と同級生の二人とのやりとりはあっさり目で不満が残った。折角の伊藤淳史濱田岳との共演なんだから、アドリブを混ぜさせたりする等で、もっと盛り上げ様があったやろーと思うんやけどなぁ…』
※浜田岳は、何だかんだで「結局最後はヒロインをゲットしちゃう役」という
イメージが付いてしまって、(せっかくkajioくんのブログ抜粋でネタバレを
避けたつもりなのに、ここでバレバレやーーんw)宜しくないっ!(私生活から
してそうやったくらいやしw)/自分の中で、キャッチフレーズ「逆寅さん」
というのが固まりつつありますワーー。寅さん映画のライバルだった『釣りバカ
日誌』の後も継ぎましたからね~~~、なおさらッスよー!

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※今回、この映画を鑑賞した劇場は、来年1月でその最期を迎える
シネパレス山陽座。もしかすると、これが自分にとってのラスト・
オブ・山陽座作品となるかも知れず、その記念すべき一本がお坊さ
ん映画であったことには、奇妙な縁を感じたりもする次第。
ナーンミョーホーレーンゲーキジョーーーウ・・・

・オマケ動画
一休さん大好き少年【探偵ナイトスクープ

※イヤー、相変わらずのクオリティですな。同じお坊さんを扱っても
調理次第でこんなに趣が変貌するとはーーー



ほぼ日手帳」より、“日々の言葉”

■12月2日の言葉:担当者が男性でも女性でも、とにかくその人が喜んでくれるためにはどうしたらいいかということを考えます。この人に喜んでもらえなかったら、その先の人には届かないと思ってるので(松浦弥太郎さんが 『手で書くことについてぼくらが考えたこと。』の中で)


◎関連リンク
手で書くことについてぼくらが考えたこと
※ラジオ番組への投稿などで同じようなことを考えてましたねえ。とりあえずディレクターの人を笑かそう、と。たとえばアメザリの「スレッドキングABC」へ出すガンダムネタは、板井Dがクスッと笑ってくれそうな方向で考えて出しました。ネタ自体が面白くなくても、採り上げた箇所にセンスがあれば板井さんのほうで改竄して紹介してくれたりもしてましたw

「今日の歴史出来事カレンダー」より、“今日も明日も歴史的一日”

《世界史》1804年12月2日:ナポレオンの戴冠式が行われる

・・・この年にフランス皇帝となっていたナポレオンの戴冠式が行われました。ローマ教皇が出席していたものの、ナポレオンは教皇から王冠を戴くことはせず、自らの手で王冠を被ったとされますー

細かすぎて伝わらない関連動画や雑学、感想など

◎関連動画
ビートたけし 『皇帝ナポレオン1世と皇妃ジョセフィーヌの戴冠』


◎関連雑学
『同日の主な歴史出来事:モンロー宣言が行われる(1823年)』

◎感想
※ナポレオンのウソ名画の解説オモローイ (*´▽`*)♪