【「愛の教訓」と「アシッド映画館」】共通点を考察する

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先日に引き続き、毎週聴いているラジオ番組を紹介する。
ABCラジオ土曜深夜26:00~27:00オンエアー中の『アシッド映画館』だ。
パーソナリティは関西映画評論界の若きエース(?)平野秀朗センセーと、ベテランMCタレント
の鳥居睦子嬢のお二人。“映画には、監督の私生活・考え方・オネエチャンの好み、などが色濃く
反映されるものである”を持論に、邪推と妄想で突き進む、1時間のノンストップ情報番組である。

番組公式HP↓
http://abc1008.com/acid/

今日読んだ本『愛の教訓』が、実はこのアシッド映画館に非常ォ~~に内容が良く似ていると感
じたので、今回はその共通点を探ってみようと思う。筆者の松久淳はひょっとすると、アシッド
リスナーなのかも知れない・・・。

『愛の教訓』↓
http://matsuhisa.com/kyoukun/

本のテ-マは、“全ての映画は教訓でできている”  と言っても一般的な教訓でははなく、
隠された真意のいわゆる裏読みである。自分も共感したものをいくつか箇条書きにしてみよう。

●『B・F・ウェディング』のR・エベレットはゲイでなければ成り立たなかった!
●『マディソン郡の橋』のイーストウッドは、純愛なんかでは決してない!
●『男はつらいよ』の寅さんは、妹萌え~~のため、マドンナを永遠に探し続けるのだ。
●『メメント』のC・ノーラン監督は、中年男性の不能の切なさを描くのに長けている!
●『猟奇的な彼女』には多分に儒教の教え(親戚は頼りになる)が盛り込まれている。
●『シティ・オブ・エンジェル』で学ぶべきは“自転車の両手離しは危険だ”という事!
などなど・・・。

アシッドは基本的に新作の紹介なので、あまりストーリーを詳しく追うことはない。もし、
過去の作品について語るスタイルになったとしたら、多分、この本のように、毎回センセ
ーの独断と偏見による映画のテーマを決め打つに違いない!うん、間違いない。一方、
『愛の教訓』は筆者ともう一人の相方がいて、会話形式で進んでゆく。その辺りがアシッド
と似通っているのだ。最初は、映画の普通の見方をフォローしていた相方だが、途中から筆
者があまりにゲッスい決め打ちをするもんで、どんどん冷淡なツッコミに変わっていく。まさ
にむっちゃんそのまんまである。相方がフランス映画を擁護する回なんて、センセとむっちゃ
んの声が聞こえてくるような気さえしたよ。アシッドの場合は、センセーの偏った恋愛論が度
を過ぎると、「それはアンタだけや!」とか「最ッ低ェ~~!!」といったむっちゃんのツッ
コミが入る。その非情なる言い方が、ちょっとMの気の入ったリスナーには好評だったり・・。

さて、松久氏とは若干感じ方の違う作品も2~3あったので、ジョニー暴れん坊デップばーじ
ょんの“映画の教訓”も、二番煎じではあるがチョイト披露してみたい。

☆『タイタニック』のババアはありゃあ過去を美化し過ぎ!“老婆の言う事は話半分で聞け”
☆『初恋の来た道』のチャンツィイーが好きになる先生は、桂雀々に似ている・・・。
  “普段あまりイイ男と遭遇していない女子は、イケメン偏差値もだいぶ低い”
☆『スパイダーマン』の最後でヒロインの愛情を受け入れず去っていく主人公・・。
  “ヲタは、意中の人に逆にコクられたりしたら動揺し、大抵怖気づくものだ”

以上!おそまつさまでした!!上記写真はアシッド内でも人気の高い、セガール・パロディ。