【三丁目の夕日】20世紀博思い出したよ~

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邦画『ALWAYS 三丁目の夕日』を観て来た。最初は、「え~~?吉岡秀隆小雪?懐かしの昭和??」
な~んか泣かせ見え見えで白けるんちゃうん??というような穿った印象しかなかった。
しかし、あちこちの掲示板での評判を読んでると、なかなかしっかりした時代考証で、昭和33年を
見事に再現していて、しかもストーリーもメチャメチャ泣ける、というではないか。

三丁目の夕日 公式サイト
ンムムムゥ~。心の中では『クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲』みたいなビジュアルを、もしか
したら実写で拝めるかも♪♪♪という期待が膨らみ始めた。いよぉおっしゃあ!イッチョ観てみたろか
い!他に特に観たい洋画とかも無いこっちゃしぃい~~!!と。半ば自分への言い訳じみた理由を作り
ながら、いそいそとOS劇場へ足を運んだ18:30最終の回ダ。

ん?係員の人が「どーぞコチラからお入りください~♪」とやけに馴れ馴れしい。なんだ?この雰囲気
は!?と思ってたら、すぐ原因判明。だぁ~~~~~~れも他にお客がおらんのでやんの。

これって昭和の懐かしい時代へのタイムトリップ、お一人様貸しきり状態くわぁ~!??

ビビッたビビッた。結局はサラリーマン風の男性お一人と、熟年夫婦のお二人が、上映直前に入って来
られて、計4名での鑑賞と相成ったワケだが・・・。ん~、あとから考えれば、貸切状態っつうのも話
のネタになって面白かったかもな~、と残念な気分も少々。

ではネタバレ必至な感想文↓ 「シネこみ」のダイアリー、今日は改ざん無しでそのまんま記す。
シネこみ 三丁目の夕日

(引用)当時の人々が思い描いてた未来は、淳之介の小説のイメージシーンのように、本当に夢と希望
があって、明るいものばかりだったんですよねぇ~。まさか、将来に夢も希望も持てないようなこんな
時代が来ようとは・・・。いろんな意味で泣けました。淳乃介が最後に選択する決断の意味を、我々は
よく噛み締めなければいけないのかも知れません。ありきたりですが、物質的な豊かさだけを追い求め
て、代わりに無くしてしまった物を、今一度考え直す時代だという事ではないでしょうか。「クレヨン
しんちゃん オトナ帝国の逆襲」が好きな人は必見です♪なにげに小日向文世さんはイイ仕事してまし
たw子役も含めて、主役級から脇役の隅々に至るまで、キャストが皆さん素晴らしかったと思います♪
三浦友和さんのお医者さんのエピソードも切なくてツボでした。宅間→タクマ→アクマ→サタン→サン
タと変貌して大活躍!あれはオイシイ特別出演でしたね~w

相変わらずTVの番宣では、観たばかりの観客に「泣けます」というコメントを繰り返させまくり、
挙句の果ては、観て泣いている姿まで映し出すという、あざとい攻撃に出ている昨今。せっかく、
丁寧に作られた良質の映画を、あれで台無しにしている事に何故気付かないのか?全く持って疑問。
危うくあの手のプロモーションのせいで、見逃してしまうところだったじゃあないかっ!プンプン。
実に気持ちをゆったりさせてくれる映像。もう一回、あの心地よさに身を委ねてみたいと思わせてく
れる・・・そういうタイプの作品だった。よ~し、いっそ客のいなさそうな時間帯をリサーチして、
今度こそ、単独鑑賞を狙ってみっか!w