【パーマネント野ばら】サイバラ泣かせ節w
ところがところが、あっという間に読めてしまって・・・。行きの半分の時間で読了してしまった!(汗)
仕方なく、帰りは別の本でも買って帰ろうと思い、立ち寄ったJR大阪駅の本屋さんの入り口付近で、ビックリ。
ズラズラズラ~~ッと並べられた『パーマネント野ばら』の可愛い表紙、表紙、表紙の羅列・・・。
「うわぁあ~~~!売れてるんやあっ!」と実感。
闇の向こうで「イッヒッヒッ。チョット本気出して、女性読者をターゲットにすりゃあ、こんくらい屁でもないワヨ。」とほくそえむ西原の姿が垣間見えた気がした。。。
それは、倉田真由美さん著の『だめんず・うぉ~か~』だった!うわあああ、よりによって、横並びかよ!!危険だな~~~。中島みゆきのCDとユーミンのCDを、一緒に売るのと同じくらいの暴挙なんでないかい???大丈夫か?当事者は・・・知らんのだろうな~~~。
で、やっぱり、くらたまさんの話は、自分だけ安全地帯に逃げ込んでて、西原さんのように“身を削る”って部分が少ないように感じた。人生賭けてる、その覚悟の違いっちゅうかなぁ~・・・。
まず第一印象。『ぼくんち』の、女性に共感できるエピソードを抽出して、煮詰めたようなストーリーかな、と。マイミクのトモさんも言ってらしたが、かなーり「女性向け」を意識して作りよったナ、という印象が強い。よって、『ぼくんち』ほど感動することはなく、冷静に、だがしかし「ハハーン、やるなぁ~!!」と感心だけはしょっちゅうさせられつつ、スイスイス~イと読み進められたヨ。(姫路を出た直後くらいにページを開いて、三宮~芦屋の間ぐらいで既に読めちゃった♪)
男の人生は、真夜中のスナックや! |
きれいな所にはきれいな何かがあって、そこにお祈りをするときっと少しだけ物事がよくなる |
好きやずっとなんて、ないことはとっくのむかしから知っている。だから、わたしは、毎日、小さなウソばかりついている |
みんながちいさいまゆの中でかたまってた時に、お父ちゃん帰ってしもた |
定期って、愛かなあ |
逃げるか死ぬかして、先におらんなってもらわんと困るもんが 男じゃ |
人はなあ 二回死ぬで。一回目は生きるのがやまってしまう時 二回目は人に忘れられてしまう時や 人の心の中におらんようになったら いよいよ最後なんや 今度こそ本当に死ぬ 二度と生きかえらん |
西原さんの描くお葬式は、一種独特のカタルシスがある。今回は、特に西原さんの元旦那、鴨チャンが家に帰って来た矢先、という実情もある。。。もし仮に、鴨チャンが、お空の鴨になってしまった場合、このお葬式のシーンは、身につまされるエピソードになりすぎやしないか?そんな妄想を抱いてしまったのが悪かったか、読んでる最中は食い止めてた涙が、後になってさめざめと流れ出てしまったことよ。