『シェイプ・オブ・ウォーター』仮面ライダー愛!?

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eiga.com 作品情報 『シェイプ・オブ・ウォーター』
■解説:「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を手がけ、2017年・第74回ベネチア国際映画祭の金獅子賞、第90回アカデミー賞の作品賞ほか4部門を受賞したファンタジーラブストーリー。1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くように。幼少期のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。そんな矢先、イライザは“彼”が実験の犠牲になることを知る。「ブルージャスミン」のサリー・ホーキンスがイライザ役で主演を務め、イライザを支える友人役に「ドリーム」のオクタビア・スペンサーと「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンス、イライザと“彼”を追い詰める軍人ストリックランド役に「マン・オブ・スティール」のマイケル・シャノンアカデミー賞では同年最多の全13部門にノミネートされ、作品、監督、美術、音楽の4部門を受賞した。
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■スタッフ:/監督 ギレルモ・デル・トロ /製作 ギレルモ・デル・トロ J・マイルズ・デイル /原案 ギレルモ・デル・トロ /脚本 ギレルモ・デル・トロ バネッサ・テイラー /撮影 ダン・ローストセン /美術 ポール・オースタベリー /衣装 ルイス・セケイラ /編集 シドニー・ウォリンスキー /音楽 アレクサンドル・デスプラ /視覚効果監修 デニス・ベラルディ
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■キャスト:サリー・ホーキンス(イライザ) マイケル・シャノン(ストリックランド) リチャード・ジェンキンス(ジャイルズ) ダグ・ジョーンズ(不思議な生きもの) マイケル・スタールバーグ(ホフステトラー博士) オクタビア・スペンサー(ゼルダ) デビッド・ヒューレット ニック・サーシー  イジェル・ベネット ローレン・リー・スミス マーティン・ローチ モーガン・ケリー
■作品データ:/原題 The Shape of Water /製作年 2017年 /製作国 アメリカ /配給 20世紀フォックス映画 /上映時間 124分 /映倫区分 R15+
オフィシャルサイト
※ギレルモ。デルトロ監督、アカデミー賞受賞、おめでとうございます!
アカデミー効果で、いま劇場は人がたくさん訪れているようで・・・。
日本びいきのヲタク監督の戴冠は、純粋に嬉しく思います。過去作も観直
され、『パンズ・ラビリンス』がメジャーになってくれたら最高ですわ♪

●30秒TVスポット(細野さんナレーション入り)

※いいなぁー、細野さんの語り口調・・・

文春オンライン 「シェイプ・オブ・ウォーター」は、インテリぶるには格好の映画だ
『(前略)/小石輝:「見どころの多い、一見の価値ある映画やと思うけど、映画としてのバランスはどうかなあ。半魚人とヒロイン・イライザの関係がメーンになるはずが、悪役・ストリックランドのキャラが立ちすぎていて、ロマンチックな気分になってしかるべきシーンでも『ああ。いつ、あいつがこの幸せを壊しにくるんやろうか』ということばっかり気になってしまい、心ゆくまで楽しまれへんねんからなあ。/恋:それは単に、小石さんが小心者だからじゃないんですか?」/小:いやいや、君も映画を観れば分かるよ。やっぱりこの世で一番怖いのは、怪獣よりもクリーチャーよりも、ただの人間やで。それで興味深いのはな、デル・トロ監督のファンタジー映画パンズ・ラビリンス(2007年)にも、こいつとそっくりの悪役が登場するんや。/恋:ああ、あのおっかない大尉ですね。確かにあの映画でも、一番印象に残る人物でしたよ。/小:この映画は内戦直後の1944年のスペインが舞台やねんけど、大尉はフランコ独裁政権の手先で、マッチョで強権的で拷問が大好きで、絶望的な抵抗を続ける反政府ゲリラたちをじわじわと追い詰める。使用人の中年女性をなめきっていたために手痛いしっぺ返しをくらうという点まで、ストリックランドとまるっきり一緒や。映画全体の構図も、『主人公と反政府ゲリラが属する理想とファンタジーの世界』を、『過酷な現実を象徴する大尉』が圧殺しようとする点で、「半魚人とヒロインの側 vs. ストリックランドと軍」という「シェイプ・オブ・ウォーター」と同一と言ってええやろう。/恋:シェイプ・オブ・ウォーターはデル・トロにとって、パンズ・ラビリンスのリメークということですか?/小:リメークというよりは、『同じモチーフを用いたリベンジマッチ』やないかな。ここでちょっとデル・トロ監督について語らせてもらうと、彼の本当のユニークさ、凄さはそのオタク的感性や博識にあるのではなく、「自分の内面のタマネギ構造=多層性を非常によく自覚していて、それぞれの階層を自由に行ったり来たりして作品作りに活かしていること」だ、とオレは思っているんや。
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/恋:はあ? それってどういう意味ですか?/小:デル・トロ監督の一番根っこにある自己は、本人が言っている通り「テレビの中の怪獣だけが友達」という孤独なオタク少年やろう。近々続編が公開される「パシフィック・リム」(2013年)は、デル・トロ少年がふけっていたであろう「おもちゃを使った怪獣ごっこの妄想・ファンタジー」を、ものすごいカネと技術を使って、思う存分スケールアップさせた映画やな。/恋:小石さんも大喜びしていましたからねえ。私は絶対に観ない映画だけど。/小:これだけやったら、デル・トロは単に「子どもの心を失わないオタク監督」という位置づけや。だけど彼は『「ンズ・ラビリンス」や「シェイプ・オブ・ウォーター」の顔も持っている。これらの作品は、「こっそりと妄想の世界にふけりつつも、いつ怖い怖いオヤジに見つかって怒鳴りつけられ、おもちゃや本やテレビを全部取り上げられて現実に無理やり引き戻されないかとビクビクしているデル・トロ」という、「パシフィック・リム」よりも、もう一段上の階層の自己を反映しているように見えるんや。/恋:妄想にふける自分を客観的に観察しつつ、現実からの脅威におびえるもう1人の自分、ということですか。/小:そういうこと。デル・トロの実際の父親がそういうおっかない人だったかどうかは分からん。だけど、悪役のストリックランドや大尉が、ヒロインを食ってしまいかねないほどの生々しい存在感とリアリティーを醸し出しているのは、これらの恐ろしい連中が『父親的なるもの=過酷な現実』の象徴として、今もデル・トロの内面に存在し、ファンタジーの心地よい世界に浸ろうとするデル・トロを脅かし、苦しめ続けているからやないやろうか。こいつらにどう立ち向かい、ファンタジーの世界を守り抜くか、ということがデル・トロ自身の生きるテーマであり、創作意欲の源泉にもなっていると思うわけ。
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/恋:パンズ・ラビリンスは、現実の過酷さを見せつけるビター・エンド(苦い結末)でしたね。/小:ファンタジーは個人の魂を救えるかもしれないけど、現実に対しては無力、という結論やからな。リアルでクールな認識やし、それゆえに作品としての完成度も高いけど、デル・トロ自身の「魂の救済」にはならんかったんやないかな。だから彼は、「シェイプ・オブ・ウォーター」で改めて、「ファンタジーの世界を現実の脅威から守り抜く」というテーマを展開するとともに、「過酷な現実をファンタジーの力で変革する」というさらに野心的な挑戦を試みたんやないやろうか。デル・トロが作品の中に過剰なまでの政治的メッセージを潜ませたのも、賞狙いだけが目的やなくて、そういう明確な意図があると考えれば納得がいく。デル・トロのこういうしたたかさは、「妄想に耽る自己を見守りつつ現実に脅える自己」のさらに上層にある「現実と折り合いをつけ、過酷なハリウッドの世界で映画作りを続ける強い〈大人〉としての自己」のなせる業やろう。つまり、デル・トロの自己は三層構造を成しており、彼はそれらの自己を時と場合に応じて自由自在に使い分けることを通じて、本気で『自分の紡ぐ物語の力で現実を変える』ということに挑んでいるんや。そして、それ自体が彼自身の自己救済への道なんやろう。/恋:その試みは、「シェイプ・オブ・ウォーター」で成功したんでしょうかね」/小:うーん。観る人によって評価は分かれるやろうし、最終的には「デル・トロ自身が救われたかどうか」で、それは決まるんやと思う。だけど、作品自体の結末はともかくとして、キャラクター自体の説得力や存在感で判断する限り、オレはやっぱり今回も、「ファンタジー(半魚人)を守ろうとするヒロイン・イライザ」よりも「ファンタジーを圧殺しようとする過酷な現実の象徴であるストリックランド」の方に軍配を上げざるを得んわ。つまり、今回も「ファンタジーは現実を凌駕できなかった」と思う。デル・トロ自身も、実はそのことには気づいているんやないかなあ。/恋:小石さんは、よっぽどストリックランドが怖かったんでしょうねえ。私も逆に、怖い物見たさの気持ちが湧いて来ましたよ。
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/小:どうしても、イライザのキャラ立ちがストリックランドよりも劣ってしまうのは、ストリックランドがデル・トロの内面にデフォルトで存在するのに対し、イライザは「こういう女性やったら半魚人に惚れても不思議はない」という逆算的な手法で作り出された面が多いキャラクターだからやないかな。もちろん、イライザの核心的な部分は、『パンズ・ラビリンス』の主人公の少女と共通するし、それもデル・トロの内面に元々住んでいるキャラクターやと思う。だけどそのままでは、とうてい大尉やストリックランドには勝たれへんから、色々と設定上のお化粧が必要やったんやないかな。心の中に元々住んでいるキャラは、頭の中で作り出された部分が多いキャラよりも強い、というわけや。/恋:そういえば、「パンズ・ラビリンス」の主人公の少女は、イライザを演じるサリー・ホーキンスとどことなく雰囲気が似ていましたね。彼女が成長すればイライザっぽくなるのかも」/小:オレは「シェイプ・オブ・ウォーター」は前向きの失敗作やと思う。いつの日かデル・トロは、「今度こそファンタジーの力で現実を打ち負かす」ために、もう一度同じモチーフの作品作りに挑戦するんやないやろうか。宮崎駿作品もそうやと思うけど、作り手が何度も何度も同じテーマ・モチーフに挑戦し、挫折を繰り返しつつも作品を深化させていく様を見守り続ける。それも映画を観る大きな喜びのひとつであり、観る側の教養にもなっていくと思うんや。』

●SallyHawkins & OctaviaSpencer interview


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※イライザがなぜ半漁人に惚れるのか、、、その理由が手薄な気がした。
このインタビューでは「自然と」好きになったと言っている。。。
そうだな、余計な理屈はいらないのかもしれない。ただ単純に、その姿
かたち、フォルムの美しさに惹かれた。仮面ライダーに本気で恋をした
松竹芸能女性ピン芸人松本美香さんみたいなもんだ。そう考えられた
瞬間、ストンと腑に落ちた。以後、ワチクシの脳内では、美香さんが
ライダーショーに出かけてゆく映像がチラつきながらの鑑賞となったヨ♪

RIVER 『シェイプ・オブ・ウォーター』監督、撮影現場で車に轢かれかけていた ― 「これは死ぬな、って思った」
『米The Hollywood Reporter誌の座談会に登場したデル・トロ監督は、「撮影の日々で最悪だったことは?」と尋ねられて、「(撮影)初日はそんなこと思わないんですが、2日目はダメでしたね。65日(編注:撮影期間)中、64日は大変でした」と答えている。なにやらネガティブだが、そこから自身が車に轢かれかけたエピソードが明らかにされているのだ。
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マイケル・シャノンが車を停めて、降りてきて、階段を駆け上がるシーンがあったんですよ。実際にシャノンが車を停めて、降りてきたんですが、車のギアが“ドライブ”のままになっていて。古い車だったので、ずっと動き続けるわけです。マイケルは急いで車を止めようとしたんですが、車はマイケルを引っぱっていって。マイケルが諦めたら、車は杭にぶつかって、水が噴き出してきて。次の杭にぶつかったら、今度はまっすぐ撮影機材に向かってきたんです。みんなが“逃げろ!”って言ってたんですが、僕は人生で一度も走ったことがないので(笑)。“あ、これは死ぬな”って思ったんですが、車は最後の杭で止まったんですよ。地面に固定されてたおかげで。みんな怖がってました。」
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幸いにも車はセットを壊さずに済んだようだが、それにしても危機一髪である。マイケルは頭を抱えていたというが、デル・トロ監督はこの事故も「うまくいかなかったことのひとつにすぎませんよ」と述べている。ネガティブなのか、それともポジティブなのか。/ちなみにこの座談会には、「ワンダーウーマン」(2017)のパティ・ジェンキンス監督や「ブレードランナー 2049」のドゥニ・ヴィルヌーブ監督、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(3月30日公開)のジョー・ライト監督らが参加していた。デル・トロ監督の語り口ゆえ、時に爆笑が起こっているものの、このエピソードを聞く監督たちの表情たるや……。』
※「人生で一度も走ったことがない」www

☆・・・って笑い事じゃないな、『トロールハンターズ』の主役声優もやっていた
アントン・イェルチェンが車とポストに挟まれて事故死しているのは、ギレルモ
監督も知ってただろうし、、、
シネマトゥディ アントン・イェルチン早すぎる死…
アントン・イェルチンさんが27歳という若さで事故死したことを受け、映画『スター・トレック』シリーズのキャスト・スタッフが深い悲しみに包まれている。アントンさんは同シリーズで航海士のチェコフ役を務めており、シリーズ第3弾『スター・トレック BEYOND』の全米公開を来月に控えていた。』

トロールハンターズ 特別映像

※このギレルモ・デルトロ監督のアニメ作品が、アントンの遺作となったーーー。

シネマトゥディ 『シェイプ・オブ・ウォーター』盗作疑惑にデル・トロ激怒
『訴えを起こしているのは、ビューリッツァー受賞者の米劇作家ポール・ジンデルの息子。父親の舞台劇「レット・ミー・ヒア・ユー・ウィスパー(原題)/ Let Me Hear You Whisper」と『シェイプ・オブ・ウォーター』には60以上の類似点があると主張。1969年に発表された同作は、科学研究施設で働く清掃係の女性が、そこに捕らえられたイルカを逃がそうと試みるストーリーだ。デル・トロ監督はDeadlineの取材に対し、「この舞台劇を読んだこともなければ、舞台を観たこともない。「シェイプ・オブ・ウォーター」の製作に先立って耳にしたこともないし、製作チームのスタッフからこの作品の名前を聞いたこともない」とコメント。(中略)
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デル・トロ監督は、これまで25年のキャリアの中で、自分が好きなさまざまな作品や影響を受けたものについてオープンに語り、監督・脚本家として、膨大な量の脚本や本を手掛けてきたが、一度たりとも訴えられたことはないと、今回の提訴がいかに不当であるか訴えている。/製作会社のフォックス・サーチライトは、「アカデミーへの影響を憂慮しわれわれが迅速な対応を取りたがると予想しているかもしれないが、この素晴らしい完全オリジナル映画のために、必要な時間をかける心づもりはできている」との声明を発表している。(鯨岡孝子)』

◎いろいろ教訓
種族を越えた愛は存在する。男女の友情も成立する。
同性どうしの友情(超友情)は裏切らない。

Indie Tokyo 『アメリ』監督、アカデミー賞13部門ノミネート作品『シェイプ・オブ・ウォーター』の剽窃を指摘
『今回訴えたのは、「アメリ」(2001)や「デリカテッセン」(1991)などを手がけたフランスの有名監督であるジャン=ピエール・ジュネだ。デル・トロの作品では、サリー・ホーキンスリチャード・ジェンキンスが演じるキャラクターが、古いハリウッド映画を見ながらソファに座っている間に、魅力的なツーステップダンスをしている。ジュネは『デリカテッセン』に登場する2人の子供による類似する場面からこの場面を盗んでいると考えている。ジュネは「『シェイプ・オブ・ウォーター』を観にいく前に、すでに観た人は『アメリ』の話をしてきた。確かに、画家、アパート、あどけない少女には『アメリ』の一面がある。しかし、それは特に『デリカテッセン』に見られる」と述べている。
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ジュネはこの場面を巡ってThe Playlistを通じてOuest-Fransuに次のように説明した。ジュネはデル・トロに「あたなには想像力や才能が豊富にある。どうして他人のアイデアを盗むのか」と聞いた。それに対してデル・トロは他の作品を盗作しているのではなく、制作チームに影響を与えているのは『ゼロの未来』(2013)などを手がけたイギリスの映画監督、テリー・ギリアムであると述べている。ジュネはデル・トロには盗作をする必要のないくらい才能があるため、怒りよりも失望を感じていると言う。デル・トロは『デリカテッセン』の影響を認めていないが、ジュネはこの場面を作るときに念頭にあったと確信している。(後略)』
※まったく、ケツの穴の小さい男、もとい、ホモやでっ!w
 さまざまなパクリ疑惑をものともせず、本作はアカデミー作品賞・監督賞に
 輝いた。心からの賛辞を贈りたい。。。

小説版
『■内容紹介:アカデミー賞 最有力! ほか数々の賞にノミネートされている本年度最大の話題と感動作。ギレルモ・デル・トロ監督がダニエル・クラウスと共に、自ら小説化。日米同時発売! /■登録情報:/文庫 599ページ /出版社 竹書房 /言語 日本語 /ISBN-10: 4801913911 ISBN-13: 978-4801913912 /発売日 2018/2/28 /梱包サイズ 15 x 10.6 x 2.8 cm /おすすめ度 5つ星のうち 5.0
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■カスタマーレビュー:寧夢 5つ星のうち5.0 「二人が出会い、二人だけの世界に行く背景の詳細がよくわかる」2018年3月6日・・・映画鑑賞後、本を取り寄せ読了したらアカデミー賞、めでたい。ただし、映画を見ていない人が、この本だけ読むとわかりにくい部分は多々。米ソの冷戦時代、アメリカの昔の映画や当時の生活様式を知らないと世代だと、文字情報だけではちょっとついていくのはしんどい。映画を見ていると、ああ、あんなファッションや映画、音楽だったのかと背景を知ることができるから、理解が進む。あと、登場人物像の掘り下げが(バックラウンド、成育歴、仕事内容、家庭環境等)詳しくわかるのはいい。/余りにも切ない二人の関係性について、足りないものを補い合う、ありのままのお互いにひかれるという恋愛の鉄則を踏まえていて、最終的には二人だけの世界に行くことが幸せの前提だとは判っていた。それにしても軍や様々な政治的な絡み、人権問題も含め、問題提起は多い。ギル神を別の存在に置き換えれば、問題の背景の大きさ、複雑さはすぐにわかること。それにしても魅力的な表紙。映画のパンフの表紙もそうだが、最近見ることの少なくなった、写真ではない、漫画タッチのイラストでもない表紙にほっとする。』

●【町山智浩映画時評】第90回アカデミー賞の裏話


●When Your Catfish Is Actually a Fish (w/ Sally Hawkins)

※半魚人にもイケメンとブサメンはいて・・・(哀)

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☆書籍「元気が出る言葉」&サライ「日めくり漱石」をお届け♪

(詳細は、1月2日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日3月5日(月)の、「元気が出る言葉」は~?

『その商品には消費者が支払った対価以上の価値があるか。売れるかどうかは、そこで決まる。』
出展:「転んでもただでは起きるな!定本・安藤百福」(中央公論社
発言者:安藤百福 (実業家、日清食品の創業者 1910年3月5日~2007年1月5日)
『解説:彼は消費者が何を必要としているか、誰より心砕いた実業家兼発明家で、その功績は松下幸之助本田宗一郎に匹敵する、数々の名言のうち実に彼らしい商い調紹介する、台湾出身で出生名は呉百福。』

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◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・

NHK-PR 《平成30年度後期》連続テレビ小説 制作決定!
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連続テレビ小説 まんぷく 平成30年10月1日(月)~平成31年3月30日(土)[全151回]/「大丈夫。あなたはきっとやり直せます!」:あきらめない夫のそばには、いつも逃げない妻がいた。連続テレビ小説 第99作「まんぷく」では、戦前から高度経済成長時代にかけての激動の時代を、明るくひたむきに生き抜いたヒロインと、バイタリティーあふれる実業家の夫との波乱万丈の物語を描きます。今や私たちの生活に欠かせないものとなった「インスタントラーメン」。それを生み出した夫婦の知られざる物語です。お湯を注いで3分で簡単に食べられるインスタントラーメンですが、その発明から完成に至るまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。失敗してはどん底から立ち上がる “敗者復活戦” を何度も繰り返した末、二人は世紀の大発明へとたどりつく──人生大逆転の成功物語です。』

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連続テレビ小説で、安藤百福をモデルにした立花萬平を演じる長谷川氏。

カップヌードルドラマシアター


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※金ピカ百福!

☆本日の、『日めくり漱石』は・・・
サライ 「夏目漱石」の記事一覧

“いたずらな用心深さは、人格を下落させる。いわゆる用心家を見ていると、親友とするに足らず、大事を託すべき相手とも思えない(『書簡』明治39年7月24日より)”

【1909年3月5日の漱石】同級の中村是公との友情を原稿に仕立てる

今から107 年前の今日、すなわち明治42年(1909)3月5日、数え43歳の漱石は、大阪朝日新聞の鳥居素川からの依頼に応え、原稿を書こうとしていた。この年の始めから新聞紙上に発表してきた読み切り連作『永日小品』(えいじつしょうひん)の続きで、もう1篇何か書いてほしいという注文を受けていた。漱石は実業家で政治家の中村是公との交遊関係を材にして、短い随筆的作品を仕立てることにした(ちなみに、「是公」は「よしこと」と読むのが正式とされるが、周囲では普段「ぜこう」「ぜこうさん」と呼び習わしていた)。

《二人は二畳敷の二階に机を並べていた。その畳の色の赤黒く光った様子がありありと、二十余年後の今日までも、眼の底に残っている。部屋は北向で、高さ二尺に足らぬ小窓を前に、二人が肩と肩を喰っ附(くっつ)ける程窮屈な姿勢で下調(したしらべ)をした》

そんな一文で、大学予備門(のちの一高)時代にふたりが同室だったことから書き起こし、その後、ともに私塾(江東義塾)で教師として働いていたこと、その給料をごちゃまぜに机の上において予備門の月謝や宿料、食費、小遣いなどに当てていたこと、是公がボート競技で優勝した記念の賞金で漱石に『ハムレット』の本を買ってくれたことなど、青春期の瑞々しい思い出を綴(つづ)っていく。さらには、ロンドン留学中に久しぶりに再会したこと、2か月前に突然、会いたいから築地の料亭まで出てこいと言われたが、当日のことで都合がつかず会えなかったこと、なども書いた。

そして、結びの一文。《昔の中村は満鉄の総裁になった。昔の自分は小説家になった。満鉄の総裁とはどんな事をするものかまるで知らない。中村も自分の小説を未(いま)だかつて一頁も読んだ事はなかろう》/余計な飾り物のない友情のひとつの形が、淡い調子で描き出されていた。副題は「変化」とした。漱石先生と中村是公の、さりげないが、利害抜きに互いを思い合う関係がとてもいい。こんな友だちを持てたら、それだけで、人生は豊かになる。なにものにも代えがたい財産といえるだろう。

漱石の次男の伸六も、のちに『父・漱石とその周辺』の中でこんなふうに綴っている。《恐らく、父が死ぬまで「お前、お前」と呼び捨てにしながら、学生時代と少しも変わらぬ親しさを以(も)って、附合(つきあ)うことの出来た相手は、中村是公さん以外に誰も居なかったのではないかと思う》/中村是公漱石の没後も、毎年晩秋になると、趣味の狩猟の獲物の雉子(きじ)や山鳥を、亡友の家族のもとへ届けてくれたという。

細かすぎて伝わらない関連動画など

(「親友」「用心」で動画検索してみました!!)

●「女友達代表」 榊原郁恵 作詞作曲:ダ・カーポ



※これは全く知らなかった楽曲!検索途中で久々に聴いた「微笑日記」
に癒されたァ~~~。

●『友罪』本予告



瑛太の狂気の笑顔には、関心ある~~~~ぅ!

ジョニーAのつぶやき:「親友」の定義って難しいねえーーー。