【潜水服は蝶の夢を見る】DVD観賞
というのが観る前の先入観だった。で、やはり、魂にズン!と来る、骨太な感動作だったなぁーと痛感。
☆STORY:身体的自由を失った男性が瞬きだけで自伝を綴ったという実話を、「バスキア」「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル監督が映画化した人間ドラマ。 ELLE誌の編集長として順調な人生を送っていたジャン=ドミニク・ボビー。ところがある日脳梗塞で倒れ、全身麻痺で左目のまぶたしか動かせない状態になってしまう。言葉すら発することができない彼は、言語療法士の力添えで瞬きを使ってコミュニケーションを取るようになり……。
☆CAST:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ、オラツ・ロペス・ヘルメンディア、ジャン=ピエール・カッセル、マリナ・ハンズ、マックス・フォン・シドー、イザック・ド・バンコレ、エマ・ド・コーヌ、パトリック・シェネ、ニエル・アレストリュプ
eiga.com 注目映画特集 マチュー・アマルリック インタビュー
→ 『音響のジャン=ポール・ミュゲルはフランスを代表する音響技師です。私はあたかもジャン=ドーの“頭の中”にいるかと思えるくらいの、小さいブースに敢えて入り、中からモニターを通してカメラマンがとらえた映像を見ながら、エルビス・ブレスリーやフランク・シナトラのように、マイクに口を付けて話すと、本当に優しい声と化し、“頭の中”を的確に表現した臨場感あふれる録音になりました。(中略)撮影監督のヤヌス・カミンスキーは監督にこれまで試みたことのない撮影を要求されました。例えば、映像に映る足や手は実際は私のではありません、カミンスキーのです。いくらなんでも、私はもっとキレイな足をしてますよ(笑)。加えて、技術なくしては何の足しにもなりません。今回、カミンスキーはカメラをスイングさせては、ピントをぼかしたり、フレームの1カ所だけを鮮明にするなどの手段を用いたことも効果的でした』