『銀魂2 掟は破るためにこそある』

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eiga.com 作品情報 『銀魂2 掟は破るためにこそある』
■解説:空知英秋による人気コミックを小栗旬主演&福田雄一監督のタッグで実写映画化し、2017年の邦画実写でナンバーワンの大ヒットを記録した「銀魂」の続編。原作の「真選組動乱篇」と「将軍接待篇」を融合させたストーリーが展開される。金欠で家賃も払えない万事屋の3人は、ついにアルバイトをすることを決意。しかし、バイトに行く先々で天下の将軍様と遭遇する羽目に。同じ頃、内紛に揺れる「真選組」はかつてない危機に見舞われていた。それはやがて将軍をも巻き込む陰謀へとつながり、江戸中で大騒動が勃発。万事屋と銀時も最大の危機に立ち向かうことになる。主人公の坂田銀時を演じる小栗のほか、菅田将暉、橋本環奈ら豪華主要キャストがそろって続投。
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■スタッフ:/監督 福田雄一 /原作 空知英秋 /脚本 福田雄一 /製作 高橋雅美 木下暢起 川崎由紀夫 山本将綱 宮河恭夫 吉崎圭一 岩上敦宏 垰義孝 青井浩 渡辺万由美 本田晋一郎 /エグゼクティブプロデューサー 小岩井宏悦 /プロデューサー 松橋真三 稗田晋 /アソシエイトプロデューサー 平野宏治 三條場一正 /企画協力 中野博之 大西恒平 真鍋廉 /撮影監督 工藤哲也 /撮影 鈴木靖之 /照明 藤田貴路 /録音 柿澤潔 /美術 高橋努 /装飾 谷田祥紀 /衣装デザイン 澤田石和寛 /ヘアメイク 宮内宏明 /特殊メイク 飯田文江 /VFXスーパーバイザー 小坂一順ポスプロプロデューサー鈴木仁行編集栗谷川純オフライン酒井伸太郎整音スズキマサヒロ選曲小西善行音楽 瀬川英史 /主題歌 back number /アクション監督 田淵景也 /スクリプター 山内薫 /助監督 井出上拓哉 /スケジューラー 桜井智弘 /制作担当 桜井恵夢 /ラインプロデューサー 鈴木大造
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■キャスト:小栗旬坂田銀時) 菅田将暉(志村新八) 橋本環奈(神楽) 柳楽優弥土方十四郎) 三浦春馬(伊東鴨太郎) 窪田正孝(河上万斉) 吉沢亮沖田総悟) 勝地涼(徳川茂茂) 夏菜猿飛(あやめ) 長澤まさみ(志村妙) 岡田将生(桂小太郎) ムロツヨシ(平賀源外) キムラ緑子お登勢) 佐藤二朗 堤真一(松平片栗虎) 中村勘九郎近藤勲) 堂本剛高杉晋助
■作品データ:/製作年 2018年 /製作国 日本 /配給 ワーナー・ブラザース映画 /上映時間 134分 /映倫区分 G
オフィシャルサイト

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パート1でも大好きだったこの疾走シーーン!今回も健在。
なんか幸せな気分になれるんデスワーーーー。

銀魂2 掟は破るためにこそある』本予告

※前作以上に、中盤から終盤にかけて、ギャグとシリアスと感動の三つ巴
バランスが抜群にとれてきて、クライマックスの盛り上がりはハンパナイ。

シネマトゥディ 『銀魂2』興収35億円突破!2018年邦画実写3位の大ヒット 2018年10月2日
『公開中の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』が、興行収入35億円を突破したことが発表された。2018年公開の邦画実写作品としては『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』『万引き家族』に次ぐ3位という大ヒットを記録している。/8月17日に公開を迎えた同作は、前作『銀魂』の初日興行収入対比159%を達成。10月1日時点で興収35億634万5,800円、観客動員269万2,281人を記録し、7週連続で全国映画動員ランキングトップ10にランクインする粘り強い興行を見せている。
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9月からは応援上映や無料アプリ「UDCast」と連携した期間限定の副音声上映も実施しており、2017年の邦画実写でNo.1に輝いた前作の興収38.4億円を超えることができるのかが注目される。小栗旬菅田将暉、橋本環奈ら超豪華キャストが集結し、空知英秋の大ヒットコミックを実写化した同作。原作の「真選組動乱篇」と「将軍接待篇」を融合させたハイブリッドな物語が展開する。(編集部・吉田唯)』

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※しゃくれ銀さんの顔は最近よく見かける・・・あ、あいつだ霜降り明星粗品!!
粗品ソックリだぁーーーーっ!

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※1作目ではフザケすぎ!?と思われた神楽ちゃんも、今回のパート2は
こなれたもの。安心して、その変顔にも付き合ってあげれました♪

公式HP ニュース DVDリリース 記念トークイベント
『12月18日(火)に『銀魂2 掟は破るためにこそある』のブルーレイ&DVDリリース/デジタル配信を記念して、土方十四郎役の柳楽優弥さんと福田雄一監督によるトークイベントを実施しました!/平日の昼間にも関わらず、抽選で選ばれた熱いファンが会場に駆けつけました!柳楽さんと福田監督が登場すると同時に、ファンの女性が来場者に配ったたくさんのサイリウムが一斉に振られるというサプライズが!経緯を知った福田監督が「一本もらってもいいですか?」とお願いし、彼女が監督と柳楽に直接サイリウムを手渡すという展開に。柳楽さんが劇中の“トッシー”さながらに、サイリウムを振る様子に開始早々ファンも大盛り上がり!
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本作では、真選組”鬼の副長”土方十四郎と、ヘタレの”アキバ系オタク”トッシーという正反対の2つの人格を見事に演じた柳楽さん。脚本を読んだ時は「トッシーを演じるのが一番楽しみだった」とのこと。正反対の役を演じ分けるのが難しくなかったかという質問に、「カメレオン(俳優)だから…」と照れながら自画自賛で会場は笑いにつつまれました!福田監督によると「柳楽くんは普段トッシー。僕の印象ではむしろ土方の演技に苦労している(笑)」と暴露。その後、映像特典より、土方とトッシーのメイキング映像の一部が上映され、話は撮影時の話題に。過去に福田監督作で主演した際は自由なアドリブを禁じられていたため、「(佐藤)二朗さんやムロ(ツヨシ)さんが羨ましかった」という柳楽さんでしたが、トッシーが万事屋の3人と対面し話すシーンで、初めて福田監督に自由にやっていいと言われたと明かしました。その念願のアドリブシーンでは、本編に使われた映像の3倍くらいの時間を柳楽が話し続けていたというエピソードが明かされ、また、本作で土方と敵対する伊東鴨太郎を演じた三浦春馬とは、子役時代にオーディションでよく一緒になる事が多く、高校も同じだったこともありライバル関係にあり、「こういう形で今回共演できた事に感動した」と共演に対する思い入れを語りました。
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イベントの最後に福田監督は「めちゃくちゃ頑張った映画なので、より多くの応援を頂いて「銀魂3」に繋げたい」とコメントし、会場からは大きな声援が!さらに、ペンライトを配った女性に、柳楽さんから直接サイン入りの土方十四郎ポスターを渡すというサプライズもあり、「銀魂」愛あふれるイベントとなりました。』

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※今回一番期待して観たのが、敵剣士役の窪田正孝クン!凛々しい役もこなっしょん
なーーー!「やればできんじゃん、六郎だって~~~」と、隣からチャチャ入れる
市川実日子さんの姿が、垣間見える気がした。。。

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※えーーーーーー。なんだかんだでいっぱい叶っておリンす!
パート3は、さらに複雑なストーリーになって失速しちゃう
ことのないように、また願掛けしておくとよいなりン~。

NIKKEI STYLE 実写『銀魂2』、ヒットの秘訣
『――原作はシリーズの単行本発行部数が5500万部を超える人気漫画です。「売れている原作」を実写化するには様々な困難があったかと思います。
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小岩井宏悦氏( ワーナー・ブラザース映画エグゼクティブプロデューサー。 1989年フジテレビ入社。『ラブジェネレーション』『パーフェクトラブ』などのドラマを担当。2007年4月、ワーナー・ブラザースに転職。『るろうに剣心』『銀魂』シリーズなどの映画製作に携わる。)「確かに売れているコミックを実写化することは両刃の剣です。認知度も高いし、潜在的なお客さんもいる。でも、それだけに熱心なファンが大勢いる。そこに手を付けることで生じる『リスク』はいつも最も神経を使うところです。私の好きなスティーブ・ジョブズ(米アップル創業者)の言葉に『客は自分のほしいものを知らない』という言葉があるのですが、お客さんに『このコミックをどんな風に実写化したら見たい?』と聞いても答えは出てきません。我々が汗をかいて手探りで提示していくしかない」「これまで何作も人気コミックを実写化してきて学んだのは、原作キャラクターの単なる再現やストーリーをなぞるだけにとどまらない、原作のスピリットに対する圧倒的なリスペクトが絶対的に必要条件だということです。そして『銀魂』のように当てるためにはそこに実写映画化する意味、実写でなければ描けない何かという独自の付加価値が十分条件になってきます」――具体的にはどんなことでしょうか。「例えば、ぎりぎりのパロディーは原作にもありますが、実写映画には福田雄一監督のオリジナルのパロディーが随所に出てきて、感想を見るとお客さんが喜んでいるのはそこだったりするんですよね。きちんと原作をリスペクトした上で、その魅力をさらに倍増させるエッセンスであれば、ファンはちゃんと納得して受け入れてくれる。そういう意味では、実写映画の作り手として大胆に冒険する部分も必要だと感じています」――「売れている原作」の中から実写化する基準はあるのでしょうか。「なによりも重要なのが、そのコミックを実写化する意味があるかということ。顕著な例は、その役をできる役者が現れたとか、テクノロジーが出てきたとかです。あとは2時間できちんとお客さんがカタルシスを持って帰れるストーリーを作れるのかどうか」
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――『銀魂2』では前作を踏まえて、続編製作の苦労などはありましたか。福田雄一監督。小岩井氏は「監督を筆頭にキャスト、スタッフ全員が面白がって銀魂を作っていた」と話す。「クリエーティブな部分は福田監督がすべてですし、ご自分でシナリオも書かれるのでとにかくシナリオを待つだけでよかったです。ただ今回、最初はギャグエピソードをメインでやるつもりだったのに、突然、監督が『やっぱりもっとお客さんを喜ばせるためには、前作にあった男気とか感動とかアクションとかもないとダメなんじゃない?』と言い始めて、クランクインの2、3カ月前くらいにシナリオを書き上げてきたときはビックリしましたね(笑)。普通はそんな大きな方向転換は相当苦労するものですが、福田監督は見事にギャグと男気とアクションと友情がすべて入ったシナリオを書き上げてきました。結果をみてもそうですが、あそこでの監督の判断は正しかったと思います」「この作品で忘れちゃいけないのが、何といっても小栗旬さんの存在。みんな言っていますが、小栗さん自身がイコール『銀さん』なんですよ。男気があって後輩の面倒をみて、いい具合に力が抜けていて(笑)。ウソをつかずに、たまに熱くて。彼が主演だからこれだけ主演級の役者が集まる作品を作ることができた」
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■ネット時代、多様化する「見たい映画」――最近はネットを通じて様々な情報を得たり、情報交換ができるようになったりしていることから「監督がこの人だから」「脚本がこの人だから」などと見る側の選択肢もどんどん変化しているようです。「確かに試写をやったデータでも、原作ファンやキャストファンと同じくらい福田監督のファンが多くて(笑)。福田監督作品だから見に来たというのは監督が他の映画やテレビドラマ、舞台やミュージカルでもお客さんの期待に応え続けてきたからだと思います」――これからの日本の映画界はどう変わっていくと思われますか。「従来のテントポール戦略の見直しを迫られていると感じています。テントポールとは、テントの支柱のように目立つハリウッドの大作映画のことです。これまでは売れている少年コミックを破格の予算をかけて実写化して、CGやアクションもふんだんに盛り込む。夏休み映画やゴールデンウイーク映画として公開して、1作目が成功したらシリーズ化するということを最優先にしてきました。ただ、他社さんを含めてうまくいっているのは『るろうに剣心』と『銀魂』の2シリーズしかなく、打率が悪くなっています。少女コミック原作の実写化も同様に決まったパイを多くの作品が取り合うようになって、一切れがどんどん小さくなっている。もちろん今まで通り『強いコミック原作を実写化する』というやり方もしつつ、別の方法も模索しないとダメだなと……」(ライター 近藤明子)』

●メイキングいろいろ

※舞台裏楽し♪

MANTAN WEB コメンタリー「感動したい人は聞かないで」
『俳優の小栗旬さん主演の実写映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」(福田雄一監督)のブルーレイディスク(BD)&DVDの特典映像に収録される、ビジュアルコメンタリーの一部が21日、公開された。映像には小栗さん、菅田将暉さん、橋本環奈さん、福田監督の4人が参加。前作「銀魂」の際は小栗さんと福田監督の2人で収録したため、“万事屋”の3人が集結したコメンタリー映像は今回が初めて。/公開された映像は、菅田さんと橋本さんが、本編上映開始から約1時間後に参加するシーン。すでにコメディーパートが終了しているタイミングだったため、福田監督と小栗さんが「ここから加わる必要あるかな?」「俺らもう仕事終わってるからさ」とジョークを飛ばし、菅田さんから「ちゃんと感動したい人は聞かないで」と爆弾発言が飛び出すなど4人の和気あいあいとした様子が映し出されている。』

佐藤二朗特別インタビュー映像


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※二朗さんのシーンは字幕で見るべし!!奇妙奇天烈な言葉を
目で解読するのだ!(耳じゃあ無理!w)

gooランキング 『銀魂』で最もはまっている役
『1位は「神楽(橋本環奈)」!ネットに投稿された“奇跡の一枚”が話題になり、「1,000年に一人の美少女」として大ブレイクした橋本環奈。女優としてはもちろん、バラエティー番組でも活躍しています。そんな彼女が演じる『銀魂』のヒロイン・神楽は、戦闘民族「夜兎族」の少女で、作中では“ゲロ吐き”“鼻ホジ”“白目”を披露する癖のあるキャラクター。そんな神楽を臆することなく見事に演じた橋本環奈に「強烈だった」「全力すぎた」「最高」と言った賞賛の声が多く集まりました。/位は「坂田銀時小栗旬)」!わずと知れた大人気俳優の小栗旬。そんな彼が演じた主人公・坂田銀時は、普段は全くやる気がなくぐうたらな生活をしていますが、実はすご腕の侍という役どころ。ヘアスタイルも特徴的な坂田銀時。役作りでは地毛を銀髪に染め、その上からさらにウィッグをかぶり銀時らしさを出したそう。見た目も去ることながら、渾身の役作りは原作ファンからも高く評価されました。/3位は「沖田総悟吉沢亮)」!』
・美しすぎる正統派イケメンと名高い吉沢亮。彼が演じた沖田総悟のベビーフェイスでイケメンの容姿はまさに吉沢亮にぴったり。定評のある演技力でドSで不真面目な沖田総悟を演じきり、SNSでも「沖田がそのまま出てきた」「めちゃくちゃはまってた」と賞賛の声が多く見られました。


●dTVオリジナルドラマ「銀魂-ミツバ篇-」第3話 いくつになっても歯医者はイヤ篇 (6分)


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※こういう馬鹿馬鹿しいやりとりのあとに、伊東と近藤の熱い人間ドラマ
なぞもブッコんでくるもんで、そのギャップに萌えるっちゅうとこはある
わなーーー。ちょっとNKHドラマ「新選組!」での、香取慎吾谷原章介
の一連のやりとりとか思い出して熱くなっちゃったワサーーー。




☆書籍「元気が出る言葉」&サライ「日めくり漱石」をお届け♪

(詳細は、1月2日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日12月21日(金)の、「元気が出る言葉」は~?

『この一球は絶対無二の一球なり。されば心を挙げて一打すべし。この一球一打に技を磨き体力を鍛へ、精神力を養ふべきなり。この一打に今の自己を発揮すべし。これを、庭球する心といふ。』
出展:「庭球訓」
発言者:福田雅之助 (テニス選手 1897年5月4日~1974年12月21日)
『解説:1995年松岡修造がウィンブルドン選手権で日本人男子として62年ぶりにベスト8に進出した。最終盤、松岡が突如「この一球は無二の一球なり」と絶叫するのだ(YouTubeでも確認できる)。テニスの試合で格言を絶叫するって見たことがないが、それだけテニス界では有名なのだ。福田は前日本テニス選手権の第1回大会男子シングルス優勝者で、この言葉は早大テニス部に贈ったもの。ここぞというとき、テニス以外でも使える名言だ。』

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◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・

●松岡修造の名言動画 ウィンブルドン1995


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※確かに言うてますけど、活舌悪くて何言ってるかちょっとわかんないナw

◎「エースをねらえ」でも、27歳で夭逝した宗方仁の好きな言葉であったり、
 オーストラリアの男子テニスプレイヤーであるエディ・レイノルズが友人
 の宝力冴子から教わった言葉だったり、といろいろ引用されているらしい。

●松岡修造メッセージ

※松岡修造は、上記の格言を、宗像コーチの言葉だと思って叫んだ
 公算が高いぞーーーw

☆本日の、『日めくり漱石』は・・・
サライ 「夏目漱石」の記事一覧

“やりたい事があり過ぎて、十の二三も実行出来ない”

明治38年(1905)12月21日、38歳の漱石】原稿執筆が一段落し、上野の料理屋に向かう

今から111年前の今日、すなわち明治38年(1905)12月21日、38歳の漱石は夕方になると、東京・上野の割烹料理屋「伊予紋」に向かった。そこで、文学者や詩人などが集まる会合があった。名づけて「伊予紋会」。漱石をこの会に誘ったのは、東京帝国大学の同僚の上田敏だった。

上田敏は詩心に富む英文学者で、ボードレールヴェルレーヌ、カール・ブッセらの詩を雅語を連ねた荘重な調べの中にうつしとった名翻訳詩集『海潮音』によって一世を風靡していた。夏目家では1週間前にお産があった。四女の愛子が、近所の産婆さんによって自宅で取り上げられていた。産後、鏡子夫人が発熱した。当時は、お産時やお産のあとに母親が亡くなってしまうというケースが現代よりずっと多かった。実際、この4年後の明治42年(1909)8月には、漱石の学生時代からの友人の菅虎雄の妻が、お産のあとに体調を崩して亡くなってしまっている。葬儀にかけつけた漱石は、まだ小さい子供たちが母の霊前で焼香する姿を見るにつけても、一層の哀しみに沈むのだった。

わが妻のお産後の発熱という事態に、漱石も「万一のことがあっては」と気が気でなかったが、ほどなく平熱にかえった。ほっとしていると、今度は次女の恒子が熱を出した。ハシカの疑いもあった。一方で、漱石は、この2週間、教師仕事の合間を縫って、原稿を書きづめであった。締め切りに追われ、高浜虚子宅で開かれた文章会も欠席。ついには、大学の講義も一日休講にせざるを得なかった。ひと段落つくと、もう原稿用紙を見るのも嫌で、「こんなことでは小説を書いて飯を食っていくことなど、思いも寄らない」と、ひとり苦笑いするのだった。

原稿を書き終わって気が抜けると、漱石はひととき、仕事を離れて遊びたい気分になった。それだけストレスがたまっていた。この前日も、門弟の東大生・坂本雪鳥とその友人の川淵正幸を自宅に招いて昼食を馳走して、歓談したりしていた。そしてこの夕刻。酒もほとんど飲めず、流行りの唄に手拍子を合わせて口にのせるような調子のいいタイプでもない漱石が、嬉々として料理屋へ向かった。/鏡子や赤ん坊の健康はもちろん、熱の出ていた恒子の症状も落ち着いてきていた。いまはなんの気がかりもなく、一夕、「伊予紋会」の文人仲間と酒食をともにし、体内にたまった気鬱を払おうとしている漱石先生だった。

細かすぎて伝わらない関連動画など

(「海潮音」「上田敏」で動画検索してみました!!)

●落葉 ポール・ヴェルレーヌ 上田敏訳(朗読)


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山のあなた カール・ブッセ 上田敏訳(朗読)



※これは有名な詩です♪

ジョニーAのつぶやき:「詩」はいっぱい朗読動画があるんだなぁー。そういうの集めてもいいかも・・・