「アンナチュラル」に触れざるを得ない。。。第7話!

Tver 「アンナチュラル」第7話
『殺人犯がネットで実況生中継!? 犯人からUDIへの挑戦状・・・人質を救うための死因究明!! 犯人の目的と、衝撃の事件に隠された秘密とはーー!? ある日、ミコト(石原さとみ)に謎のアドレスが貼られたメールが届く。アドレスをクリックすると、「殺人者S」を名乗る学生が自分が殺したというYの遺体を「殺人実況生中継」としてライブ配信していた!殺人者Sは「Yの死因は何でしょう?」と挑戦状を叩きつける。答えを間違えると人質になっているXも殺されるという中、ライブ配信映像から死因を探り始めるミコト。果たして、法医学者VS殺人者Sの勝負の結末は!?』

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※ミコトの弟(義理)が勤める予備校が舞台となる・・・。

デイリー新潮 異常死の9割解剖されず… 石原さとみ熱演で分かった日本の「アンナチュラル」
『これならシリーズ化も十分アリか。法医学の世界をテーマにした石原さとみ(31)主演のドラマ「アンナチュラル」。その評判が玄人からもすこぶるいいのだ。が、一方、現実の法医学界に目を向ければ、実は、世界の常識ではあり得ない、まさに“アンナチュラル”な事態に陥っているという。ドラマは、死体を解剖する架空の「不自然死究明研究所(UDIラボ)」を舞台に、「死」の裏に隠された謎を解明するという法医学ミステリー。石原の他に窪田正孝(29)や松重豊(55)などが脇を固め、一昨年ヒットした「逃げ恥」の野木亜紀子が脚本を手掛けている。
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ライターの吉田潮氏は「今期のドラマの中ではピカイチじゃないでしょうか。ここ数年、石原さとみは女の子たちの憧れのような可愛い存在を演じていましたが、今回はクールな一面を上手く演じ切っています」彼女の熱演を褒めたうえ、「専門的な題材に加え、女性差別の問題や労働問題にまで斬りこんでいる。まるで海外の人気ドラマのような雰囲気があります」今のところ、最高視聴率は13・1%だが、今後、さらに数字が伸びるのではないか、と期待を寄せるのだ。/それだけではない。解剖医で千葉大附属法医学教育研究センターの岩瀬博太郎センター長も、「これまでの医療ドラマとは一線を画したリアル感があり、日本における法医学の現状を、かなり忠実に描いているように思います」と語る。では、現実の法医学の世界はどんな状況だというのか。現在、日本では年間約130万人の死亡者が出ているが、そのうち、約14%の17万人が、「異状死」として警察に届けられている。
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「この異状死で亡くなった人のうち、事件性の有無を調べるために司法解剖されるのは4〜5%、約8000体です。事件性がないと判断された死体を扱う行政解剖を含めても、全体で12%程度。つまり異状死の約9割が、解剖もされずに荼毘に付されていることになるのです」(同)/となると、犯罪が闇に葬られている可能性も十分、あり得ることになる。「この解剖率は、先進国の中では極めて低い数字です。米国は約60%、オーストラリアで約55%、スウェーデンにいたっては約90%といわれています。ドラマの中でも語られていましたが、日本は諸外国に較べて、法医学の分野では後進国といっていい」(同)/なぜ、ここまで解剖率が低いのかと言えば、現在、法医学者の医師は全国で約150人、明らかな人材不足に加えて、設備にかける予算も足りないからだという。「法医学に対する国の考えは死人に出すお金はないということなのでしょう。解剖すれば、生きている人がよりよく生きることができるはずなのに、その発想が役人や多くの政治家に欠如している。給与も臨床医に較べればはるかに安いことも影響しています。国にはドラマに登場するUDIラボのような独立機関としての『研究所』を作ってほしい。このドラマが注目され、こうした実態に少しでも警鐘を鳴らしてくれるように願っています」(同)石原さとみ、責任重大!』

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※先日観た映画『サニー/32』が、SNSでアイドルが教祖として奉られるという
現実味のないシーンを取り入れていたのに対して、こちらは実に現況のネット配信
環境をふまえた、“あるある”な中身で感心した。リサーチ力の差も、作家の腕の
差異になるんだなーーー。

まんたんウェブ アンナチュラル:第7話視聴率は9.3%
『女優の石原さとみさんが主演する連続ドラマ「アンナチュラル」(TBS系、金曜午後10時)の第7話が23日に放送され、平均視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。ドラマは、死因究明専門のスペシャリストが集まるUDIラボを舞台に、全国で170人ほどしか登録がないという「法医解剖医」の三澄ミコトが「“不自然な死”(アンナチュラル・デス)」を解明していく姿を描く1話完結の医療ミステリー。2016年の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子さん脚本のオリジナル作。
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  7話「殺人遊戯」は、三澄ミコトに謎のアドレスが貼られたメールが届く。アドレスをクリックすると、「殺人者S」と名乗る学生が、自分が殺したというYの遺体の様子をライブ配信していた。殺人者Sはミコトに対し、「Yくんの死因はなんでしょう?」と挑戦状をたたきつける。答えを間違えたら、人質になっているXも殺すという中、ライブ配信の映像からミコトは死因を特定することに……というストーリーだった。』
カーリングの真裏にブチ当たったことを思えば、健闘した数字なんじゃな~い?

●主題歌 各界のラストシーンも甦ります♪


★優等生女子高校生徒役 のこの子がちょっと気になったゾヨ
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・森高 愛(もりたか あい)
1998年1月14日生まれ、20歳。
日本のファッションモデル、女優。埼玉県出身。テンカラット所属。
「烈車戦隊トッキュウジャー」カグラ(泉神楽)/トッキュウ5号役
「探偵の探偵」(第4話)木梶愛莉役
「嫌われる勇気」(第3話)相良裕子役
兄に愛されすぎて困ってます
※ふーーーん、すでにいろいろ出ているのネンー。

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※メインとなる生徒たちの集合写真。イジメ役の子が特にウマかったゾ。

公式HP 現場報告書 中堂&坂本の再会など7話の舞台裏
『解剖シーンなしの今回、UDIメンバーはさまざまなハイテク機器を使って科学捜査を行いました!こちらは学校の備品倉庫で、血液や人の痕跡を可視化させる特殊なライトを使ったシーンの撮影風景。そのライトを借りるために坂本の職場へ行った中堂。“クソ”問題以来、久しぶりの対面です!新さんと飯尾さんはテスト撮影の段階から絶妙なテンポ感でセリフをやり取りし、さらに飯尾さんの動きはアドリブもありで、新さん自身が思わず「名コンビ!」と笑ってしまう一幕も^^ 相性が悪いのか本当はいいのかよくわからない中堂&坂本コンビですが、待ち時間はお2人仲良くおしゃべりしていました♪』

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※この二人には、最後は和解してほしい・・・。中堂にスナフキンのコスプレ
をさせる坂本、そして満面の笑み・・みたいなラストシーンが観たいものナリ~!

☆中堂(アラタ)と坂本(ずん飯尾)の病院廊下でのクソシーンを何度でも
観たいので、動画探してみよう。。。

●中堂と坂本 アンナチュラ


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※名コンビ誕生~。

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角川映画『晴れ、ときどき殺人』(主演:渡辺典子)みたいなことになり
かけたワケですねー。いやぁー、アブナイアブナイ・・・。

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※そうか、石原さとみ市川実日子は『シン・ゴジラ』で共演してたンかー!
・・・って、後ろに漣さん。。(´;ω;)ウェーーーン

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※『シン・ゴジラ』では空気だった二人(お互いのことが目にも入ってない?)

公式HP 法医学監修・上村公一先生インタビュー 前編
『「アンナチュラル」法医学監修の上村公一先生(東京医科歯科大学)に、ドラマ制作との関わりや法医学の現状などについて、お話を伺いました。前後編の2回に分けてお届けします!/Q:ドラマでの法医学監修の仕事を教えてください。/上村:台本に関して言えば、盛り込む法医学ネタについて脚本家さんから相談があります。専門的な立場から助言して、数回のやりとりの後、台本が出来上がってきます。出来上がった台本も再チェックします。その台本をもとに、助監督さんや美術さんと撮影に使う小道具や書類などの打合せをします。解剖シーンは台本とは別に詳しい進行台本も作るので、撮影当日は現場に行って、それをもとに解剖時や検案時の人の動きなどをアドバイス。その現場指導は、鵜沼香奈先生と交代で行っています。このドラマは先進的な研究所が舞台なので、その中で展開していくストーリーはなかなか新鮮ですね。Q:石原さとみさんの解剖医役はいかがですか?/上村:撮影前に大学に来られて打ち合わせをしましたが、撮影中も専門用語のイントネーションや器具の持ち方、「ここを触ると手袋に血はつきますか?」といった具体的な質問をよく受けます。以前『ヴォイス〜命なき者の声〜』というドラマでもご一緒しましたが、石原さんはあまり先入観を持たないで、その場で感じた疑問や感覚を大事にされる方ではないでしょうか。それは、事前の情報に惑わされないで、目の前のご遺体から学び取るという解剖医の姿勢とも共通しています。私は、そんな石原さんが演じるミコトさんのキャラクターに合わせて演技をサポートするようにしています。
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Q:演技指導で具体的に気を付けていることは?/上村:解剖の一般的な手順は崩さないようにしていますが、実はあまり解剖器具や手順に決まったやり方はなく、解剖医の個性が出ます。ハサミ一つとっても自分が使いやすいものを使うし、メスの握り方や臓器の持ち方も人それぞれ。解剖器具に気に入ったものがなければ、ザルやお玉などの調理器具を使うこともあります。ただ、皮膚の切り方に関しては、遺族の気持ちも配慮するか、あるいは死因究明をあくあまでも優先するかによって変わります。ミコトさんは前者、中堂さんは後者として、それぞれの個性を出しています。実際、臨床の場合は心臓外科とか循環器とか専門が分かれていて教育システムも確立されていますが、法医学の世界はほぼ徒弟制度。先輩の技術を見習う感じです。ちなみに井浦新さんも現場で熱心に質問されるので、「私だったらこうします」と自分流で答えることが多いですね。』

◎たとえば、映画の『ソロモンの偽証』なんかよりは、数段レベルが上だと
思ったんだが(原作のほうは知らない・・・)、ネットでの若者の意見は批判
的なものが多い印象だったな。感性が鈍いのか、元々話の巧みさに気づいて
さえいないのか・・・?

ネタバレ・サイト紹介します。まだ観てない人は、所長室(もとい、中堂さんの寝室)の写真下まで、はい移動移動~~~!











リアルサウンド 「死んでも彼らに痛みは届かない」 『アンナチュラル』が伝える“いじめ問題”へのメッセージ
『生配信の視聴者数は10万人に到達し、人質Xが殺されることになった。Xの正体は、白井本人。彼は2人を苦しめた犯人たちの名前を明かし、配信動画を遺書とし、自ら命を絶つことを選択しようとする。そこで彼にかけたミコトの「あなたが死んで何になる?」というせりふは、今制服を着ている全員に届いてほしい言葉だった。/いじめの苦しみから死を選択しても、加害者は被害者の苦しみなど忘れて幸せに生きていく。「あなたの痛みは決して彼らに届かない」「あなたが死んで何になんの。あなたの人生は、あなたのものだよ」。
制服を着ているほとんどの少年少女にとっての社会は、学校と家の2箇所でしか形成されていない。でも、制服を脱げばもっと広い世界が待っている。制服のまま命を絶ってもそれは復讐にはならず、罪悪感も数年で消え、“いじめ”の事実は思い出のゴミ箱に入れて、加害者は幸せな人生を送る可能性を持ち続ける。
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「アンナチュラル」第7話が突きつけた”いじめ問題”のメッセージは、制服を脱いだ大人たちにも、きっと刺さっただろう。“ノリの良さ”が学校内での人気につながる少年少女の世界では、無理をして笑っている子供たちもいる。劇中で教師たちが「遊びの範疇」だと言っていたように、大人から見れば仲が良い間柄でも、周りから求める期待に応えるために不必要な恥をかいている人たちだっている。学校と家の2つの世界でしか生きられない少年少女たちによる無垢な祈りが届く心を、大人たちは持ち続けていかなければならないのではないだろうか。/また、最後に「いただきます」とおにぎりを頬張るミコトからは、何があっても生きていくという強い生命力を感じさせられた。食べる、働く、眠る……、そうやって日常を少しずつ紡いでいくのが生きていくということなのかもしれない。』
※いじめ自殺を考える子供たちに、どういう言葉をかけてあげるべきか、その正解が
示されたと思う。「リーガルハイ」のいじめ回よりも、もっと解り易い、シンプルに
突き刺さるセリフがちりばめられていたと思う(野木さんの脚本の根底にはリーガル
ハイがあるんだけどネ♪)

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※ちっ!あと4話しか残ってねえのかよっ、クソがっ!!!




☆書籍「元気が出る言葉」&サライ「日めくり漱石」をお届け♪

(詳細は、1月2日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日2月23日(金)の、「元気が出る言葉」は~?

『旅をつづける人々は いつか故郷に出逢う日を たとえ今夜は倒れても きっと信じてドアを出る たとえ今日ははてしもなく 冷たい雨が降っていても /めぐるめぐるよ時代はめぐる 別れと出会いをくり返し 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ』
出展:「時代」作詞作曲:中島みゆき 1975年
発言者:中島みゆき (シンガーソングライター 1952年2月23日~)
『解説:中島みゆきの歌詞には言葉がある。「時代」はデビュー2作目の作品で、文字通り40年という時代を超えていまでも歌い継がれているスタンダードだ。その間、どれだけ多くの人がこの歌の言葉に勇気づけられたことだろう。今日はくよくよしないで今日の風に吹かれよう。たとえ今日倒れても、生まれ変わって歩き出せる。未来を信じて!』

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◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・

エントピ シンガーソングライター中島みゆき!過去に出演した映画まとめ☆
『①声で出演!映画「妖精フローレンス」・・・1985年公開のサンリオのアニメーション映画。/不眠症のあなたに、サンリオ映画「妖精フローレンス」がお薦めです。見ていると眠くなること受け合い。最後まで通して見るのは至難の技です。声優は市村正親毬谷友子中島みゆき高見知佳小林亜星と無駄に豪華です。
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②バーのママ役!映画「東京日和」・・・竹中直人第三回監督作品。岩松了脚本。原作アナーキーなアラーキーこと鬼才天才荒木経惟。アラーキーのプライベート小説の映画化。竹中監督がアラーキーの分身となり、ミポリンこと中山美穂の他界された妻との日常を描きます。竹中監督の原作に対する妄念魂のような愛情を感じます。どこかヨーロッパテイストな感じ、カサテヴェスぽい。新鮮で叙情的なフィルムフォルム。
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アラーキーの写真と同カットに切り取られるミポリンが陽子さんを彷彿とさせる。竹中監督が思い描く幻の2人をよみがえらせたラブストーリー。そして沢山のゲスト(アラーキー自身、周防、利重、塚本森田芳光4監督、中嶋みゆき、鈴木砂羽、浅野君、久我美子様、村上冬樹様超必見)も楽しめます。音楽大貫妙子さんの素晴らしさ!劇場二回見に行って、二回目にポスター売り切れでパンフを買った。僕は雨のピアノシーン大好きです!/③「サヨナラCOLOR」・・・原田知世演じる笈川未知子という女性が突然、竹中直人演じる佐々木正平に惚れこんでしまう、という部分に不可解さを覚えるものの、これはほとんど<夢>なんだ、ファンタジーなんだと思って観れば、あまり細かいことを気にしても意味がないのだと思えます。そう。<夢>なのです。これは男のロマンチシズムの物語です。

●『サヨナラCOLOR』予告

※これは忘れてた。みゆきさん、たしか一瞬の登場だったような。竹中直人がナァー、なんかちょっと気持ち悪かったっていう印象が残ってる。失敬!

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④「間宮兄弟」・・・下町のマンション二人で仲良く暮らす間宮兄弟佐々木蔵之介塚地武雅ドランクドラゴン)。そのひょうきんなお母さん役がみゆきさんだった。これは一番好きなみゆきさん映画♪みゆきさんは普段から夜会ででも演技を披露しているし、実はかなり初期からちゃーんと女優さんなのだ♪オールナイトニッポンのDJの顔とミュージシャンの顔、そして映画に花を添えるバイプレイヤー女優の顔。全部のみゆきさんの大ファンなのだ・・・。』
※「妖精フローレンス」は知らなかった。またDVDでも借りてみよう~♪

●「やすらぎの郷」に中島みゆき倉本聰がサプライズ出演!


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※そういえば、劇場公開した夜会のDVDなんてーのは発売されないものかしらん?

オールナイトニッポン 「日本語はむずかしい」

※毎週、ニッポン放送に、「みゆきちゃん」というタイトルの4コマ漫画を送っていた高校時代のイタい自分の姿が甦ってきたヨ。ワチャーーハズカスィ~~~。

☆本日の、『日めくり漱石』は・・・
サライ 「夏目漱石」の記事一覧

“東京より日本は広い。日本より頭の中の方が広いでしょう(『三四郎』より)”

【1904年2月23日の漱石】超満員の教室で『リア王』について講義する

今から112年前の今日、すなわち明治37年(1904)2月23日の火曜日、東京帝国大学文科大学(現・東京大学文学部)の二十番教室は、講義開始時間の午前10時を前にして学生たちがひしめき合っていた。教室に入りきれず、聴講生を制限する事態にまでなった。そこに書物の入った弁慶縞(べんけいじま)の木綿の風呂敷包を手にして現れ、教壇に立つのは、講師をつとめる夏目金之助、つまり夏目漱石、数え38歳であった。前の週の火曜、2月16日で漱石の『マクベス』の講義を終了した漱石は、次週から同じシェークスピアの『リア王』の講義を始めることを伝えていた。

漱石の新しい講義がスタートするということで、『マクベス』を題材にした講義の高い評判を耳にしていた他学部の学生までが、教室へつめかけていた。漱石の講義は、それほどオリジナルな魅力にあふれていた。漱石は学生たちにも、つねづねオリジナリティの大切さを説いていた。この翌年、東大英文科を卒業し、東大講師や中央大教授などを歴任した英文学者の松浦一(まつうら・はじめ)は、こう綴(つづ)っている。

《(夏目)先生は学生に向って、オリジナルなものを盛(さかん)に奨励せられた。ある問題をとらえて研究して行って、その結果がつまらないものという事が分つても、そのつまらないということを知るのも有益な結果を得た事になると、かつて教室で言われたのは、独創を尊ぶ先生の豪(えら)いところだと敬服して居る》(『「文学論」の頃』)/この当時、大学の教壇に立つ一流の学者でも、西欧の雑誌で紹介された論文を、そのまま講義の材料に使う人も少なくなかった。そういう時代でもあった。

こんなエピソードがある。のちに文藝春秋を興(おこ)す作家の菊池寛が京都帝大英文科に在学中、上田敏(うえだ・びん、文学者・評論家)の『文学概論』の講義を聴いた。上田敏はその時、「文学というのは作者と読者の共同作業である」と説き、菊池寛はいたく感銘を受けた。数日後、所用があって教授室に行った菊池寛は、上田敏の机の上にイギリスの文学雑誌があるのを見つけ、なにげなく手に取った。英語が得意だった菊池寛は、その文学雑誌をすらすらと読み進めていくと、そこにはなんと、先日の菊池を感動させた講義と同じ内容が書かれていた。/上田敏ほどの文学者で、しかり。漱石先生は、次代を担う日本の若者には、西洋の模倣から脱した独自性の発想や構築を強く期待していたのである。

細かすぎて伝わらない関連動画など

(「オリジナリティ」「発想」で動画検索してみました!!)

●見ないと損!ありえない乗り物6選 (10分)


●【安元洋貴細谷佳正の名付けの由来…ご両親の発想が斜め上過ぎるw【細谷佳正
  声優を愛でるの会 (4分43秒)


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※読み間違われでトラウマになってる子がいるなー、ときどき。

ジョニーAのつぶやき:「空海」と書いて「ぶるう」と読ませるキラキラネームがあったっけ。もはや名前じゃないしwww