【結婚詐欺師クヒオ】オーケン&キヨシロウ
『結婚詐欺師 クヒオ大佐』(吉田和正:著)
何てインパクトのある、しかも明らかにいかがわしい名前であることか!!
ここは、「りえぞう辞典」から、クヒオ大佐の項目を引用させてもらおう。。。
《抜粋》
【クヒオ大佐[くひおたいさ]】 アジアがお丸出しで、ハワイ王族の末裔にして米空軍の大佐と称して女性を だましまくったじじい結婚詐欺師。プリンス・ジョナ・クヒオ大佐と名乗って いたらしい。写真週刊誌で見たことあるけど、確か星条旗のトランクスを愛用 していたという記事があったような...。なんなんや。軍服を着てる人をやたらに指差してこの名をさけぶのはやめましょう。
クヒオ、クヒオ、どことなく聞き覚えがあると思ったが、筋肉少女帯の楽曲に、『風車男ルリヲ』というのがあったっけ。どことなく、胡散臭いネーミングが似ているかも、だ。オーケン、あの曲、改造して、創り直しておくれよ、『風車男クヒオ』にwww
そいえば、西原理恵子さんのイラスト満載のシールブックが、以前発売されていたっけが、そん中に、確か、 男はやっぱりクヒオ大佐! なるお言葉と、鳥が交尾している可愛らし~いイラストがあったようななかったような。。。クヒオって何のことやろなぁ~~と不思議に思いながら、調べずに今日まで来たのだったが、その長年の疑問が氷解したよ。ヨカタヨカタ♪
ところで、途方もない嘘をかまして女性を騙す怪しい大佐、と聞いて真っ先に思い浮かべた人物がいる。
それは、三池崇史監督作品、 『カタクリ家の幸福』 の中で、クヒオと全く同じようなタイプの(きっとクヒオが元ネタに違いない!!)トンデモ詐欺師・ リチャード佐川 を見事に演じ切っている、あのRCサクセションの忌野清志郎サンであ~る!この邦画、ご存知の方はきっと少なかろう。三池さんにしては珍しいジャンルに挑戦した感のある本作。何と本邦初の、コメディ・ホラー・ミュージカルという、ちょっと説明聞いただけではワケわからん映画なんである!
が、しかし、そのデタラメっぷりが、実に可笑しい♪インド映画並みの唐突なミュージカルシーンも、御大・忌野清志郎が演れば、結構サマになっててメチャカッチョヨス!!なのである。騙される女性を演じた西田尚美さんは、歌はイマイチ上手くないようだったけどそれも愛嬌w いつも通りのポワ~ンとしたあの雰囲気のおかげで、場を和ませ心癒してくれる究極のリラクゼーション・ムービーに仕上がった!是非モンでオススメしたい一品だ♪