漫画タイトル「ミドルサイズ」/猫組長とのイヴェントなど
毎日新聞 週刊サラダぼうる・おかん飯/今回の料理 アボカドの肉巻き (動画付き)
→ 『【これなら男子も!】「アボカドが好きなのですが、主人は食感が嫌いだと言います。(大阪市北区の大矢優子さん)」/西原:男子はアボカド食べない派が多いですよね。見た目が悪いから? ヌルヌルしているから? /枝元:なので今回は肉巻きにします。男子は何でも肉で巻いちゃえば大丈夫じゃない? まずはアボカドを半分に切りまして……。/西原:すてきだなあ、この緑。/枝元:それを切り落としの牛肉で巻いて、塩といろいろなスパイスをふります。メキシコ風にクミンやオレガノ、チリパウダー、ガーリックパウダーなどを混ぜちゃいます。
西原:以前食べたことのあるパウダー「エダモンスペシャル」ですね。家じゅうにあるスパイスを入れちゃうっていう(単行本「西原理恵子と枝元なほみのおかん飯」収録の「鶏のスパイシーグリル」参照)。これは「エダモンの粉」って商品にして売りたいものの一つです。/枝元:アボカドの原産地をイメージして、今回はメキシカンなパウダー。シンプルに塩コショウでもOKよ!! アボカドって女子はみんな好き。/西原:うん、世界中の女子が「私が美しくなるために」って食べていますね。唯一、どんな時間帯に食べてもいいものです。/枝元 それに肉を足せば男子も食べるでしょっていう安易な感じで、最初は豚肉かなと思ったんですけど、考えたらアボカドは中南米なので牛肉にしようと思って。
西原:向こうのお肉は脂身がなくておいしくないから、アボカド入れたらトロになる。南米で食べた牛肉は筋張って全然おいしくなかった。「重労働にあえいだ牛」っていう味。すごいつらい人生を歩んでいる。/枝元:確かに痩せているかも。海外の牛はよく動く動物なんですね。/西原:肉を巻いたアボカドって、生ハムメロンに似ていますね。見た目がとてもきれい。しかもこれ牛肉だから、ちょっと生焼けでも大丈夫。/枝元:スパイシーだからビールが進む。ご飯にのせて、しょうゆ少しとワサビも合うと思うんですよ。/西原:エダモンさんの名ゼリフ「困ったら肉で巻け」。ぜひお試しください。マグロにアボカドでトロになるでしょ? 安いお肉が最高級の霜降り「A5」になりますよ。【構成・矢澤秀範、写真・手塚耕一郎】』
※エダモン金言集、という本が出そう(西原さんのカット入りで!)。
→ 『【これなら男子も!】「アボカドが好きなのですが、主人は食感が嫌いだと言います。(大阪市北区の大矢優子さん)」/西原:男子はアボカド食べない派が多いですよね。見た目が悪いから? ヌルヌルしているから? /枝元:なので今回は肉巻きにします。男子は何でも肉で巻いちゃえば大丈夫じゃない? まずはアボカドを半分に切りまして……。/西原:すてきだなあ、この緑。/枝元:それを切り落としの牛肉で巻いて、塩といろいろなスパイスをふります。メキシコ風にクミンやオレガノ、チリパウダー、ガーリックパウダーなどを混ぜちゃいます。
西原:以前食べたことのあるパウダー「エダモンスペシャル」ですね。家じゅうにあるスパイスを入れちゃうっていう(単行本「西原理恵子と枝元なほみのおかん飯」収録の「鶏のスパイシーグリル」参照)。これは「エダモンの粉」って商品にして売りたいものの一つです。/枝元:アボカドの原産地をイメージして、今回はメキシカンなパウダー。シンプルに塩コショウでもOKよ!! アボカドって女子はみんな好き。/西原:うん、世界中の女子が「私が美しくなるために」って食べていますね。唯一、どんな時間帯に食べてもいいものです。/枝元 それに肉を足せば男子も食べるでしょっていう安易な感じで、最初は豚肉かなと思ったんですけど、考えたらアボカドは中南米なので牛肉にしようと思って。
西原:向こうのお肉は脂身がなくておいしくないから、アボカド入れたらトロになる。南米で食べた牛肉は筋張って全然おいしくなかった。「重労働にあえいだ牛」っていう味。すごいつらい人生を歩んでいる。/枝元:確かに痩せているかも。海外の牛はよく動く動物なんですね。/西原:肉を巻いたアボカドって、生ハムメロンに似ていますね。見た目がとてもきれい。しかもこれ牛肉だから、ちょっと生焼けでも大丈夫。/枝元:スパイシーだからビールが進む。ご飯にのせて、しょうゆ少しとワサビも合うと思うんですよ。/西原:エダモンさんの名ゼリフ「困ったら肉で巻け」。ぜひお試しください。マグロにアボカドでトロになるでしょ? 安いお肉が最高級の霜降り「A5」になりますよ。【構成・矢澤秀範、写真・手塚耕一郎】』
※エダモン金言集、という本が出そう(西原さんのカット入りで!)。
Amazon.co.jp 猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 単行本(ソフトカバー)猫組長(著),西原理恵子(著)
→ 『■内容紹介:若くして日本最大の暴力団・山口組に身を投じ、経済ヤクザとして台頭。直系組織の最高幹部にまで登りつめた猫組長の主戦場は、海外だった。国際金融、マネーロンダリング、麻薬ビジネス、果ては人身売買までーー海を渡った猫組長が見た世界では、想像を絶する額の札束が飛び交い、富豪たちは贅の限りを尽くし、ワールドクラスの詐欺師たちは幾重の策を練る。およそ新聞やテレビでは報じられないこの世界の真実が本書には赤裸々に収められており、その残酷さ、生々しさ、滑稽さはあなたの想像をはるかに超えるはずだ。週刊SPA! 誌上で始まった「ネコノミクス宣言」を大幅に加筆・修正、連載開始から2年の時を経て単行本として出版されることとなった渾身の意欲作。相方を務める漫画家・西原理恵子氏による描きおろし漫画も収録、300ページ近いボリュームでお届けする。/~内容について~目次より・・・★西原理恵子描きおろし漫画「猫組長と私」&特別対談 ☆第一章 暴力団と国際金融/第二章 【実録マネーロンダリング】/第三章 大物詐欺師たちの素顔/第四章 地下社会を牛耳る愉快な面々/第五章 麻薬ビジネスと世界のマフィア/第六章 人身売買シンジケートの闇/第七章 オイルマネーと暴力団
/■登録情報:単行本(ソフトカバー) 287ページ /出版社 扶桑社 /言語 日本語 /ISBN-10: 4594080014 ISBN-13: 978-4594080013 /発売日 2018/6/2 /梱包サイズ 18.8 x 13 x 2 cm /おすすめ度 5つ星のうち 5.0 /■カスタマーレビュー:machida 5つ星のうち5.0 「イベントも楽しかった」2018年6月6日・・・久々に面白い本を読んだ。知識欲を刺激してくれる良本です。仮想通貨やってみようかな。』
→ 『■内容紹介:若くして日本最大の暴力団・山口組に身を投じ、経済ヤクザとして台頭。直系組織の最高幹部にまで登りつめた猫組長の主戦場は、海外だった。国際金融、マネーロンダリング、麻薬ビジネス、果ては人身売買までーー海を渡った猫組長が見た世界では、想像を絶する額の札束が飛び交い、富豪たちは贅の限りを尽くし、ワールドクラスの詐欺師たちは幾重の策を練る。およそ新聞やテレビでは報じられないこの世界の真実が本書には赤裸々に収められており、その残酷さ、生々しさ、滑稽さはあなたの想像をはるかに超えるはずだ。週刊SPA! 誌上で始まった「ネコノミクス宣言」を大幅に加筆・修正、連載開始から2年の時を経て単行本として出版されることとなった渾身の意欲作。相方を務める漫画家・西原理恵子氏による描きおろし漫画も収録、300ページ近いボリュームでお届けする。/~内容について~目次より・・・★西原理恵子描きおろし漫画「猫組長と私」&特別対談 ☆第一章 暴力団と国際金融/第二章 【実録マネーロンダリング】/第三章 大物詐欺師たちの素顔/第四章 地下社会を牛耳る愉快な面々/第五章 麻薬ビジネスと世界のマフィア/第六章 人身売買シンジケートの闇/第七章 オイルマネーと暴力団
/■登録情報:単行本(ソフトカバー) 287ページ /出版社 扶桑社 /言語 日本語 /ISBN-10: 4594080014 ISBN-13: 978-4594080013 /発売日 2018/6/2 /梱包サイズ 18.8 x 13 x 2 cm /おすすめ度 5つ星のうち 5.0 /■カスタマーレビュー:machida 5つ星のうち5.0 「イベントも楽しかった」2018年6月6日・・・久々に面白い本を読んだ。知識欲を刺激してくれる良本です。仮想通貨やってみようかな。』
日刊SPA! 「今が一番、幸せ」猫組長&西原理恵子が語る、お金の哲学と幸福論
→ 『この日は、同連載をまとめた単行本の発売初日ということもあり、チケットは早々にソールドアウト。開演前の会場入り口には、当日券を求める列もできていた。ルブタンの新作ローファーで足元を輝かせた猫組長は「酒屋で一番、高いやつを仕入れてきたで~」と西原氏にワインを差し入れ、乾杯の音頭を取った。2年間に渡る連載を続けてきた猫組長と西原氏だが、その出会いは実はツイッターだったという。「最初、猫組長って何者!? とかっちゃん(恋人の美容外科医・高須克弥氏)と一緒にフォローしていたんですよ。てっきり猫組長は、たこ焼きやのオヤジかと思ってたし、実際に会うまでは“お金貸して”と言われたら困るなあ、とふたりで話していたんです」と西原氏は明かす。しかし護衛を連れた猫組長と初めて顔を会わせた際には、「てっきり青木雄二の漫画に出てくるパンチパーマのヤクザが出てくるかと思っていたので、実際の猫組長を見て面食らった」とコメントし、会場の笑いを誘った。
→ 『この日は、同連載をまとめた単行本の発売初日ということもあり、チケットは早々にソールドアウト。開演前の会場入り口には、当日券を求める列もできていた。ルブタンの新作ローファーで足元を輝かせた猫組長は「酒屋で一番、高いやつを仕入れてきたで~」と西原氏にワインを差し入れ、乾杯の音頭を取った。2年間に渡る連載を続けてきた猫組長と西原氏だが、その出会いは実はツイッターだったという。「最初、猫組長って何者!? とかっちゃん(恋人の美容外科医・高須克弥氏)と一緒にフォローしていたんですよ。てっきり猫組長は、たこ焼きやのオヤジかと思ってたし、実際に会うまでは“お金貸して”と言われたら困るなあ、とふたりで話していたんです」と西原氏は明かす。しかし護衛を連れた猫組長と初めて顔を会わせた際には、「てっきり青木雄二の漫画に出てくるパンチパーマのヤクザが出てくるかと思っていたので、実際の猫組長を見て面食らった」とコメントし、会場の笑いを誘った。
【「戦場カメラマンより危険地帯行ってる」イエメンで銃撃された過去も】
元経済ヤクザという強面のイメージと裏腹に、ダンディな佇まいと無類のスイーツ好きで知られる猫組長。猫グッズの収集にも日々余念がない同氏だが「ヘタな戦場カメラマンより危険地域に行っている」と自らの半生を振り返る。イエメンで足首に銃撃されたこと、計5カ国の国際手配となり、やがて逃亡資金をおろすために立ち寄ったタイで逮捕され、1ヶ月間に渡り勾留されていたことなど壮絶な体験談が軽やかな関西弁で次々と語られていく。「海外の刑務所では人権がないんですよ。食事はとにかく生かしておけばいいというだけの365日同じメニュー。10畳に30人ぐらい詰め込まれるし、真っ白に濁って糸くずが浮いたような水道水で腹をヤラれて、人がバタバタと死んでいく」
【ドゥテルテ大統領とインスタ写真撮った】
そんな猫組長の得意分野は、国際金融だ。「世界中には凍結された資産がたくさんある。それを証券にして、移動(ロンダリング)させてほどく作業に一番、達成感を感じるね。おかげさまで世界中からおよびがかかっている。昨年は“ネットで見た”とフィリピン政府からお声がかかり、旅費がポーンと振り込まれた。現地ではドゥテルテ大統領とインスタ用の写真を撮ったよ」という猫組長のエピソードには「私が漫画に描いてもなかなか信じてもらえないんですよ」と西原氏が笑いながら嘆いた。/また猫組長が、かつて地面師によって5000万円もの詐欺被害に遭ったこと、株の仕手戦で大損し、何億円もの借金を追った経験談を披露し、「若い人がしきたりや伝統をなめて、大先輩に逆らったらダメ」「1億円を借りられたら、2億・3億は借りられる。10万円、20万円の中途半端な借金をするな」と独自の教訓を示した。
やがて西原氏が、「漫画にも描いたけど、猫ちゃんは“お金がありすぎても、なさすぎても、幸せやないんやで~”と言いながら、串カツ田中のかすウドンをすすっているよね」とワイン片手にしみじみ述べると、「お金は綺麗な印刷物、なにかモノと引き換えたり、サービスを受けるときに初めて価値が出る。印刷物だけを貯め込んでいても仕方ない。人間が一生で使える額は限られているし、お金よりももっと楽しいことたくさんある」と話は人生哲学にも及んでいった。/そして終盤では、「最近は、家族が健康で借金も仕事のトラブルもない、この10年が人生で一番、幸せ。そんなことを夜お酒を飲みながらしみじみと思うのが、今もっとも幸せを感じるときですね」と西原氏がしめくくった。数々の人生の戦場をくぐり抜けてきたふたりの言葉に会場から大きな拍手が沸き起こった。/トークショー終了後は、サイン会&写真撮影会を実施。抽せんによって選ばれた10名の読者1人1人に、猫組長は特製オリジナルハンコを。西原氏はイラストを添え、談笑する時間も。「まさか自分が本を書くなんて思ってもみなかった。こうやって読んでくれる人と直接触れ合うのは、えがたい経験。1年後になるか2年後になるかわからないけど、いい物を書いて続編を出版したいね」と感慨に耽る猫組長に、惜しみない拍手が送られた。取材・文/アケミン』
そんな猫組長の得意分野は、国際金融だ。「世界中には凍結された資産がたくさんある。それを証券にして、移動(ロンダリング)させてほどく作業に一番、達成感を感じるね。おかげさまで世界中からおよびがかかっている。昨年は“ネットで見た”とフィリピン政府からお声がかかり、旅費がポーンと振り込まれた。現地ではドゥテルテ大統領とインスタ用の写真を撮ったよ」という猫組長のエピソードには「私が漫画に描いてもなかなか信じてもらえないんですよ」と西原氏が笑いながら嘆いた。/また猫組長が、かつて地面師によって5000万円もの詐欺被害に遭ったこと、株の仕手戦で大損し、何億円もの借金を追った経験談を披露し、「若い人がしきたりや伝統をなめて、大先輩に逆らったらダメ」「1億円を借りられたら、2億・3億は借りられる。10万円、20万円の中途半端な借金をするな」と独自の教訓を示した。
やがて西原氏が、「漫画にも描いたけど、猫ちゃんは“お金がありすぎても、なさすぎても、幸せやないんやで~”と言いながら、串カツ田中のかすウドンをすすっているよね」とワイン片手にしみじみ述べると、「お金は綺麗な印刷物、なにかモノと引き換えたり、サービスを受けるときに初めて価値が出る。印刷物だけを貯め込んでいても仕方ない。人間が一生で使える額は限られているし、お金よりももっと楽しいことたくさんある」と話は人生哲学にも及んでいった。/そして終盤では、「最近は、家族が健康で借金も仕事のトラブルもない、この10年が人生で一番、幸せ。そんなことを夜お酒を飲みながらしみじみと思うのが、今もっとも幸せを感じるときですね」と西原氏がしめくくった。数々の人生の戦場をくぐり抜けてきたふたりの言葉に会場から大きな拍手が沸き起こった。/トークショー終了後は、サイン会&写真撮影会を実施。抽せんによって選ばれた10名の読者1人1人に、猫組長は特製オリジナルハンコを。西原氏はイラストを添え、談笑する時間も。「まさか自分が本を書くなんて思ってもみなかった。こうやって読んでくれる人と直接触れ合うのは、えがたい経験。1年後になるか2年後になるかわからないけど、いい物を書いて続編を出版したいね」と感慨に耽る猫組長に、惜しみない拍手が送られた。取材・文/アケミン』
※あーあぁー、それ言っちゃったヨォ~~。
Yes!高須クリニックぶろぐ 北海道の女子アイスホッケーチームのスポンサーやることにした 2018-05-30
→ 『存続の危機にある北海道の女子アイスホッケーチーム関係者から救援要請のメールがきた。
→ 『存続の危機にある北海道の女子アイスホッケーチーム関係者から救援要請のメールがきた。
(右下クリックで拡大)
ググってみたら、これは選手が気の毒だ。すぐに救援要請に答え「今から僕がスポンサーだ。心配するな」とチーム関係者に電話した。選手諸君頑張りたまえ。かっちゃんがついてるからね。』
※太っ腹すぎる、っちゅうか、支援体質のクセが凄いわっ!(千鳥ノブ風)
※太っ腹すぎる、っちゅうか、支援体質のクセが凄いわっ!(千鳥ノブ風)
『笑ってくれてるのが幸せだったのかも知れないけど、どこかの誰かには俺の言葉は刺さっている/一生懸命頑張っているヤツが 損することがあってはあかんのじゃ』 |
出展:前者:2016年1月2日 テレビ東京「アスリート勝利の言葉」五郎丸歩との対談にて/後者:恩師・廣田健志から教わった言葉 |
発言者:又吉直樹 (お笑いタレント 小説家 1980年6月2日~) |
◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・
☆映画版より、ドラマ版のほうが今となっては思い入れ深くなってる。。。
●Netflix連続ドラマ「火花」舞台あいさつ3 (8分15秒)
※とろサーモン久保田が何かやらかして謹慎とかになったら、あほんだら
をリアルにスタートさせたらええんちゃうかしら?
●Netflix連続ドラマ「火花」舞台あいさつ3 (8分15秒)
※とろサーモン久保田が何かやらかして謹慎とかになったら、あほんだら
をリアルにスタートさせたらええんちゃうかしら?
今から100年前の今日、つまり大正5年(1916)6月2日、漱石は長男の純一とこんな会話を交わした。「お父さま、彗星が出ると何か悪いことがあるんでしょう?」「昔の人はそう思っていた。今は学問が開けたから、そんなことを考える者はいない」「西洋では?」「西洋には昔からない」「でも、シーザーの死ぬ前に彗星が出たっていうじゃないの」「ありゃローマの時代だからな。ただの西洋とは訳が違うよ」「お父さま、地面の下は水でしょう」「そうさ水だ。井戸を掘ると水が出るからな」「それじゃ、なぜ地面が落っこちないの?」「そりゃお前、落ちないさ」「だって下が水なら落ちる訳じゃないの」「そううまくは行かないよ」もうすぐ9歳になる小児の素朴な問いかけに翻弄される、49歳の漱石がいる。/純一はさらに「家が軍艦ならいい。地震がきても潰れないから」と言い出した。子供というのは無垢で先入観がないだけに、面白いことを思いつく。これには、妙に感心してしまう漱石先生であった。
『文学論』の序文に、英国での留学生活を《尤(もっと)も不愉快の二年なり》と綴ったことがひとり歩きして、時として、帰国後の漱石は西洋嫌い一辺倒になったと誤解されることがある。しかし、西洋文明のすぐれている点も、これからの時代に英語やフランス語などの外国語の習得が重要なことも、十二分に認識していた。/そのため、子供たちに自ら英語やフランス語を教えてもいる。三女の栄子には女学校でフランス語を学ぶことを薦め、長男の純一と次男の伸六は、フランス語教育に力を入れている暁星小学校に通わせてもいる。男児ふたりには、続けて、中学では英語、高等学校ではドイツ語の学習に力を入れさせ、大学入学前には3か国語をあやつれるようにするという遠大な構想もあった(漱石の鬼籍入りで計画倒れに終わったが)。翻ってみれば、そもそも英国留学中の漱石本人にしてからが、自身の学びをさらに深めるため、予め決められていた2年の留学期限満了後、引き続きフランスへ場所を移して留学生活を続けることを考え、文部省に申し入れをしたこともあった。ロンドンから門弟・寺田寅彦あてに書いた手紙の中にも、《僕は留学期限を一年のばして仏蘭西(フランス)へ行きたいが聞届けられそうにもない》との一文が読める。
さて、漱石の教育方針が功を奏したのか、三女の栄子はフランス語の学習を継続的に進め、フランス語教員免許まで取得した。また、長男の純一は、18歳で欧州に遊学してブタペスト音楽院(ハンガリー)などで学び、ヴァイオリニストとなっている。/しかも、純一の長男の夏目房之介さんがその著「孫が読む漱石」に記すところによれば、純一の遊学は、漱石のような孤独な懊悩を伴うものではなく、ヴァイオリンを学びながらテニス、乗馬、猟を楽しみ、貴族と交流し、あつらえのスポーツカーを乗り回すなど、白洲次郎顔負けの悠々たるものだったという。経済的バックボーンには、漱石没後の全集の刊行や、漱石の遺した名作の数々が、出版の大衆化で、生前を凌ぐ人気で売れ続けたことがある。限られた留学資金から書籍の購入費用を捻出するため、昼飯代わりにビスケットをかじることもあった漱石先生。わが息子の優雅な欧州生活を、空の上からどんな顔で見守っていただろうか。
※「全国の大きい皆さん」ってなんじゃ?「大きいお友達」とかでしょ、普通。
※せいじ、味も素っ気もないな~、相変わらず。