『ぼくの名前はズッキーニ』

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eiga.com 作品情報 『ぼくの名前はズッキーニ』
■解説:母親を亡くし孤児院に入れられた少年が周囲の人々との関わりの中で成長していく姿を描き、第89回アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされたスイス製ストップモーションアニメ。アルコール依存症の母親と2人きりで暮らす9歳の少年ズッキーニ。ある日、ズッキーニの過失によって母親が死んでしまう。親切な警察官に保護されて孤児院で暮らすことになった彼は、新たな環境の中で自分の居場所を見つけるべく悪戦苦闘する。フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門の最高賞にあたるクリスタル賞と観客賞をダブル受賞。日本では、東京アニメアワードフェスティバル2017の長編コンペティション部門に出品・上映され、優秀賞を受賞している(映画祭上映時タイトル「ズッキーニと呼ばれて」)。
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■スタッフ:監督 クロード・バラス /原作 ジル・パリ /原案 ジェルマーノ・ズッロ クロード・バラス モルガン・ナバロ /脚本 セリーヌ・シアマ /アニメーション監督 キム・クークレール /人形制作 グレゴリー・ボサール /撮影 ダビッド・トゥトボワ /美術 リュドビック・シュマラン /編集 バランタン・ロテリ マリー=エブ・ヒルデブラント /音楽 ソフィー・ハンガー /声優監督 マリー=エブ・ヒルデブラント
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■キャスト(声の出演):ガスパール・シュラター(ズッキーニ) シクスティーヌ・ミュラ(カミーユ) ポーラン・ジャクー(シモン) ミシェル・ビュイエルモーズ(レイモン) ラウル・リベラ(アメッド) エステル・ヘナード(アリス) エリオット・サンチェス(ジュジュブ) ルー・ウィック(ベアトリス) ブリジット・ロセ(イーダおばさん) モニカ・ブッディ(パピノー先生) アドリアン・バラゾン(ポール先生) ベロニク・モンテル(ロージー
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【日本語吹き替え】峯田和伸(ズッキーニ) 麻生久美子カミーユ) リリー・フランキー(レイモン) 浪川大輔(シモン) 早川舞 ちふゆ 小若和郁那 赤坂柾之 実川貴美子 熊谷海麗 松本沙羅 引坂理絵 宮本誉之
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■作品データ:/原題 Ma vie de Courgette /製作年 2016年 /製作国 スイス・フランス合作 /配給 ビターズ・エンド、ミラクルヴォイス /上映時間 66分 /映倫区分 G
オフィシャルサイト
■受賞歴
・第89回 アカデミー賞(2017年)
 長編アニメーション部門ノミネート(受賞作は「ズートピア」)
・第74回 ゴールデングローブ賞(2017年)
 最優秀長編アニメーション映画賞ノミネート(受賞作は「ズートピア」)
※独特の造型は、好き嫌いが分かれるだろう(特に目の周りの輪郭線は
どーーーにも不自然なのだが・・・)けれど、お話自体はジンワリ胸に染み、
万人の心に響く内容に仕上がっている♪

●予告編:日本語吹替版キャスト


eiga.com 映画ニュース 「ぼくの名前はズッキーニ」監督とNHK「ニャッキ!」作者によるストップモーションアニメ対談
『世界最大のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭で最優秀賞と観客賞、第89回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされたストップモーションアニメ「ぼくの名前はズッキーニ」が2月10日公開する。クロード・バラス監督と、同作に大きな感銘を受けたという、NHKEテレ「ニャッキ!」で知られるアニメーションディレクター伊藤有壱氏が語り合った。
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/伊藤「ぼくの名前はズッキーニは、自分の宝物にしておきたいような、そういう幸せな気持ちになる映画でした。言葉にとらわれずに、心が解けていくような優しさを感じる、本当に特別な体験でした。以前バラス監督の短編を見て、とても個性的な作品を作られる方だなと感じていましたが、その後、この初長編作を見てまた印象が変わりました。監督の中で変化か何があったのでしょうか?」/バラス「ありがとうございます。伊藤さんの感想をうれしく思います。『ズッキーニ』原作では、登場人物たちがいか自分たちの心の傷を再生していくか、というところに焦点が当てられています。私はそこを映画化したく、スタッフたちも私のその思いに賛同してくれたと思うのです。難しい状況をいかに乗り越えて生きていくか、傷ついた心をいかに癒していくか、またそれが可能だということを描きたかったのです。求められる技術はたくさんあるけれど、自分にとって一番大事なのはそこではなくて、アニメーションを通してどういう感情を表現するかでした」「長編を作ろうと思ったのは、2006年のことです。伊藤さんがご覧になった短編を作る前から『ズッキーニ』の構想があり、準備をしながら作った平行して4本短編を作り、その4本を作った同じスタッフとともに、最終的にズッキーニへ向かって行きました」/伊藤「つまり、チームを育てていたのですね」/バラス「そうです。短編でさまざまなことを吸収、学習しながら、スタッフ全員で作り、信頼感もできあがっていきました。短編を作るときは、1~2週間休まずに集中して短期間で仕事をしていくことができます。しかし、長編の場合はそうはいきません。休まずに何年もの間、作り続けるとくたくたになってしまいます。ですから、長くひとつの作品に関わるためには作業全体を単純化していかなければならない。そのために時間をかけて考えて、準備をしなければならない。シンプルにすることが長い作品を作ることだと学びました」「伊藤さんのニャッキ!はすごくシンプルだと思います。色をたくさん使っているわけではなし、フォルムも基本的には1種類で、そこに変化をつけていく。動きの変化をつけることで、たくさんの笑いであるとか、さまざまな感情をそこで表現できますね」
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--ストップモーションアニメの魅力は?/伊藤「僕は、手描きやコンピューターのアニメを作ってきて、最後に粘土にたどり着きました。自分の手で触るということで、良いことも悪いこともすべて率直に形に出る。あまりに誠実すぎる素材に接すること自体が、自分のクリエーション。それは作品にはっきりと出るので、ごまかしのきかない表現の魅力というのを、一生続けていきたいと思ったのです」/バラス「僕も同じです。イラスト、CGとやってきて、そしてパペットと言う流れです。パペットを作ることは、とてもフィジカルなこと。“もの”を使って、映画で言わせたいことを感じさせる。それは、マスクをつけて演技をするような感じもするし、マジカルなことでもある。手で触って物を作る、手で触って人形を動かす、そのすべてがやっぱりごまかしのきかないことであるし、後戻りできないことであるということが魅力」/伊藤「後戻りできないですよね。私たちは共通の苦労を経験していると思います」--キャラクターと物語、どちらから先に作られるのでしょうか?/バラス「私の場合は、ストーリーとキャラクターを行ったりきたりしながら、最終的に物語が出来ていきます。もちろん、長編を作るときにどんなことをアニメーションにしたいかというような構想はざっくりとあります。それに対して、キャラクターができる。そして、キャラクターを作りながら、それがストーリーにも影響し、ストーリーが深まると、またキャラクターに影響を及ぼすというサイクルで、いったりきたりして作っていきます」/伊藤「それはバラス監督の作品を見て、納得できました。僕は短編を作るのが好きで、今は長編作る発想がないのですが、最初に浮かぶのはアイディアです。それは、テーマ的なことだったり、形だったり。ニャッキ!の場合は棒1本というキャラクターを何とかしたい、その一言から生まれました。ひとつのアイディアがどんな形をとっていくのか、すべて自由な状態で、アイディアに従って短編を作っています」
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--これまでどのような映画作品に影響を受けましたか?/伊藤「やはり、好きな作品は短編アニメーションが多いです。一つ挙げるなら、カナダのコ・ホードマンのストップモーション作品『サンドキャッスル』。砂が勝手に生き物のように城を作り、風が吹いて元に戻っていくというストーリー。それが、アニメーションを作りたいと感じたきっかけの一つです。長編製作の醍醐味とは別の視点で、僕は短編でいい作品を作っていきたいですね」/バラス「私の故郷のスイスを舞台にしたアニメーション『アルプスの少女ハイジ』が子供の頃放映されていて、日本の高畑勲さんや宮崎駿さんが作られたいうことで、面白いと思っていました。『もののけ姫』は自分が見た最近のアニメーションで一番強いインパクトを与えられました。実写ではヨーロッパの作品をよく見ます。二人とも全く違うタイプの監督ですが、ケン・ローチラース・フォン・トリアー監督の作品が好きです」』

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※あとから思い返すと、ジワッと心があったかくなるシーンだらけダッタなー♬

●メイキング ST 24

※ストップアニメーションはいつもながら、こういうメイキングを見ると
製作スタッフに対する敬愛の情が、また一段と増してくるのナァーーー。

クロード・バラス監督が世界的な評価を得るきっかけとなった
 短編アニメ『LE GÉNIE DE LA BOÎTE DE RAVIOLIS(魔法のラビオリ缶)』


アニメ!アニメ! クロード・バラス監督 ジャパニメーションを語る
『バラス:日本のアニメからインスパイアされている部分は多いです。高畑監督と宮崎監督によるTVアニメ「アルプスの少女ハイジ」は幼い頃にスイスで見ましたが、特に印象深い作品です。ハイジは単にかわいらしい存在はなく、孤児として厳しい現実の中で生きている少女でした。そういう面は「ズッキーニ」にも大きな影響を与えたのではないかと思います。「ハイジ」は日本のアニメですが舞台はスイスですので、スイス生まれの私が今ズッキーニの人形をもって日本に来られたことには深い縁を感じます。――大人になってからご覧になられたアニメはありますか?/バラス「“もののけ姫”は特に好きな作品です。最近の作品なら、片渕須直監督の“この世界の片隅に”、短編では山村浩二監督作品(“頭山”など) もとても好きな作品です。また、高畑監督の“火垂るの墓”も非常に印象に残っています。漫画であれば松本大洋浦沢直樹の作品が好きです。――日本の漫画も読まれるんですね。/バラス:アニメ映画の「鉄コン筋クリート」を見たのをきっかけに漫画も読むようになりました。谷口ジローの漫画も好きですが、これらの作家はヨーロッパではとてもポピュラーですよ。小説でいえば村上春樹の認知度と同じくらいのレベルです。
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――映像表現の面で、日本のアニメの特徴はどのように捉えられていますか?/バラス:日本のアニメは、感情の表現がミニマリストに徹しているという印象があります。必要のないものは極力そぎ落とした感情の描き方が、『ぼくの名前はズッキーニ』のキャラクターたちの感情の描き方にすごく近いなと思います。たくさんの制約がある中で本当に必要な部分のみを抽出することで、それが逆に広がりをもって大きく感じられるという事を意識して作品作りをしています。――確かに、ディズニーアニメーションであれば全身を動かし顔の輪郭も大きく変化させて喜怒哀楽を表現するのに対して、パペットアニメーションも日本のアニメも、動くのは口や目や髪だけなのに、より深い感情を感じられる、という点は似ていますね。/バラス:そうですね。面白い共通点だと思います。これまであまり意識してきませんでしたが、確かにそういったところは日本のアニメの影響を受けているのかもしれません。あと、日本のアニメや映画でもロマンティシズム(ロマン主義)を描いている作品がありますが、私にはそれがちょうどいいバランスのように感じます。逆にヨーロッパの作品ではそれがあまりに濃いように思います。――監督の言うロマンティシズムとは、具体的にはどういうことですか?/バラス:個人の感情の表現に重きを置くのがロマンティシズム。それに対して、個人の感情を通じて人々がどのように社会と対峙し戦っていくのかを描くのが社会リアリズムです。ヨーロッパの作品の場合、個人の感情(=ロマンティシズム)のウエイトがあまりにも大きいことが多いように思います。そのせいか、たとえば同じ作品であっても、日本語だとさらっとした感じにできるのに、フランス語だと、全く同じことを言っていても大仰になってしまいます。
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――日本の作品もバラス監督の作品も、個人の感情そのものを派手に描くことではなく、個人個人の静かな感情や生き方と、それを通じて社会を描くことに価値を置いている、ということでしょうか。片渕監督の「この世界の片隅に」はまさにそんな映画でしたね。/バラス:そうですね。ちょうど先日片渕監督とお会いしてお互いの映画について話しましたが、そんな話もしましたよ。――片渕監督とは他にどんな話をされましたか?/バラス:私は片渕監督の作品で特に「マイマイ新子と千年の魔法」が気に入っています。何故かというと、主人公の女の子(新子)が自分の先祖や昔のことに想像を膨らましていくのですが、私も同じように「自分の先祖はどんな人だったんだろう」「その人たちはどんなところに住んでいてどんな生活をしていたんだろう」と思いを馳せるのが好きだったんです。「マイマイ新子」はそんなかつての自分を思い出させてくれると同時に、その体験を通じて現在のことも見つめ直させてくれる、そんな作品だから好きなんです。そんな話を片渕監督にしたところ、片渕監督も「ぼくの名前はズッキーニ」を見て子供の頃のいろんなことを思い出させてくれた、とおっしゃっていて、お互いの作品が共鳴し合ってるね、ということを二人で話しました。
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――「ぼくの名前はズッキーニ」を映画化したのも、子供だけでなく大人も自分の子供時代を思い返して物語を楽しんでもらうため、ということでしょうか? /バラス:いいえ、実は『ぼくの名前はズッキーニ』の原作は大人向けの小説で、どちらかというと私はこれをもとに子供に向けた作品にしようと思って映画を作りました。ところが実際に上映されると、数多くの子どもや子ども連れの大人だけでなく、子どもを連れていない大人だけの観客もたくさん見に来てくれたんです。それは私にとっては予想外でしたが、嬉しいことでもありました。では何故大人たちが見てくれたんだろう? と考えると、子どもたちの物語によって描かれる様々な感情は、大人たちに自分たちが子どもだった頃のいろんなことを思い出させ、それによって大人の感情も動かす、それが大人の観客を動員する理由になっているように思います。――日本のアニメも多くの場合、主人公は少年少女で、大人のファンも彼らの感情を通じて物語を楽しんでいるので、同じように感じます。/バラス:そうですね。そういえば、新海誠監督の「君の名は。」や細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」も面白かったですよ。――それらの作品もSF的哲学的な要素よりは共感しやすい若い主人公たちの感情を軸に描いてヒットした作品でした。/バラス:「ぼくの名前はズッキーニ」も、そういった作品を好むアニメファンの方に親しんでいただける作品のように思います。』

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※片淵監督とのインタビューは下記サイト参照・・・


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カミーユに込められたヒロイン像のあれこれ。

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※主人公の暗さは、富野アニメを髣髴させるものが?
そう言えば「Zガンダム」の主人公がカミ-ユだっけー。

●La mia vita da Zucchina - La discoteca

※楽しく踊っているシーンですらこの閉塞感!!
全編、このテンションで進むが、ラストに開放感が待っている。。。

飛石連休 藤井ペイジHP 『映画 ぼくの名前はズッキーニ』
ストップモーションアニメ。いわゆるクレイアニメのようなテイストなのですが、海外のこういう系の映画って、どうにもキャラクターがかわいくなくて。この映画も、最初ポスターを観たときは、「おっ」と思いましたし。でもね、とにかく作りが細かいんですよ。子供たちの表情から、小さな機械の動きまで、びっくりするような細かいところまで、丁寧に描写してあって。そういう部分を観ているうちに、だんだんと子供たちにも感情移入できるようにもなり。いつしかすっかり子供たちの親のような目線で見守っている自分がいました。
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子供にとって、親というのは絶対の存在であるわけですが「親はなくとも子は育つ」という言葉もありますからね。親と離れて暮らしながらも自分の存在意義を問いながらたくましく育つ子供たちに、子を持つ親として、いろいろ考えさせられました。人間にとってきっと大事なのは、親であれ他人であれ、人との繋りであり、その繋がりが、時に人生の命綱になることもあるのですね。/☆個人的見どころ ①子供たちの絆 ②細かすぎる描写 ③ご機嫌お天気メーター』
※確かに!ご機嫌お天気メーターは面白い発想でした!!

●アフレコ映像

リリー・フランキーがめっちゃプロっぽい貫録でワロタ。多彩なオサーンじゃ!


『■内容(「BOOK」データベースより):ある日、不幸な事故で、母を亡くした幼い少年・ズッキーニ。ひとりぼっちの彼を待ち受けていたのは、養護施設「レ・フォンテーヌ」の仲間たちと、ひとりのやさしい警察官だった。/■登録情報:/単行本 356ページ /出版社 DU BOOKS /言語 日本語 /ISBN-10: 4866470429 ISBN-13: 978-4866470429 /発売日 2018/1/12 /梱包サイズ 19 x 13 x 1.8 cm /おすすめ度:未記載 /■カスタマーレビュー:まだなし』

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※これは生徒用読み物にふさわしいかもダナーー。本屋さん探索してみるかーーー。

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☆「プロレス今日は何の日」と「漱石と明治人のことば」をお届け~♪

(詳細は、1月1日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日2月2日(土)の、「プロレス記念日」は~?

年度・団体【1997年・新日本】
カテゴリー【事件】
見出し:『蝶野のnWоジャパンが始動』
『解説:96年にWCWでハルク・ホーガンケビン・ナッシュスコット・ホールが「nWо(ニューワールドオーダー)」を結成。その年の暮れに遠征した蝶野が加入し、自ら率いる狼群団もこの日、後楽園で合体。スコット・ノートンも巻き込み、「nWоジャパン」がスタート。のちに武藤も合流する。/それまでのヒール軍団と違ったのは、アメリカで同時進行するユニットだったこと。これは現在の、ロス・インゴベルナプレスの先鞭と言っていい。nWоのロゴTシャツが爆発的に売れ、プロ野球選手をメンバーに招き入れるなど、世間に向けても発信した。』

◎関連書籍、ニュース記事、試合動画、など。

NWO Japan


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※蝶野は日本人の中では一番、しっくりくる吠え方をしますなぁー。

蝶野ブログ プロレス30周年企画!「アリストトリスト×WWE」ダブルネームで nWo Tシャツが復活 2014/7/2
『今年プロレスデビュー30周年を迎えるアリストトリスト有限会社の蝶野正洋代表が、メモリアルイヤーに合わせて、かつて大ヒットした『nWo Tシャツ』を復活させることを発表しました。
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7月2日、東京ビッグサイトで開催されている展示会『ライセンシングジャパン』のイングラムブース内で記者会見を開いた蝶野代表は、自身が運営するアパレルブランド・アリストトリストと米WWEのダブルライセンス商品として、nWo Tシャツを発売することを発表。nWoといえば、蝶野正洋が中心となり、1990年代後半に日米で一大ムーブメントを起こしたユニットで、Tシャツについては記録的な売り上げを誇り、日本国内で40万枚近く売り上げたといわれています。/蝶野本人もnWoには愛着があります。「nWoは自分の大きな分岐点となったユニット。アメリカでホーガン、ナッシュ、ホールの3人が、与えられた企画以上のものを発想してレスラー主導でムーブメントになった。俺もあの頃は、ちょうど新日本隊を抜けて一匹狼になったところで、何かヒントをつかもうとアメリカに視察に行ってnWoに加わることになった。自分自身で考えての行動だったので、思い入れは強いね」
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ただし、nWo Tシャツ販売にあたって、蝶野自身にリバイバルという意識はありません。「かつてのファンも自分と一緒に年齢を重ねていると思いますが、最近はバラエティ番組やEテレの子供番組に出演していることもあって、若い世代や子供たちへの認知度が上がってきているように感じる。これを機にぜひ、かつてのnWoブームを知らない若い人、女性やお子さん、親子で着て欲しい」と、幅広い世代が楽しめるグッズにしたい意向です。会見に出席したイングラムの加藤勉社長も、今後のアリストトリストとのライセンス事業について「親子ブランドとして世の中に訴えられるファッションブランド展開をしていきたい」とコメント。』
※いやー、今見てもやっぱ、カッコイイっすねー。このデザインは!!

☆本日の、『漱石と明治人のことば』は・・・
漱石と明治人のことば目次

【今日のことば】「僕の一身にとってこの落第は非常に薬になったように思われる。もしそのとき落第せず、ただごまかしてばかり通って来たら今頃はどんな者になっていたか知れないと思う」――夏目漱石

【解説】
夏目漱石というと、帝国大学(現・東大)卒、文部省派遣の給費留学生で、典型的な優等生のエリートというイメージがある。事実その通りなのだが、一方で、一高在学中に落第も経験している。

しかし、このことが却って薬となり、漱石は以降、一高で首席を通し、大学でも特待生となったのである。

「若い頃に一度くらいは挫折を経験してもいいのだ」「変にごまかして切り抜けることを覚えるより、つまずく方がよい」と、漱石は言っているのだろう。むしろその方が、人間的な奥行きを獲得するいい機会にもなるのだよ、と。談話筆記『落第』の中に記されたことばである。

作家の志賀直哉学習院中等科時代、二度の落第をしている。自転車や漕艇などの運動に熱中し、学業を怠った結果だった。だが、そこに人生の転機があった。

二度の落第で、志賀は武者小路実篤と同級となり、以降、生涯にわたって篤い友情を育み保持していくのである。のちの白樺派の芸術運動も、この両人が核となった。

こうした出逢いも、落第による効用と言えなくもない。

細かすぎて伝わらない関連動画など

(「落第」「薬」で動画検索してみました!!)

NIKKEI STYLE 中学で落第、危機救った掃除癖 和魂洋才の八分目経営(3) 日本ケンタッキー・フライド・チキン元社長 大河原毅氏
→『日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)創業時のメンバーで、3代目社長を務めた大河原毅氏の「仕事人秘録」。今回も少年時代を振り返る。/家業の破綻で勉強どころではありません。横浜に住むことはできず鎌倉の極楽寺で一人暮らしを始めました。同級生は私のことを裕福なボンボンと思っていたようですが、食べるものにも困るようなありさまでした。体育の時間のことです。運動場で倒れてしまったのです。私を抱えた先生があまりに軽いことに驚かれ、ジープで自宅まで送ってくれました。先生はその時に私の住む家が電気を止められ、食べるものもない状態にあることをお知りになったようです。
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栄光学園は神奈川の丹沢に宿泊施設を持っていました。夏、約1週間の合宿をするためでしたが、私はその宿泊施設で過ごすことを許されました。施設にいれば食事に困ることはありません。小児結核からの病み上がりの身ですから運動会は嫌でたまらず、運動会の数日前から体調がよくないと予防線を張っていました。と言うのも私の家からは誰も来ないのです。運動会はみんなお昼に家族と一緒にお弁当を食べるのですが、私は独りぼっちでした。しかし、それを先生が察してくれました。昼に「大河原君、ちょっと」と、教室に行くように言われるとそこにはミルクとサンドイッチが置いてありました。うれしかったです。栄光では2度落第すると放校処分になるが、大河原氏は中学3年生で2度目の落第をしてしまう。2度の落第は栄光の開学以来初めてだったそうです。別の学校に移らなくてはなりません。父に相談すると「君の責任なのだから、君が解決しなさい」と言います。仕方なく「何をすればいいですか」と聞くと「(栄光の初代校長で上智大学で教えていた)グスタフ・フォス校長に相談しなさい」と教えてくれました。
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電車を乗り継いで初めて東京に行き、四ツ谷駅近くの上智大でフォスさんにお会いしました。事情を説明し「頑張りますから仮進級させてください」とお願いしたところ、認めてくださり、何とか高校1年生になることができました。理由はおそらくこんなことなのだと思います。授業が終わった後、私が掃除を頑張っていることを評価してくれたのです。クラブ活動で忙しい友達とは違い、運動が苦手だった私は教室や廊下を丁寧に雑巾で拭いていました。何枚も雑巾を使い、掃除を終えて鉄パイプに水洗いした雑巾を掛けて下校しました。翌朝、登校すると乾いた雑巾が風を受けてはためいているのを見るのが好きでした。「あいつは勉強はできないが、人が嫌なことを率先してやっている。そんな生徒がこの学校にいてもいい」。掃除癖は日本ケンタッキー・フライド・チキンで店長などをしていたときにも残り自然と体が動いていました。[日経産業新聞2013年3月17日付]』

●【アラジン】落第ブギ ~あなたのメロディより~

・作詞作曲:熊谷美幸 vo:アラジン (1982年10月放送『NHKあなたのメロディー』より)・・・放送されるにあたり、歌詞の頭の良くなる薬、が馬鹿を連想するのではないかと、公共放送では、もめたそうです。

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※アラジン自体が「パチモン感」の強いシンガーやかんねー。

カウンセリング恵 <僕の一身にとってこの落第は非常に薬になった・・・>
→『<僕の一身にとってこの落第は非常に薬になった・・・> 2019年1月8日のコラム「編集手帳」を読んでいますと、夏目漱石の一校(現東大教養学部)への進学前の予備門時代の落第のことが書かれていた。<僕の一身にとってこの落第は非常に薬になった・・・そのとき落第せず、ただごまかしてばかり通って来たら今頃はどんな者になっていたか知れない>(「落第」)。
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先の随筆のように恥ずかしい過去を自省とともに明かすことはあっても、「我輩は優等生である」とは決して言わなかったに違いない。内田百聞や寺田寅彦が心酔した人柄が窺えよう。随想「硝子戸の中」には次の一節がある。<私はすべての人間を、毎日毎日、恥をかくために生まれてきたものだとさえ考えることもある>。大事なのは恥をかいたあと、何をするかだろう。長く日の当たる場所に出なかった「成績」発見の報に、年始から励まされる。」と、あります。/夏目漱石といいますと、実はラジオのコメンテーターを依頼された放送関係の知人が私のウイキぺディアの記事を見て、<夏目漱石の小説のようだ>と仰って下さいました。私は、この言葉を受けて大変恐縮し有り難いお言葉を戴き、とっても光栄だと思っていました。今回の「編集手帳」の記事は、すぐに目に留まり、一気呵成に読破しました。最近の多くの人たちは、恥をかくことを恐れ、一見何もなかったかのようなごまかしで人生を通り過ぎていく場面が多いと残念に思っていました。。私は、以前からこのような行動に少なからず疑問を抱いていました。「失敗は成功のもと」って昔から諺があるじゃないですか?? /最近、ハーバード大学の講義の文庫本を読んでいて目から鱗の場面が多いです。学んだことは、少しずつ実行に移していく。一番大切なことは、権利より義務を履行していくこと。義務の履行は結果よりも動機を大切にしていくこと。人間の人間たる所以は、理性の力と自由の力が与えられていること。、到達する目的は、徳のある人格者になることなんですね。動機の段階で「正義」を第一優先とすること。このハーバード大学の白熱教室のシリーズは世界のリーダーたる人を育成する叡智がいっぱい詰まっていると思いました。』

●こだまたいち -「落第ブルース」

♪~落第さ グッド・ラックさ シェイクスピアの言葉によると
避けられないなら 抱きしめるだけ
落第ブルースを 抱きしめるだけ~♪

ジョニーAのつぶやき:今年は、広島カープに移籍させられた長野選手あたりに、ぜひとも活躍してもらって、ヒーローインタビューで吠えてもらいたいですねーー。「アイ・アム・チョーノ!」と。