【時をかける少女】
「絶対に劇場で観た方がイイですよ~~~!」という、御大からの熱いメッセージだと思う。
で、本日、全国13館という驚異的な少なさでロードショー公開されている、通称(?)「トキカケ」を、観て参った訳である!!!本日はその感想をば。。。
解説: 筒井康隆の名作「時をかける少女」を、映画、TVドラマ、リメイクを経て、新たな構想で製作した劇場用アニメーション。監督は『ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』の細田守。声の出演は約200名超のオーディションで選ばれたヒロイン・紺野真琴役の仲里依紗をはじめ、『蝉しぐれ』の石田卓也が声優に挑戦するなどフレッシュな面々が集結した。恋に臆病な17歳の少女がタイムリープ(=時間跳躍)をする設定はそのままに、新たに用意された結末など見どころが満載。
ストーリー: 高校2年生の紺野真琴は、自転車事故をきっかけに、時間を跳躍する能力を持ってしまう。その能力のことを叔母の芳山和子に相談すると、それは“タイムリープ”といい、記憶の確かな過去に飛べる能力だという。半信半疑の真琴だが、日常の些細(ささい)な不満やストレス解消などのため、むやみやたらに能力を乱用しだし……。
細田 守(ほそだ まもる、1967年9月19日 - )は富山県中新川郡出身のアニメ監督。金沢美術工芸大学油絵学科卒業。
略歴:高校1年のときより、東映動画制作の角川映画『少年ケニヤ』(1984年)公開のアニメーター公募に自主製作したペーパーアニメで応募。1985年にも「第3回 Animec&Fanroad合同コンテスト」 のフィルム原作部門に投稿した経験を持つ。
大学では油絵を学ぶ一方、ビデオ作品を50本作り、「ぴあフィルムフェスティバル」に応募するなどしたという。1991年に「少年ケニヤ」で声をかけてもらった田宮武プロデューサーの紹介で、東映動画(後の東映アニメーション)に入社。演出を志望していたが、当初はアニメーターとしてアニメ制作に携わる。アニメーター時代には山下高明が師匠的な存在だった。やがて、1997年の『ゲゲゲの鬼太郎』(第4期)で演出家としてデビュー。
幾原邦彦らの指導を受けながら、『ひみつのアッコちゃん』(第3期)の演出として活躍し、1999年に劇場版『デジモンアドベンチャー』の監督に抜擢、続けて(「デジモンアドベンチャー第21話」と「劇場版デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム」も担当して、そのクオリティの高さから業界の内外から注目を集める。
2003年には現代芸術家の村上隆に請われてルイ・ヴィトンの店頭プロモーション用アニメ『SUPERFLAT MONOGRAM』の制作に参加。また、次代を担う若手監督を探していたスタジオジブリにより『ハウルの動く城』の監督に選ばれて、2001年頃には制作準備にかかりきりになるど、東映アニメーションの外の仕事に踏み出すきっかけとなった。
『ハウルの動く城』は制作途中で諸事情により宮崎駿監督に交代することとなり、2002年の東映復帰後第一作の『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』第40話「どれみと魔女をやめた魔女」は、その内容・美術面での質の高さなどから、ファンの間では最高傑作としての呼び声が高い。『明日のナージャ』の演出に関わった後、2005年公開の劇場版『ONE PIECE オマツリ男爵と秘密の島』の監督をつとめた、この作品におけるWEBアニメスタイルのミニインタヴューにおいて「オマツリ男爵という映画は、なんの映画かというと、僕のジブリ体験がね、基になってるの!(苦笑)」とハウル降板問題とジブリの排他性に触れており、ルフィは自分を投射した存在として描き映画自身もハウル降板問題の実体験に基づいて作られている。同年東映アニメーションを退社してフリーに。フリー第1作は角川ヘラルド映画の劇場アニメ『時をかける少女』。マッドハウスで制作され、2006年7月より公開された。