【試写会『亡国のイージス』を観る】atワーナーマイカル明石

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【ネタバレ】毎度お世話になりっぱなしのP嬢に、今回も券をもらって試写で観た。豪華配役で
かえって読売巨人軍の如き失敗作になりはしまいかと危惧していたが、そこまで酷くはなかった。
というか・・・全般的に娯楽大作として充分楽しめた。勝地涼演じる如月が最初、敵なのか味方
なのか解らない展開は面白いと思った。(出回ってるチラシ等で人物相関図とか出ててバレバレな
わけだがw)息をもつかせぬストーリーと言うべきか・・終盤まではホントいいペースで進んでいく。
癖のある海の男たちが入れ替わり立ち替わり戦闘を繰り広げる艦内でのアクション・シーンは圧巻!
「シュリ」のチェ・ミンスクばりの名演を見せる中井貴一は貫禄だったし、役作りのために10Kg
脂肪をつけたという真田広之も予想を裏切らない活躍を見せてくれる!あまり詳細を描いていない、
脇役一人一人が、キラリと光る演技を垣間見せる。豊原功補安藤政信吉田栄作という面々である。
チェ・ミンソ演じる女工作員・ジョンヒなんて一言も喋らないし(口が聞けない設定だったらしい)
どういう役割設定なのかさっぱり不明。水中で如月とキスするシーンなんて「ハァア~ン?」て感じ
なのだが。どうもサブストーリーとやらがあって、それはラジオ&ネットラジオで提供されるそうな。
映画の中だけでは意味不明の設定ってどーなん?あの女、水中でドサクサに紛れてイケメンの兄ちゃ
んの唇奪いよったわぁっ!くらいにしか見えないのは明らかに映画としてマイナスと思うのだが。
おお、この調子で一人一人書いているとムッチャ多くなり過ぎるので、あと一人だけ、注目人物につ
いて触れて終わるとしよう。谷原章介だ。反乱分子として加わる若き3等海尉だが、ラストで壮絶な
(というか、ある種バカらしい)無駄死にをする!そして、意味ありげにそのあとも放置され続ける
のでこれはてっきり、「レザボアドッグス」のティム・ロスみたく、最後に真田がピンチになった時
に、ムクッと起き上がって、ズド~ン!と一発、起死回生の銃弾を中井貴一にお見舞いするのかな?
と予想していたら・・・。な~んのことはない、そのままイージス号とともに、炎に包まれて沈んで
しまったことよ、ショボ~ン。死体が放置されっぱなしって・・・「新選組!」の伊東甲子太郎とおんな
じ芸風かよ!イージス号の甲板がその時一瞬、油小路に見えたのであった。チャンチャン。いやー、
ハラショーが死んでから後はコントのような楽しさ。衛星写真で発見される真田の姿に、大爆笑間違
いなし!ある意味オススメの作品と言えよう。

ということで、松本美香さんのイベント第2弾は、また後日!!