【エド・ウッド週間♪】初期作『グレンとグレンダ』『怪物の花嫁』
をレンタルしてまいった。今週は、エド・ウッドのB級映画ワールドに酔いしれるのだっ!!!
うわ~~~た~のしみぃ~~~~い(棒読み)
■キャスト・スタッフ:(キャスト)エド・ウッド、ベラ・ルゴシ、ティム・ファレル、ドロレス・フラー (スタッフ)製作:ジョージ・ワイス 監督・脚本:エド・ウッド 撮影:ウィリアム・C・トンプソン
■作品データ 原題:GLEN OR GLENDA 製作国:1953年アメリカ映画 上映時間:67分
→この作品の世間一般の評価は「最低」だが、私にとってはオール・タイム・ベストの1本である。才能のない一人の映画監督の一世一代のモノローグ(=ひとりごと)。呆れるほどの「才能のなさ」は、かえって予期せぬ映像を可能にした。これほどシュールな映像は滅多に見ることが出来ない。奇跡的な大傑作である。
※先入観として、「女装趣味の世界」を、難解な暗喩シーン
などを駆使して、徹底的にシュールに表現した前衛的な代物
かと思っていたので。。。
結論から述べると、普通~~~~に判り易い作品だった♪
/まず、主人公がエド・ウッド自身であり、お相手のヒロイ
ンも、実際のエドの恋人が演じているというのにビックリた
まげたワ。ほとんど自伝っつうか、日記代わりに作成したよう
なモノじゃん!!
しかも、劇中では何となく女装趣味を許してもらえたような
エンディングを用意するも、現実世界ではその後、心底呆れ
られて、ほどなく離別に至っているというから噴飯もの。
一体この映画の存在意義って何?その根本のところからし
て、実に不可思議この上ない作品だったと言えよう~。
この前年に撮ったギャング物『牢獄の罠』の一部(ツッコミ入り)をばご覧ください~。
※何だろう、この懐かしい感触は・・・。エド・ウッド作品って初めて観るはずなのに
なぜか不思議な既視感が。そうかー、日本のエド・ウッドたる、あのマイク水野先生が
製作した『シベリア超特急』に通じるチープさがあるからヤァ~、うん、そうに違いない!
→ 『本作はエド・ウッドの作品中でも1、2を争う人気作で、デヴィッド・リンチがフェイヴァリットに挙げていることでも知られている(リメイクしてくれないかな)エド自身が服装倒錯者であったことは有名だが、そんな彼の想いの丈を爆発させた『グレンとグレンダ』を撮る直接のキッカケとなったのは、海兵隊員ジョージ・ジョーゲンセンの性転換手術だった。そのニュースを新聞で知ったエドは、さぞや共感しまくったに違いないが、服装倒錯者と性転換者はまったくの別物だからね』
※はい、まさに同感であります。結局、感想としては「どうでもええわー」という所に落ち着くようでw
■キャスト・スタッフ:(キャスト)ロレッタ・キング、トニー・マッコイ、ベラ・ルゴシ、トー・ジョンソン (スタッフ)監督・脚本:エド・ウッド
■作品データ 原題:BRIDE OF THE MONSTER 製作国:1955年アメリカ映画 上映時間:68分
コチラ↓のサイトで、オバカ・シーンを一通り確認しとけば、それでイイと思うヨン~♪
→『ビデオパッケージのコピー引用:「映画史上最低ゆえに最高に面白い映画たち。超ダイコン演技、意味不明なセリフ、説得力ゼロのストーリー、チープな衣装とセット…。芸術的ヒドさのスペクタクル!バカと間抜けのオンパレード!全映画ファン必見!怒濤のエド・ウッド・コレクション遂にビデオ化!!」』
ヒロインの美女がある意味「怪物」的魅力の持ち主なのだ!実際の怪物たちの方は、なーんかショボい。
この画像でわかってもらえるだろう。安田大サーカスのヒロくんとクロちゃんが合体したようなキャラ
なのだからしてw
ジョニデ語録(ジョニー自身の発言は赤字、他者のジョニーへの発言は青字、その他は黄字で)
この呪われた地域にとりつき、一帯すべての空気を支配しているようにも見える霊の正体は、馬に乗った首のない幽霊だ。独立戦争のさなか、名も無き戦場で、頭を大砲に吹き飛ばされて、間もなく夜の闇の中、仲間たちの目の前を|さっと横切ったという。まるで風の翼に乗って遊ぶように |
(「ザ・ジョニー・デップ」第六章より。ワシントン・アーヴィング『スケッチブック』内「スリーピー・ホロウの伝説」《1819》の一節)