２０１６年１０月１日～１０月３１日までの間に、萌え～♪を感じた女性のランキングを考える超・私的自己満足企画、それが「ギザ萌えヒロイン♀ランキング」、略して「ＧＭＨ♀」なのだーーっ！毎月１日前後にヒロイン・ランキング、１６日前後にヒーロー・ランキングをお送りするのが、本ブログの恒例行事。ＴＶや映画、ＤＶＤ、ネット動画などに出演したタレントさんのみならず、ニュースになった“時の人”や、日常生活で出会った素敵な一般人もアリ。とにかく女性で胸キュン☆させてくれたお方ならば全て対象になるという、まこと嘘偽りのない真実の萌えﾗﾝｷﾝｸﾞなのだ！１０月最終日、ハロウィンの夜に発表される、ベストテン女性陣とはいったい・・・

第１０位　ちびのミイ

※今月はムーミン谷の住人の名言に癒される日々だった。中でも
やはり愛らしいミイの台詞に心惹かれたので、１０位に入れた
よっ♪なんか文句あるぅ～～？

第９位　ベッキー

※ブラック・ベッキーへの方針転換を期待しての・・・ランクイン！
なんか文句あるぅ～～～？下品な言葉を連発するベッキーが見たい！

第８位　安藤玉惠

※『若者たち』で強烈な脇役オーラを発してた！“何かの準ミス”
という自称に大ウケ！「あまちゃん」でも、ミス北鉄コンテスト
で水着になってたっけ。あれ、準ミスじゃなかったよなぁーーｗｗ

第７位　夏帆

※かなり濃厚なベッドシーンにも果敢に挑戦してた『ピンクとグ
レー』での夏帆さん。劇的展開から後半はめっきり登場シーンが
減ってしまってｻﾞｰｰﾝﾈｰﾝでやんした。

第６位　谷村美月

※テントさん目当てで観た『かぞくのひけつ』で、意外な掘り出
しもの、谷村美月さんの現役高校生っぷり（17歳時の映像）が観
られてラッキーだった♪自転車の二人乗りシーンとかｷｭﾝｷｭﾝｽﾙﾜ♪

第５位　黒木華

※わずかの出演シーンながら強烈な印象を残した、『永い言い訳』
の黒木華さん。モックン演じる主人公の不倫相手である編集者の
役だ！編集、って聞くとどうしても「重版出来」でのキャラを重ね
合わせちゃったりもして、いろいろと萌ユルすよぉ～～～～ぅｗ

第４位　のん

※声優業界に潜み、○プロの圧力がかからない場所を主戦場として、
週刊誌のインタビューなどの仕事を連発する攻撃に徹しているのん。
４位ではあるが、その頑張りに免じて、デカ写真を貼るﾛｫ～～～！

※キャノン砲、ならぬ、きゃんのん砲！

※「割れ物ですけど、みなさん、買ってやってくださぁーーーい♪」

※仕事は選ばないのだ！「これで、いいのだぁ～～～ｗ」

第３位　REIKA

◎新たに「BsGirlsｵﾌｨｼｬﾙﾌﾞﾛｸﾞ」をＲＳＳ登録したこともあって、REIKA嬢の
画像・動画を観る機会が増えた。もうメロメロだぁーーー。今年は結局、
球場へ応援には行かなかったわけだが、REIKAちゃんを応援しに行っとけば
良かったかなーー、と後悔中・・・。え？あれ？応援してる人を応援に行く
ってどーなん？なんかおっかしな～～～～い？本末転倒、竹原転倒～～！！

※あれ？ちょっと顔痩せしたぁーーー？

※宮崎巡業なのｯｼｭー

☆「BsGirlsｵﾌｨｼｬﾙﾌﾞﾛｸﾞ」内、REIKAさんの最新記事をば！
球場不足。＊REIKA＊
→ 『皆さまこんばんは(*´˘`*) REIKAです＊／寒くなってきましたね～～。ベッドやお風呂からなかなか出られなくなる季節になりました。10/29は、、★LUNAと神武さま（宮崎神宮御神幸祭）に参加させていただきました、、、✨／神話衣装も着させていただきました。このような伝統的な、神聖なお祭りに参加させていただき、嬉しくて、、そして有り難い気持ちでいっぱいです。

次の日は、LUNAと宮崎観光をしましたo(*ˆˆ*)o♪ またBsGirlsダイアリーに書かせていただきたいと思います。今回の宮崎での衝撃グルメは、「うどん」でした。( ♡˙Ο˙♡ )！ほんとーーーーに！美味しすぎる！！宮崎に行った時は必ず食べに行こうと心に決めました。』
※あれ？10月31日の日記なのに、11月2日の「BsGirlsｵﾌｨｼｬﾙﾌﾞﾛｸﾞ」
の記事が何で貼られてるの～～～？とか、細かいことは気にせんといて！

※顔文字のストックが増えていくわｰｰｰ♪

※お正月のブログには、こんな写真載せてましたｰｰｰ

●REIKAの｢SKY｣ソロ映像

・2016/4/29、オリックス×ソフトバンク戦の7回終了後でのシーン

NAVERまとめまさにオリ姫！！オリックスのチアガールBsGirlsがかわい過ぎる件
→ 『☆Reikaちゃん･･･長らくオリックスチアをやっていて、そのかわいさから、昔からのファンも多いとか。公称では、血液型：O型以外内緒、というミステリアスさ。／すっかりおっかけも定着して、オリックスチアの球界No.1美人、という定説の立役者のコでもあります。実際、そのかわいさは、見ると納得です。／チームのサイトや、個人のブログ等で、よくプライベート写真等も載っていて、どれもかわいいと評判です☆どんな時も笑顔がキュートですてきすぎます☆／こりゃあ固定ファンがつくのも納得ですね。』

※「ペンパイナッポーアッポーペーン」風に言えば、
「ベルレイカエーンドレイカブール」！！なーんか一つの英単語のようだぁー。

●150816　BsStage　カラオケ対決

・2015年8月16日（日）京セラドーム大阪のBsStageで行われた「応援歌では負けない！カラオケデュエット対決」。オリックス・バファローズのBsGirls（CHALちゃん・REIKAちゃん）と千葉ロッテのM☆Splash（みわちゃん・あすかちゃん）による球団応援歌対決！！
※BsGirls歌唱は3分55秒から！声もかわいい♪

※貼りたい画像が止まらないーーー。

※なろうなろう～～～♪

第２位　深津絵里

※邦画『永い言い訳』における、この冬の海辺での、幻想的シーンの、なんて
美しいこと、そして切ないこと！！心をググーーーッと鷲掴みにされるような
感覚、久しぶりに味わった気がするﾖｰｰｳ。

◎今年2月の「第８９回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」（主演女優賞受賞）の時の
黒いドレスも魅力的でございやしたｰｰｰ。
シネママニエラ深津絵里「主演女優賞受賞は浅野忠信の底知れぬ力のおかげ」
→ 『選考対象の作品は映画『岸辺の旅』『寄生獣完結編』の２作。前者は湯本香樹実著の小説「岸辺の旅（きしべのたび）」を名匠・黒沢清監督が映画化した、永遠の別れを描くラブストーリー。W主演の浅野忠信と夫婦役を演じており、黒沢清監督は初の出演となった。後者は、岩明均著の「寄生獣」を、原作ファンでもある山崎貴監督が２部構成で実現させたもので、右手に寄生生物のミギーを宿した高校生・泉新一と寄生生物との戦いを描く。深津は感情を抑え、初のモンスター役に臨んだ。
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深津は「歴史ある映画賞の主演女優賞ということで、素晴らしい賞にふさわしいお芝居ができていたのか、疑問がありますが、この二つの作品に出会わなければ、この賞を受理することはなかった」と冷静に分析。（中略）「これからも日本映画に関われるように、背筋をしゃんと伸ばして頑張りたいと思います」と、深津らしく言葉を慎重に選びつつも、しっかりと自身の思いを話した』
※思えば、ちょっと前には『寄生獣』で、冷血無比なるパラサイト女教師・
田宮涼子もソツなく演じてたんだもんなーーー。振れ幅凄いﾖｫｰﾔｯﾊﾟﾘｰー。

●深津絵里のBlack Comedy - Ending/へんなのかしら。

※GyaO!で配信されていたという、「深津絵里のblack comedy ブラコメ」
という番組のエンディング曲。フカッちゃんがモデルらしきﾎｸﾛ娘もｶﾜﾕｲ。
そしてフカッちゃん、歌声もｶﾜﾕｽです！

●深津絵里の結婚しない理由とは

※本人のインタビュー動画とかあれば貼りたかったんだが・・・。止む無くコレ！

gooランキング実は「未婚」と聞いて驚く女性芸能人ランキング 3位は深津絵里
★１～３３位まで
1位　石田ゆり子（46）　2位　中島みゆき（64）　3位　深津絵里（43）

　
4位　沢口靖子（51）　5位　稲森いずみ（44）　6位　天海祐希（48）
7位　松下由樹（48）　8位　かたせ梨乃（59）　9位　夏川結衣（48）
10位　片平なぎさ（57）　11位　室井滋（57）　12位　水野美紀（42）
13位　鈴木京香（48）　14位　中谷美紀（40）　15位　木の実ナナ（70）
16位　YU-KI（TRF）（49）　17位　天童よしみ（61）　18位　高橋由美子（42）
19位　坂本冬美（49）　20位　浅野ゆう子（56）　21位　森口博子（48）
22位　中森明菜（51）　23位　高橋尚子（44）　24位　いしのようこ（48）
24位　岸本加世子（55）　26位　アジャ・コング（45）　27位　さとう珠緒（43）
28位　渡辺美里（50）　29位　真琴つばさ（51）　30位　岡本夏生（50）
31位　紫吹淳（46）　32位　水森かおり（42）　33位　大林素子（49）
※女優さんや女性タレントさんって、精神上は男性以上に男性みたいなもん
やし、別に大して驚きもしないｯｽけどねえ～～～。

産経ニュース深津絵里が「永い言い訳」で見せた、脳裏に焼き付く存在感とは…
→ 『今回、深津が演じたのは、作家の幸夫（本木雅弘）の妻、夏子。彼女は、スキー旅行のバス事故で死亡する。しかし、幸夫は関係が冷え切っていた夏子の死を悲しむことができない。（中略）元々、夏子は優秀な美容師で、幸夫の作家としての下積み時代を支えてきたが、幸夫は彼女に屈折した気持ちを抱いている。
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夏子が人前で自分を筆名の「津村啓」ではなく、伝説的なプロ野球選手と同じ本名の「衣笠幸夫」で呼んだことに腹を立て、幸夫がかみつく。「分かってやってんだろ。おれに恥かかす気で」「私はずっとそう呼んで来たのよ。あなたが小説家になる前から」「てめえで食えもしなかった時代を忘れんなよってこと？　まあ、おれのメンツなんてあなたにはどうでもいいだろうけども」／身勝手な言葉を投げつけられ、夏子はじっと耐える。深津の暗い瞳が、キリキリとこちらの胸を締め付ける。

夏子はどんな思いで幸夫と暮らしていたのか。深津の出番は極めて少なく、胸中を語る場面もほとんどない。しかし、事故直前のバス内で窓の外を眺める夏子のはかなげな面影や、遺影の澄んだ眼差しなどが、見る者の心に強く突き刺さってくる。

　陽一の一家と幸夫が海に出かけるエピソードがある。陽一が、この場に夏子がいないことを残念がる。幸夫が遠い波打ち際に目を向けると、こちらを振り返る夏子の幻影が見える。失われてしまった大切な存在が、静かに笑みを浮かべている。深津の存在感を生かした、きわめて印象的なシーンだ。』

WEB GOETHE 心の痛点を突かれ、ぞっとする映画滝藤賢一の映画独り語り座 Vol.21
→ 『今回、紹介する『永い言い訳』ですが、西川美和監督の私生活がうっすらと透けて見えてくるような気が僕はしました。それは、妙齢の才女の真意にうっかり触れ、「こんな冷静な視線で家族や夫婦の関係を見つめているのか!?」と背筋が凍るような......。

数少ないシーンで強烈なインパクトを残す妻役の深津絵里さんですが、映画を観終わって何週間も経つのに、彼女の静かに夫を射すくめる目、存在が脳裏に焼きつき、「奥さんにこんな風にそばにいられたらしんどいなあ」と戦慄（せんりつ）しています。しかし、本人にそんなつもりがあるのかないのか。夫婦の関係を何とか修復し、必死に保とうと足掻（あが）いているようにも見える。そんな深津さんのあまりに絶妙な芝居は、まさに職人芸。想像をかき立てられ、彼女のトラウマから逃れられない。もし現場でお会いすることができたら、その真意を聞いてみたい。』

KAUMO 深津絵里のかわいい髪型50選！ショート〜ロングまで徹底的にご紹介
→ 『透明感にあふれ、年代問わず女性にも男性にも人気の深津絵里さん。髪色は変えずに色々なバリエーションをみせてくれる深津さんのヘアスタイルを集めてみました♪黒髪でも茶髪でも真似しやすいヘアスタイルばかりです！』
※最後は、『永い言い訳』ならぬ、「長～い、いいワァ～、毛」特集ｗ

※『永い言い訳』でも美容師さんの設定でしたけど、写真並べて見てみると
どことなく、本物の美容師さんっぽいｯｽよーーー。

第１位　西川美和

※透明感あふれる映画のヒロイン、、、よりも監督さんを１位にしちゃうのって
どーなん！？と思われそうだが、やはりどう考えても、西川美和監督への興味の
方が、フカッちゃんの神秘性をも上回るものだった、としか言い訳のしようがな
いのであった。。。ああ、まだ『永い言い訳』の原作本を買えていないﾜｰ。ｽﾞﾎﾞﾗ
過ぎんな～～～。あ、そうか、パンフレット同様、劇場で買えるのかも知れんな。
次、アースシネマズ姫路へ赴いた節は是非ぜひ・・・( ♡˙Ο˙♡ )ﾜｸﾃｶ

cakes 28歳の西川美和は「“女の幸せ”は手に入らないとしても良し」と笑顔で言ったけれど。
→ 『この道20年のベテラン女性誌ライター・作家の芳麗さんが贈る、“ありふれた女”たちのための幸福論です。／芳麗：いきなり、大きな質問ですが、西川さんにとっての幸せとはなんでしょう？／西川：なんでしょう（笑）。……お相撲で言うところの「8勝7敗」ですかね。人生の折々、別れとか挫折とか、不幸な要素は絶対に駆除できないと思うんです。たまには悪いことがないと、何が大切なのか気づけないことも多いですしね。だから、せめて勝ち越せるくらいまでは努力したいし、勝ち越せたら、“幸せ”ということにしようと思っています（笑）。／芳麗：欲張らない方が幸せですか？／西川：……というか、私は不器用だからすべては得られないし、すべてを得ている人が幸せとも限らないですよね。だから、ギリギリ勝ち越しくらいで十分。／芳麗：「永い言い訳」では、主人公の幸夫が「自分の幸せの尺度でモノを言わないでよ」と言う場面がありますけど。西川さんは、他者の幸せは決めつけずとも、自分にとって幸せは何なのか、その物差しがはっきりあるのかなと。だから、勝ち越せれば十分だと言える。／西川：そうですかね。／芳麗：やっぱり、西川さんにとっては「映画を作ること」が圧倒的に大切なんじゃないですか？初めてお会いした時、当時28歳だった西川さんは、「22歳で是枝監督のもと、助手として働けることが決まった時に、いわゆる“女の幸せ”は手に入らないとしても良しとした」とおっしゃっていたんです。その潔さに、迷ってばかりの私は驚きつつも、ぐっと引き込まれました。／西川：そんなこと言ってましたか（笑）。それは若さゆえ、自分自身にカッコつけていたんですよ。本当は迷っていましたし、今だってまったく迷わないとは言い切れない。その年齢ごとに、やっぱり結婚した方がいいのだろうかと思ったりもしましたよ。

／芳麗：そうだったんですね。／西川：ただ、その欲求の程度は低かったんでしょうね。私の場合、迷ったり悩んだりしたとはいえ、結婚や出産など、一般的な幸せのための努力は一切しなかったですから。／芳麗：ああ、私もです（笑）。／西川：だから、このざまですよ（笑）。仕事にせよ、プライベートにせよ、人間は本当に欲しいものは、案外ちゃんと手に入れていると思うんです。心底、欲しいなら、それを手に入れるだけの努力や行動が伴うはずだから。（中略）芳麗：監督自身、幸夫はこれまでの作品で最も自分に近い人物だとおっしゃっていましたよね。／西川：はい。実は、過去の作品の登場人物も自分に近かったんですよ。でも、作者としての照れがあるし、観る人の幅を狭めたら嫌なのでそう言わなかっただけ。でも、今作は非常に痛い目にあう主人公だから。なんの罪もない善良な市民より、自分に近い設定や存在にした方が躊躇なくいじめられるかなと（笑）。／芳麗：なるほど。／西川：私も幸夫と同じ物書きの人間独特のアンラバンスさがあるんですよね。自尊心は高いのに、健全な自信は持ち合わせていなかったりする。世間的には脚光を浴びたり、多少の才能がある人間の扱いを受ける機会もあるけれど、実情は全然違（笑）。この作品におけるトラック運転手の陽一のように実業についている人に比べて、社会的にはとても未熟なところがあるから……。芳麗：たしかに、実業についている陽一と、虚業についている幸夫は、成熟した箇所と未熟なところが全然違いますよね。／西川：はい。幸夫のように、社会人として不器用で稚拙な部分が多々あるのは、虚業についた人間独特のものがあるなと思うんです。そこは私自身も、非常にコンプレックスがあって……。／芳麗：意外ですけど、わかります。私もこういう仕事ですし、子供も持っていないので、40歳を超えてるのに幼いのではないかという不安はあります。すでに若くないことも、子供を持っていないこともコンプレックスではないけれど、やっぱり、幼くてダメ人間なのかなって（笑）。仕事は一生懸命やっているつもりなんですけどね。／西川　欠落感はありますよね。そのへんも含めて、大人になれない大人のダメさ加減を余すところなく幸夫に投げ込みました（笑）。

芳麗：でも、幸夫が可愛らしいというか、やっぱりダメだなぁと共感してしまうのは、延々と言い訳しているところです（笑）。作品のタイトルも「永い言い訳」になっていますけど。／西川：そうですね（笑）。／芳麗：西川さんは、人間の悪意とかダメな部分を容赦なく描きながらも、ダメな自分に開き直る人物ではなく、苦しんで「言い訳」している人を描いていますよね。それはなぜですか？
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西川　あぁ。それは多分、私が一周回って性善説なところがあるからだと思います。私もこう見えてお人好しなところがあるので（笑）、どんな悪人でも、心のどこかで良い人間でいたいと思っているんじゃないか。悪い人間になりたくて仕方ない人はあんまりいないんじゃないかと思っているんです。／芳麗：なるほど。「良い人間でありたい」と思う気持ちが言い訳を長引かせる（笑）。他の西川さんの作品もそうですよね。絶対的な悪人も完璧な善人も登場しないけど、共通点は、善人でありたい人たちだなと。／西川：そう、自分なりの善人でありたい。その善悪の尺度って、社会の善悪の尺度とはズレがあると思うんですけどね。それでも、少しでもまともでありたいと思うのが人情じゃないかな。／芳麗：言い訳しているうちは、悪人になりきれないですものね。／西川：ええ。でも、あくまでも私の仮説です。人間はそんなものでもなく、もっと恐ろしいものかもしれないですけどね（笑）』

Eﾃﾚ SWITCHインタビュー達人達（たち）
『人気グループ「いきものがかり」のリーダーで作詞作曲を手がける水野良樹と映画監督の西川美和。創作は誰のためにするのか？「他者」と「自己表現」をめぐる深堀りトーク。

水野は西川の仕事場である神奈川の旅館を訪問。かつて小津安二郎も脚本執筆のため利用していたこの旅館で、自分の書いた原作や脚本を他人が演じることで成立する映画制作という表現手段の謎と魅力について問いかける。一方、西川は音楽制作中の水野をスタジオに訪問。自分の書いた曲を女性ボーカルが歌うことで多くの人に支持されてきた「いきものがかり」の歌について、水野が長年抱いてきた自負と表現への複雑な思いを引き出す』

これはｺｿｰｰﾘ 9TSU動画（58分47秒）

※お互いの土俵に相手を呼び込んでインタビューを敢行！面白い構成の番組ﾃﾞｽﾈ！

↓コチラは『夢見る二人』の頃の対談番組ﾃﾞｰｽ♪
●夏目三久×西川美和（映画監督）【ナツメのオミミ #15】（24分14秒）

・フリーアナウンサーの夏目三久がそのお耳で今一番聞きたいあの人のお話をいろいろ聞いちゃうトーク番組『ナツメのオミミ』
※虫たちのオーディション、ｵﾓﾛｼｗ

西川美和　師匠・是枝裕和に“似ない言い訳”
→ 『【師匠のようにやればうまくいく、わけではない】／西川：結局、師匠のやってるようにやればうまくいく、という考え自体が間違いだったんです。私と是枝さんはパーソナリティーも、描いている物語も違う。そして、子どもたちもひとりひとり違う。そう気づいて、是枝さんに比べると荒っぽかったとは思いますけど、私は私なりのやり方を見つけました。叱り飛ばしたりしながらね（笑）。そんなふうに、色んな混乱も含めて、非常に人間的な現場でした。子どもがいるという豊かさを経験できたことは本当によかったですね。／Ｑ：是枝さんは、できあがった作品をご覧になって、何かおっしゃっていましたか？／西川：珍しくほめてくださいました（笑）。「子どもたちがとてもいい。よくあーちゃん（※）にあんなお芝居をつけられたね」と言ってもらえて、ちょっとホッとしましたね。

【「永い言い訳」のベストショット】／Ｑ：その深津絵里さん演じる夏子が、バス事故で亡くなる直前の、顔のアップのカットが非常に印象に残っています。／西川：あのカットは、私、この作品で一番のベストショットだと思っています。／Ｑ：そうなんですね！／西川：最初に、音もなくバスが上がって消えていく、という1枚の画が浮かんで、この作品を映画にしようと思ったんですよね。／Ｑ：そして、生きている最後の夏子が見られるのがあのカット。トンネルを抜けた後に、目が覚めた夏子が、窓の外を見ます。／西川：そう、単に窓を見るだけなんです。でも、あの顔の中に、彼女が何を考えているのかを、きっと見た方は様々に想像しますよね。それが、映画の豊かさであり、言葉に頼らないものの強みだと思うんです。もうひとつ、夏子が夏の海に幻影のように出てくるシーンもそうなのですが、何を感じるかは様々でいい。私が観客に委ねている部分です。観客がより想像力をふくらませ、自分の人生に引き寄せて見ることができる自由さっていうのが、小説とはちょっと違う、映画の豊かさだと思うんです。