【127時間】ダニー・ボイルのセンスに脱帽
■キャスト・スタッフ:(キャスト)ジェームズ・フランコ、ケイト・マーラ、アンバー・タンブリン、リジー・キャプラン、クレマンス・ポエジー、ケイト・バートン、トリート・ウィリアムズ (スタッフ)監督:ダニー・ボイル 製作:クリスチャン・コルソン、ダニー・ボイル、ジョン・スミッソン 製作総指揮:バーナード・ベリュー、ジョン・J・ケリー、フランソワ・イベルネル、キャメロン・マクラッケン、リサ・マリア・ファルコーネ、テッサ・ロス 原作:アーロン・ラルストン 脚本:サイモン・ビューフォイ、ダニー・ボイル 撮影:アンソニー・ドッド・マントル、エンリケ・シャディアック 編集:ジョン・ハリス 美術:スティラット・アン・ラーラーブ 音楽:A・R・ラフマーン
■作品データ 原題:127 Hours 製作国:2010年アメリカ・イギリス合作 映画配給:20世紀フォックス映画、ギャガ 上映時間:95分 映倫区分:G
疾走するオープニングのリズム感に、まず感激する。『トレイン・スポッティング』の感動再び、で
ある。そして、事故に遭い、一気に「動から静」へと転換する瞬間がこれまたスンバラシイ~~。
オープニングタイトルが出るまでの展開に心からゾクゾクって来たのは『パルプフィクション』以来
のことかも。
※オープニングの衝撃以降は、「しかしこのあと、物語としては停滞することは避けられないし、
一体どうやって興味をつなぐつもりなんだろう?飽きちゃったらどうしよう?」などと、心配も先に
立ってくるのだったが、そこは音楽と視覚効果の“演出のマジシャン”!見事に飽きさせない趣向の
連続で、ラストまで駆け抜ける!主人公が“失踪”中もちゃんと映画は“疾走”し続けるのだ!見事
という他ない。。。
オープニングとエンディング以外、主人公は一切動けないのである。天変地異も起きなければ、
宇宙人が攻めてきたりもしない。長澤まさみタンが救助隊として降りてきてさえくれないノダモノw
ダニー・ボイルだからこそ映画足りえた、と言っても過言ではないだろう。ブラボー♪
・出かけるときは行き先のメモを残そう
・フィッシュを
聞いてるとモテないからやめよう
・中国製ナイフは役に立たない。
・棚の上のものは、奥までしっかり手を伸ばして取ろう!
・失うことを恐れず、突き進もう
・アリさんの生き方に学ぼう!
震え上がってしまったよ~。ダニーちゃんってば、容赦ないのね!!
そういえば、「トレスポ」「ミリオネア」同様、ちょっと汚物まみれになるシーンがダニーらし
くって、「やっぱり巨匠になってもその性癖は変わらないのネン♪」と、ちょっと嬉しくもなった。
映画感想 * FRAGILE 127時間(127 Hours)/岩に挟まれたまま5日間?!
→ 『アーロンはこの映画について「真実にとても近いし、ドラマであると同時にドキュメンタリーだ」と言っています。いい映画ができてよかったねえ。/2004年、アーロンは切断した腕を回収するために事故現場へ戻りました。腕を外すためには13人の男性とウインチと油圧ジャッキが必要だったそうです。うわー…。』
「いったい、この大勢いる中で、本当に生きていると言える人間が何人ぐらいいるんだろうか」と・・・
抱いているような方には是非とも観てもらいたい、生きることに真摯に向き合った快作デッス♪
あ、それから、痛いのが駄目な人にもチョット勧め難いカナー。ま、今年のベスト3には入りそうッスワ♪