【カポーティ】DVD鑑賞記
kinokineさんに頂いた、DVD-ROMにて鑑賞。
観る前に、小説版の「冷血」を読んでおくか、映画orドラマ版の「冷血」を観ておくかしておいた方が
よい、とあちこちの映画評論サイトが忠告していたので、一応元となったカンザス州の一家4人惨殺事件
についての記事や、「冷血」のポイント解説などを探して読んでおいた。
原題:Capote
監督:ベネット・ミラー
脚本:ダン・ファターマン
撮影:アダム・キンメル
音楽:マイケル・ダナ
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリス・クーパー、クリフトン・コリンズ・Jr.、ブルース・グリーンウッド
2005年アメリカ映画/1時間54分
ことはある。淡々とした展開にもかかわらず、ホフマンの存在感だけで、緊迫した雰囲気を持続させて
くれて、観る者を魅了する!! ・・・とは言え、この元の事件にも、カポーティという作家にも、フィリッ
プ・シーモア・ホフマンという役者にも、どれにもまったく興味の無い人が観たら、この映画は、ずい
ぶんと退屈する作品にもなり得るんじゃあないかな~?とはチョト思った。
《甲高い声を出しているだけとちゃうの?》
当時では珍しくゲイであることを公言していたカポーティー。実際にもあんな声をしていたんだろう。フィリップ・シーモア・ホフマンはあらゆる資料を基に、彼の人となりを再現しようとした。ただ、冷静に考えると、それは演技ではなく単なるモノマネにすぎない。
いつも賞レースのときに言うことなんだが、モノマネがうまくてアカデミー賞を獲れるんならコロッケや清水アキラは何年も連続で受賞できるんじゃないだろうか・・・。この映画でまたアカデミー賞の威厳が小さくなった気がした。』
それは何ぼなんでも言いすぎやろ~。原作に対するリスペクトっちゅうもんの欠片もないや~。
殺人を犯したペリーよりも、それを以って名声を得る道具にしたカポーティの方がより冷血ではないか、
という見解がある。しかしそれよりも、思い入れの無いコメントをラジオで吐くこのパーソナリティも
“冷血”解説者と呼ばれて然るべきなんじゃあなかろうか!(あ、冗談デスヨ、平野センセ・・・)
し・・・あのネチャネチャ~っとしたしゃべり方、結構難しいと思う。しゃべり方だけなら、永六輔さんとかかなぁ?相方のキャサリン・キーナーには、顔がチョト似ている田中真紀子さんあたりを大抜擢しよう♪ って・・・、あ、わっちもかなり好き勝手な感想書き殴っておりんすなぁ~~~。イヤ~、これも十分“冷血”と指摘されて然るべきヤワー。