『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

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eiga.com 作品情報 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
■解説:「ジェシー・ジェームズの暗殺」「インターステラー」のケイシー・アフレックが主演し、心を閉ざして孤独に生きる男が、兄の死をきっかけに故郷に戻り、甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく姿を描いたヒューマンドラマ。「ギャング・オブ・ニューヨーク」の脚本で知られるケネス・ロナーガンが監督・脚本を務め、第89回アカデミー賞では作品賞ほか6部門にノミネート。アフレックが主演男優賞、ロナーガン監督が脚本賞を受賞した。プロデューサーにマット・デイモン、主人公の元妻役で「マリリン 7日間の恋」のミシェル・ウィリアムズ、兄役で「キャロル」のカイル・チャンドラーが共演。アメリカ、ボストン郊外で便利屋として生計を立てるリーは、兄ジョーの訃報を受けて故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻る。遺言でジョーの16歳の息子パトリックの後見人を任されたリーだったが、故郷の町に留まることはリーにとって忘れられない過去の悲劇と向き合うことでもあった。
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■スタッフ:/監督 ケネス・ロナーガン /製作 ケネス・ロナーガン キンバリー・スチュワード マット・デイモン クリス・ムーア ローレン・ベック ケビン・J・ウォルシュ /製作総指揮 ジョシュ・ゴッドフリー ジョン・クラシンスキー デクラン・ボールドウィン ビル・ミリオーレ /脚本 ケネス・ロナーガン /撮影 ジョディ・リー・ライプス /美術 ルース・デ・ヨンク /衣装 メリッサ・トス /編集 ジェニファー・レイム /音楽 レスリー・バーバー
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■キャスト:ケイシー・アフレック(リー・チャンドラー) ミシェル・ウィリアムズ(ランディ) カイル・チャンドラー(ジョー・チャンドラー) ルーカス・ヘッジズ(パトリック) カーラ・ヘイワード(シルヴィー) C・J・ウィルソン(ジョージ) グレッチェン・モル(エリーズ) マシュー・ブロデリック(ジェフリー) アンナ・バリシニコフ ジョシュ・ハミルトン テイト・ドノバン スーザン・プルファー ロバート・セラ トム・ケンプ
■作品データ:/原題 Manchester by the Sea /製作年 2016年 /製作国 アメリカ /配給 ビターズ・エンド、パルコ /上映時間 137分 /映倫区分 G
オフィシャルサイト

●予告編


ムビッチ この“わびさび”は日本人にこそわかる!と共感の声続々!『マンチェスター・バイ・ザ・シー』満席続出の大ヒット&拡大上映決定!
『公開直後からSNSでは「今年のベスト!」「圧倒された。涙が止まらない」などの熱のこもった感想が次々と投稿されていたが、注目すべきは「まるで日本映画を見ているかのよう」「昨年感動した日本映画を思い出した」「なんて日本的な侘び寂び(わびさび)なんだ……」といった、日本および日本映画を引き合いにだしたコメントが非常に多い。口コミで人気が拡がって興行収入15億円を超える大ヒットとなり、「となりのトトロ」(’88)以来2度目となるアニメ作品にしてキネマ旬報ベスト・テン第一位に輝いた「この世界の片隅に」(’16)や、鎌倉を舞台に4姉妹の日常を綴った「海街 diary」(’15)といった近年の日本映画の話題作の名前を挙げたり、さらには現在好評オンエア中のドラマ「やすらぎの郷」が大きな話題を呼んでいる脚本家の倉本聰さん作品や、「岸辺のアルバム」など家族ドラマの名作を数多く手がけた脚本家・山田太一さん作品に通じる情緒を感じた、といった感想が多く挙がっており、いかにこの「マンチェスター・バイ・ザ・シー」が、自国の映画・ドラマのように身近なものとして日本の観客の共感を集めているかが分かる。また、ケイシー・アフレック演じる叔父のリーと、ルーカス・ヘッジズ演じる甥のパトリックのやりとりに、山田洋次監督『男はつらいよ』シリーズの寅次郎(渥美清)と満男(吉岡秀隆)の姿を重ねる人も!』
※なるほどぉ~~~~。ワチクシ的には、この主人公の影を引きずる男に
とろサーモン・久保田の面影を見、親近感を持って観れてしまったワァーーw
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↑因みに、コチラがとろサーモン久保田ッチ♪

☆コメント
「映画はたいてい、快復や、成長や、再出発を主人公に強いる。だからこそ観る者は満足もするが、所詮作り物だな、としらけることもある。誰も映画で言わせてはならないと思っていた言葉を主人公がうめき出してくれたことで、現実のドツボにハマっている人がどれだけ寄り添われただろう。映画を観ているようで、自分の人生を見せられている。出口がないように見えるかも知れないが、この作品は観る者を絶対に孤独にしない」ー西川美和監督
※カッケーコメントだなーー♪

フクイヒロシさん インスタグラム
イラストレーターとフィルマガで映画コラム連載しています。どうぞよろしくお願いします』

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※裏事情を簡潔にまとめた4コマ漫画。

町山智浩 映画「マンチェスターバイザシー解説


オリコンニュース マット・デイモン、主演交代は「正解だった」 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』インタビュー
『原案は、デイモンとジョン・クラシンスキー氏が2人で考えたものだった。『トロント国際映画祭』でインタビューを受けたデイモンは、以前舞台で仕事したことがあったロナーガン監督に脚本を依頼。「僕が監督をする予定だったが、初稿を読んで雷に打たれたような強い衝撃を受けた。これを監督できるのは君しかいない。僕は主演をやるから」と、ロナーガン監督を自ら説得したという。/その後、デイモンはスケジュールが合わず、主演はデイモンの旧友ベン・アフレックの弟であるケイシーに譲ることに。気心知れたケイシーについて、デイモンは「誰よりもケネスの意図を理解している。彼で正解だった」と、配役に満足げ。完成した作品を観て「とにかくすばらしい。心に強く残る映画だ」と胸を張った。』

◎感想ブログいろいろ(ネタバレ部分は入っていません)

心のままに映画の風景 マンチェスター・バイ・ザ・シー
ケイシー・アフレックは元々演技力はあるのに、いまいち、存在感が薄かったのですが、今作ではケイシー・アフレックありきの作品だと強く感じました。伝記映画でどこまで似せるか、痩せた太った、あらゆる依存症、去年は瀕死の重症でうんうん唸ってましたけど、等身大な一般人役で受賞というのは久しぶりか珍しいのか、背負ったものは大きいけれど、人として普通に寄り添える人物像でオスカーというのは好感持てます。
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何かにすがるとか、許しを請うとか、そんな甘い考えなんて一切ない男の繊細な感情や、ほんのわずかな心の回復を見事な演技で表現していて、オスカーは納得です。全体的に淡々とした中、目の強弱や後ろ姿に魂が込められたかのようで、美しくのどかなマンチェスター・バイ・ザ・シーのロケーションとケイシー・アフレックがピッタリと収まっているようでした。「アルビノーニアダージョ」が流れる中で明かされる過去の悲劇はより一層重く辛くのしかかりました』

●ジャゾット アルビノーニアダージョ

※この音楽を聴くと、映画のワンシーンが蘇るのだ。。。

ここなつ映画レビュー 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
『この作品は「家族のあり方」を描いているのだ、と、途中までは思っていた。少し複雑な家族構成、思春期の少年パトリックとなかなか組せない変わり者の叔父…短気で暴力的で人と馴染めない叔父のリー。パトリックにしたって、この世の春の16才を旺盛にしかし無礼に過ごしている青二才に過ぎず、その生活態度は通常ならどうかと思う部分がある。リーの過去が判明した後も、ある意味この作品は「家族のあり方」の作品であることに変わりはないのだけれど、判明した後はもう全然、その本質が違う。違って見えてくる。何故リーは寡黙で厭世観が溢れているのに突如として暴力的になるのか?何故リーはボストンの便利屋を引き払ってパトリックと共に住もうとしないのか?兄のジョーから遺言でパトリックの後見人に指定されているのに。
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この作品が真に傑作だと言えるのは、リーを演じたケイシー・アフレックの演技力もさることながら、この作品が、救いの有る無しの危ういバランスをギリギリの所で保っているからだ、と思う。「兄の忘れ形見の甥と衝突しながらも心を触れ合わせていく内に…」などのおためごかしがない。リーは「乗り越えられない」のだ。そう人には、人生には、「乗り越えられない」ことがあるのだ。いいとか悪いとかの問題ではなく、自分の意思でも他人の助力でも環境でも「乗り越えられない」ことが確かに存在している。/10才のパトリックを兄と共にヨットに乗せていた頃のマンチェスター・バイ・ザ・シーの海と、今再び訪れたマンチェスター・バイ・ザ・シーの海とでは、リーの目にはどのように異なって写っていたのだろうか?観客には同じように美しい海に見えるのだけれど。/(蛇足であるが、この作品はアカデミー賞脚本賞を受賞し、リーを演じたケイシー・アフレックは主演男優賞を受賞したのだけれど、ケイシー・アフレックはセクハラをした(過去完了?現在完了?)男だという理由で、受賞セレモニーで女性プレゼンテーターからハグされなかった。私は基本的な考え方として、俳優・女優の私生活や信条、人柄を俳優としての評価に繋げることを全く良しとしないし…あの人いい人だから、とかいうのが作品上の役を演じるのに何の関係があるというのだ?…もうせんその信条等に興味もないのだが、今回の授賞式でケイシー・アフレックが受けた行為は、作中のリーと重なって見えた。こじつけに過ぎないかもしれないけれど、過ちを犯した為に、二度と償えない立場に立たされていて、それを世の中に知らしめることになってしまったという点で。) 』

☆セクハラで訴えられたニュースを探してきたーーー!
シネマトゥディ セクハラでまた訴えられる!下着姿で女性のベッドに入り込んだケイシー・アフレック 2010年8月2日
『映画の女性プロデューサーからセクハラで訴えられたベン・アフレックの弟ケイシー・アフレックが、今度は同映画の撮影監督からもセクハラで訴えられた。
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ケイシーは先日、ホアキン・フェニックスがラッパーに転身していくドキュメンタリー映画『アイム・スティル・ヒア』(原題)のプロデューサー、アマンダ・ホワイトにセクシャル・ハラスメントで訴えられたばかり。今回は撮影監督のマグダレーナ・ゴルカが225万ドル(約2億250万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしたとハリウッド・レポーターが報じている。(1ドル90円計算)/訴状によると、ケイシーは夜中に無断でマグダレーナのホテルの部屋に入り、下着姿でベッドに入り込んで、彼女に寄り添って寝たとのこと。ビックリして起きたマグダレーナによると、このときのケイシーは酒の臭いをプンプンさせていたという。彼女はケイシーを追い出し、翌朝、彼に文句を言った後、この映画の撮影監督を降板。しばらくしてから、他の女性スタッフと一緒に映画に再雇用されたものの、ケイシーは彼女をののしり、言うことを聞かないと批判ばかりして悪い職場環境を作ったとされている。耐えられなくなったマグダレーナは映画を完全に辞めたが、きちんとしたギャラも支払われず、この映画の撮影監督として記録されなかったとのこと。/今回のマグダレーナの訴訟は、プロデューサーのアマンダの勇気を受けて立ち上がったものと思われ、これからもほかのスタッフやキャストがケイシー相手にセクハラ訴訟を起こす可能性もある』

ケイシー・アフレック インタビュー


こねたみっくす 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
『この冷たい風も、必ず温かい風になる。実兄ベン・アフレックの影で密かに輝き続けていたケイシー・アフレックが第89回アカデミー主演男優賞を受賞したこの作品は、静かで地味な映画。でも保護者になるという決断をした者の強さを静かに描いた映画でもある。だからこそ、弟という立場をよく理解しているケイシー・アフレックには相応しい映画なのかもしれない。(中略)冷たい冬風が吹く故郷にもやがて温かな春風は吹く。ボストン郊外で雪かきをしなくてもいい季節がやってくる。そして傷ついたリーの心にも、その傷がようやく癒される日がやってくる。今は亡き兄ジョーが最も待ちわびた日がやってくる。だがこの映画ではその日は描かれない。春風が吹く日も描かれない。なぜなら誰もがもうその日が必ずやってくることを確信しているからだ。リーの生きる力が蘇ることを誰も疑わないからだ。そんな優しさがこの映画には詰まっている。』

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※このシーンのやりとりは圧巻ザンシタ。

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※最後は可愛いショットを・・・。ーカモメが翔んだ日ー。




ワカコ酒 呑兵衛カレンダー」& 松下幸之助 一日一話

(詳細は、5月1日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日5月29日(月)の、呑兵衛カレンダーはァ~?

『どこまでも白いしらす大根おろしを醤油で染める 暗い喜び』

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【かんたん家呑みレシピ】
しらすおろし』・・・そのままでも日本酒とばっちり合うしらすおろし。オクラを加えると、さっぱり食べられ何にでも合う、万能のおつまみに早変わり。

☆関連書籍、お店情報、名言などなど!

ライブドアニュース 「しらすおろし」を正しく作れたのは14人中4人だけ…検証結果に驚き 2015年11月8日
『11月8日に放送されたバラエティ番組「噂の!東京マガジン」(TBS系)の人気コーナー「やって!TRY」で、“しらすおろし”を正しく作ることができた女性が14人中4人しかいなかったことに驚きの声が上がっている。“しらすおろし”と言えば、大根おろししらすを載せただけという、シンプルの極みのような一品。しかし番組では女子高生らが挑戦し、正しくできたのは14人中4人、約3割程度の正解率だった。しらす自体はわかっていても、それを細かく刻んでみたり、たたみいわしと混ぜてみたり、はたまた卵焼きにしてみたりと、あまり完成品の状態をイメージできていない女性が多かったようだ。
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この結果に、Twitterなどでは驚きの声が続々。「しらすおろし、食べたこと自体ない時代なのかな」「なぜ作れないのか」「4人しか作れないとか終わってるだろ」「この子たちが悪いんじゃない。圧倒的に親が悪い」「これ過去最高に簡単だろ…」など、大きな反響を呼んでいる。』

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※別に「衝撃」でもなんでもないけどなー・・・

しらすおろし作る やってTRY



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※ワカコさんご推薦のオクラしらすおろし、完成でーーーーっす!

☆本日の、『松下幸之助 一日一話』
松下語録

“まかせてまかせず”

「「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、人に仕事をまかせる場合、原則としては、こういう仕事をやりたいと思っている人にその仕事をまかせる、ということがいいのではないかと思います。しかし、まかせてはいるけれども、たえず頭の中で気になっている。そこでときに報告を求め、問題がある場合には、適切な助言や指示をしていく。それが経営者のあるべき姿だと思います。これは言いかえますと“まかせてまかせず”ということになると思います。まかせてまかせずというのは、文字どおり“まかせた”のであって、決して放り出したのではないということです。」

細かすぎて伝わらない関連動画など


東洋経済ONLINE 「心配せんでいい。後は、わしに、任せておけ」
『昭和54年9月のこと。そのとき松下幸之助は、少々疲れた様子で、ポツリポツリと話していた。「心配せんでいい」「こないだ、きみがやってくれた仕事な、あれ、相当厳しく文句言うてきたS金属の会長さんがいたわな。きみの報告を聞いて、あれからいろいろ考えていたんやけど、まあ、きみの言うてるほうが正しいと思うわ。けど、正しいことだけで人を納得させることはできんときもあるな。そのことだけ分かっておればそれでよろしい。心配せんでええわ。後はわしに任せておきや。きみがわしの考えに沿って仕事をしたんやということを、ようその人に話しておく。うん、それよりな、こういうことで、きみ、志を失ったり、弱気になったりしたらあかんで。そこんところをしっかりと心に置いておかんと」
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こういうことは、たびたびあった。「心配せんでいい。あとはわしに任せておけ」という言葉にいつも感動し、心のなかで涙を流していた。そういうことで、基本の考えを守って、仕事をしておれば、という思いが重なると、経営をやっていくとき、仕事をやっていくとき、とにかく松下からの基本の考え方に沿いつつ、事業に取り組むことが身についてくる。
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経営者として、後半はほとんどというより、全く叱責されるというようなことはなかった。常に、松下の考え方、基本方針に沿うことを徹底して心がけたからだ。こういうことを考えてくると、松下幸之助は、叱るにしても、ほめるにしても、その基準がハッキリしていたから、実に、仕え易い「上司」であったと言えるかもしれない。/いまでも、この松下の「きみ、心配せんでいい。あとはわしに任せておけ!」という声がハッキリと聞こえてくる。それにしても、今、こういうことが言える経営者、上司がいるのだろうか。』

●僕にまかせてください・・さだまさし ーデイリーモーションー
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ジョニーAのつぶやき:ネコの親の教育はまさにコレ。基本、放任主義で子供任せにしておくが、後方でさりげ~に見守っていて、何かあったらすぐ助けに来るのだ。人間の親の中には何から何まで手をかける過保護親が多い気がする。そのあたりはネコ母さんをお手本にしてもらいたい!是非に・・・。