『ギルティ』事前情報を入れ過ぎて観に行くことの罪・・・

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eiga.com 作品情報 『THE GUILTY ギルティ』
■解説:電話からの声と音だけで誘拐事件を解決するという、シンプルながらも予測不可能な展開で注目され、第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞するなど話題を呼んだデンマーク製の異色サスペンス。過去のある事件をきっかけに警察官として一線を退いたアスガーは、いまは緊急通報指令室のオペレーターとして、交通事故の搬送を遠隔手配するなど、電話越しに小さな事件に応対する日々を送っている。そんなある日、アスガーは、今まさに誘拐されているという女性からの通報を受ける。車の発進音や女性の声、そして犯人の息づかいなど、電話から聞こえるかすかな音だけを頼りに、アスガーは事件に対処しなければならず……。
■スタッフ:/監督 グスタフ・モーラー /製作 リナ・フリント /脚本 グスタフ・モーラー エミール・ナイガード・アルベルトセン /製作総指揮 ヘンリク・ツェイン /撮影 ジャスパー・J・スパニング /編集 カーラ・ルフェ /音楽 オスカー・スクライバー
■キャスト:ヤコブ・セーダーグレン(アスガー・ホルム) イェシカ・ディナウエ(イーベン) ヨハン・オルセン(ミカエル) オマール・シャガウィー(ラシッド)
■作品データ:/原題 Den skyldige /製作年 2018年 /製作国 デンマーク /配給 ファントム・フィルム /上映時間 88分 /映倫区分 G
オフィシャルサイト

●予告編

※縛りやトーマス氏あたりからさんざん、「どんでん返しが凄い!」
「必ず騙される!」「音声のみならではのトリック!」と煽られすぎ
 て、変に疑いまくってストーリーを追ってしまい、意外性に欠ける、
 「音声のみならでは」ってワケでもなかったなぁーーー、などと若干
 期待はずれな気分で観終わってしまった。。。あと、電話かけてる
 シーンばかりなので、かつて電話営業の仕事をしていた頃の忌まわしい
 思い出が蘇って来て、苦痛であった。。。

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※フォトギャラリーがこれほどつまらん映画もそうないだろうて・・・w

芸能人レビューサイト


イワイガワ井川の「エエイガワ」ギルティ
→''' 『北欧独特の暗い画作り、緊張感溢れる長回し…途中で少しばかり眠くなりがちですが、そこをグッとこらえると「うわぁ…マジか…」と悲しすぎる最悪の展開に眠気が覚めますよ。(中略)

とにかく主演のヤコブ・セーダーグレンの演技力に脱帽!子役の声のリアリティ!そして考えさせるラストは大好物!電話あるあるとも言える〈声や音は聞こえるけどその場にいないというもどかしさ〉を上手く使った秀作です。』 '''
※ワンシチュエーション映画、というなら、『オン・ザ・ハイウェイ』
とかの方がよく出来ていたなーー、ってちょっと思い出したりも。

飛石連休藤井ペイジ オフィシャルブログ THE GUILTY/ギルティ
『これは凄い!オペレーター室の同僚などは出るものの、ほぼほぼ1シチュエーションの一人芝居。電話の向こうは一切映りません。だからこそ、こちらの想像力をかきたてられて。アスガーの焦りが、見えている以上に伝わってきました。さらに、物語にはいろんな謎と仕掛けが隠されていてラストまであっという間。これは耳で観る映画だ。撮影技術は日に日に進化して競うように美しい映像や生々しい映像の映画が生み出されているのに。画を一切見せないことで、逆にこんなにも脳みそが刺激されるなんて。いや~面白かった。☆個人的見どころ・見えないところ・首を突っ込みまくるアスガー・結末』
※だいたいみな絶賛しているのネン~。自分も、もし先入観一切無しで鑑賞していたら、
もっと楽しめたかもなーーなどと思うと、前情報ってのは、入れすぎるのも良くない
(=罪な)のかもねぇーーー。

ネタバレあり、の監督インタビュー


グスタフ・モーラー監督インタビュー
『【映画の中で最も力強い映像、最も印象に残る画は、目に見えないものだと私は信じている】Q:「電話の音と声だけで誘拐事件を解決する」というインスピレーションはどこから得たのですか?/監督:作品のプロットはリサーチをしていて思いついたんだ。最初のアイデアはとてもシンプルなものだった。ワンシチュエーションだけど、音と想像力だけで、デンマーク各地に行った気分になれるような作品。そこから始まり、色々と調べていったんだ。緊急指令室に行き、主人公と同じような経験してきた警官にインタビューさせてもらった。観終ったあとに、偏見や共感や道徳観について話したくなるような作品を目指していく中で、YOUTUBEで偶然、9.11にかかってきた電話の音声を見つけ、その面白さに虜になったんだ。同じ音声を聞いているのに、聞く人によって思い浮かべるものが異なるという点に惹かれた。/Q:脚本および撮影の段階で、緊急指令室について、どのようなリサーチを行ったのですか?/監督:いくつかのセンターを訪れた。特に夜間にだ。そこで働く警官と話をして、入ってくる電話の内容も聞かせてもらった。警官の何名かが、自らの意思とは反してそこで働いていることを知った。通常の任務から外され、そこに配置されたんだ。そういう状況の中にいると、脚本家として様々なアイデアが浮かんでくる。“なぜこんなことをしているのか?なぜそんな状況に陥るのか?”と。そうして作品の主人公が次第と形成されていった。アスガーと同じ経験をしてきた警官にもインタビューを行ったよ。トラウマになりそうなほど暴力的な現場と、音だけを通して繋がっている彼らの仕事に惹かれていったんだ。誰かと電話をしている時、特にヘッドセットをつけていると、相手と親密になれる。でも同時に相手が経験している危険な状況からは遠く離れている。彼らは遠くにいながら、プロらしく対応するというのが任務の一つだ。親密だけど暴力的、遠いけどプロらしくという対照的な点が面白いと思った。“このプロ意識を一瞬でも忘れさせるためにはどうすればいいのか?それはどのような人物なのか?”そこを考えてみた。
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Q:演出する際に影響を受けた作品はありますか?/監督:最も影響を受けた2作品は「タクシードライバー」と「狼たちの午後」だ。「タクシードライバー」については、ものすごく詳細に話し合った。主人公の目を通してニューヨークを見せていて、その手法を生かして、本作では主人公の耳に入ってくる音だけを通して、周辺の状況を描いた。「狼たちの午後」は、リアルタイムで感じる精神的ストレスを表現する上で参考にした。様々な意味でワンシチュエーション映画と言えると思う。今回、3台のカメラを使って長回しで撮影したのは、この作品のような真実味のあるリアルタイムの演技を引き出したかったからだ。/Q:本作で音はとても重要なテーマです。その設計はどのように構築していきましたか?/監督:どんな作品でも音はゼロから作り上げなければいけない。でも本作の大きな違いは参考にするべきものがないから、何だって可能だったということ。いろんな音を何度も試したから、その分大変だったけどね。例えば雨の音は何種類も聞いた。誘拐されたバンの音を見つけるのは、特に時間がかかったね。何種類ものバンの音を録音しに行ったんだ。あらゆる方向性を探った。普通の映画なら、ドアが開くときドア自体も家も見えて、薄気味悪い家なのかきれいな家なのか分かるから、ドアの音にそれほどこだわる必要がない。でも足音やドアが開く音など、音しかない場合、ドアの音でその家の印象が違ってきてしまう。つまり視覚的要素を、音を通じて伝える必要があった。どのシーンも、僕には明確にその場所が思い浮かんでいた。部屋やバーやストリートで、どんな音が聞こえてくるのか、頭の中では分かっていたんだ。だからそれをサウンドデザインは、僕がそれを担当者にいかに伝え、彼らがいかにそれを作り上げてくるかに懸かっていた。この作品の面白いところは、観客によって音から思い浮べるイメージが違うということだ。僕の中にあるイメージには忠実に作ったつもりではいるけどね。
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Q:今後、どのような監督を目指していますか?/監督:本作で目指したことを今後も続けていく。観客を惹きつけると同時に、チャレンジングな映画を作っていきたい。ハラハラするけど、道徳的に複雑なストーリー。ゆったり座って分析しながら観るのではなく、前のめりになってしまうような作品だ。常に新しいアングルを探し求めていて、それが僕の原動力となっているのさ。本作でもそうだったし、今後の作品もそれは変わらないだろう。』

☆これ、ぜひラジオドラマとして聴きたいもんだワーー♬
 それなら違和感なく、真っ白な気持ちで鑑賞できそうーーー!




☆「プロレス今日は何の日」と「漱石と明治人のことば」をお届け~♪

(詳細は、1月1日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日3月19日(火)の、「プロレス記念日」は~?

年度・団体【1974年・新日本・蔵前国技館
カテゴリー【名勝負】
見出し:『アントニオ猪木×ストロング小林 日本人エース対決が実現』
『解説:日プロ時代からトップクラス同士の日本人対決はタブー視されていたが、国際プロレスのエース・小林(現・金剛)が2月にフリー宣言、馬場と猪木に挑戦を表明する。この動きに国際側が契約違反を主張。仲介役を買って出た東京スポーツ紙が1000万円を支払う形で、小林は一時的に同社所属の選手となった。/「昭和の巌流島」と呼ばれ、1万6500人の大観衆で蔵前が埋め尽くされた。立ち上がり、猪木は奇襲の右ストレートで小林の顔面を貫きペースを握る。中盤、鉄柱で額を割られながら血に染まった表情で「もっと来い!」と挑発することでより凄味が増し、最後は乾坤一擲のジャーマンスープレックス。一瞬、投げた勢いで猪木の両足が浮き、ブリッジする首のみで自信と相手の体重を支えるという、プロレス史上に残るフィニュッシュだった。』

◎関連書籍、ニュース記事、試合動画、など。

アントニオ猪木vsストロング小林~「柴田惣一のプロレス名勝負数え歌10分1本勝負」


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◎試合動画はデイリーモーションにアリンシターーーッ!!コソーーーリ・・・
Antonio Inoki VS Strong Kobayashi

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※ちょっと不完全だったからこそ、記憶に残るシーンに成りえたのだなー。
 「雨の運動会」の原理や。。。

☆本日の、『漱石と明治人のことば』は・・・
漱石と明治人のことば目次

【今日のことば】「旅はどんなに私に生々としたもの、自由なもの、まことなものを与えたであろうか。旅に出さえすると、私はいつも本当の私となった」――田山花袋

【解説】
田山花袋島崎藤村とともに、日本自然主義の屋台骨を支えた作家であった。その名を、彼の代表作『蒲団』とともに記憶している人も多いだろう。30代半ばの妻子ある身でありながら、若き女弟子に抱いた恋情。これを赤裸に綴った一種の告白小説である。

女弟子が去ったあと、彼女の残していった蒲団の襟に顔をうずめて主人公が泣く場面は、切なくも衝撃的で、当時の文壇にセンセーションを巻き起こした。以降、小説家として『田舎教師』『生』『百代』などの作品を生み出していく。

そんな田山花袋は、紀行文の名手としても鳴らしていた。日本全国津々浦々を歩き、『温泉めぐり』『東京近郊 一日の行楽』など58編にも及ぶ紀行的作品をまとめている。

掲出のことばは、随筆『東京の三十年』の中に綴られたもの。旅好きの花袋に似合いのことばで、読む者をも旅に誘う爽快な力強さを感じさせる。

だが、その前に書かれている次の一文も見逃してはならない。「いろいろな懊悩、いろいろな煩悶、そういうものに囚(とら)えられると、私はいつもそれを振切って旅へ出た」

愚直なほど創作や恋に迷い、なお文士たる者の気概を貫こうとした花袋。彼の残した紀行文は、人生の苦みを底に沈めた上澄みのようなものでもあったのかもしれない。

細かすぎて伝わらない関連動画など

(「田山花袋」「紀行文」で動画検索してみました!!)


Amazon 温泉めぐり (岩波文庫) 田山花袋(著)
→『■内容(「BOOK」データベースより):自然主義小説家・田山花袋はまたジャーナリストで無類の旅行好き。手甲脚絆、日に十数里もゆく昔の旅と全国の温泉を美辞麗句抜きで素朴に記す。風景・湯量・宿・人情をなつかしく綴る紀行文は今日温泉を巡る者にもよき伴侶となるだろう。
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/■登録情報:/文庫 379ページ /出版社 岩波書店 /言語 日本語 /ISBN-10: 4003102177 ISBN-13: 978-4003102176 /発売日 2007/6/15 /梱包サイズ 14.8 x 10.6 x 1.4 cm /おすすめ度 5つ星のうち 4.3 /■カスタマーレビュー:john*2 5つ星のうち4.0 「この独断と偏見を許せるか?」2015年10月5日・・・北は津軽大鰐温泉から南は霧島の栄之尾温泉まで、これが書かれたのが今から約百年前ということを考えると、よくぞこれだけの温泉に行ったもんだと思います。しかし、花袋本人が温泉は別府が日本一!と言っているわりには九州の温泉はチョロッと舐めた程度の紹介。近畿、中国、四国の温泉もほとんどありません。東北はそこそこ。大部分を占めるのは関東甲信越の温泉で、ぱっとページを開くと「四万は・・伊香保よりぐっとすぐれていて」とか「吾妻の温泉の中で・・河原湯の谷が一番」とか(その川原湯が間もなくダムの底に沈んでしまうと知ったら、花袋はどう思うでしょう)、「別府に比べたら、熱海や伊東などは殆ど言うに足りない」とか、万事こんな調子で主観100パーセントのランキングが目白押し(笑)。この独断と偏見を笑って許せるならば、本書は「買い」でしょう(笑笑)。』

●「子供と旅」田山花袋-.mp4 (4分42秒)


ジョニーAのつぶやき:「蒲団」は、タイトルしか知らなかったが、、、ちょっと読んでみたい気分になっておる。