【声優界の土方歳三逝く】ガベさん安らかに
つい先日の、鈴置洋孝さんの訃報からまだ大して日にちも経たないというのに。。。今度は、同じバンド仲間の、ガベさんこと''' 曽我部和恭(カズユキ)さんがお亡くなりになったそうな。ガガーーン!なんでまたそんなにバタバタと・・。°°(>_<)°°。エーン
ガベさんと言えば、他の声優仲間と作っていた、“スラップスティック”というバンドが思い出される。中学・高校ぐらいの頃だったか、アニメ雑誌でその活動の行く末を見守っていたものだ。今年の3月、復刻版のCDーBOXも確か発売になっていたというのにナァ~~。ショボーン・・・悲しスナァ~。(→写真左から順に、ガベさん、古川登志夫さん、三ツ矢雄二さん、古谷徹さん、野島昭生さん。まだ鈴置洋孝さんは加入前)
引用文→『凛とした声を生かして「パタリロ!」のバンコランやJ9シリーズなどで美形キャラを多数担当し人気を得る。また、「元気爆発ガンバルガー」のヤミノリウスIII世のように二枚目半のギャグキャラクターも得意としていた。/自分の声に衰えを感じたとして、2000年12月31日に引退。引退後の持ち役は置鮎龍太郎、稲田徹らに引き継がれている。しかし、『絶対無敵ライジンオー』『元気爆発ガンバルガー』のDVD購入特典である新作ドラマCDには出演した(引退後の出演はこのCDのみ)。/音楽面での才能も見せ、声優バンドスラップスティックを発足。このバンドで曽我部はギタリストとしてだけでなく、作詩・作曲家としても活動していた。2006年9月17日、食道癌のため死去。享年58。』
出演作品一覧はコチラに詳しい↓
知っている役柄だけを、羅列してみると・・・
愛の若草物語(アンソニー)、宇宙戦艦ヤマト(山本明)、オネアミスの翼 王立宇宙軍(マティ)、カムイの剣(サム)、機動戦士ガンダム(ジーン、ワッケイン司令)、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(ライル艦長)、銀河英雄伝説(クリスチアン)、銀河疾風サスライガー(I. C. ブルース)、銀河旋風ブライガー(かみそりアイザック こと、アイザック ゴドノフ)、銀河烈風バクシンガー(シュテッケン・ラドクリフ)、サイボーグ009 超銀河伝説 ('80)(ピュンマ=008)、さらば宇宙戦艦ヤマト(ラーゼラー)、聖戦士ダンバイン(ビショット ハッタ)、1000年女王(コントロール要員C)、太陽の牙ダグラム(J ロック)、ダッシュ勝平(狂四郎)、∀ガンダム(ミラン レックス)、超時空世紀オーガス02(スカラマンガ)、超電磁マシーン ボルテスV(峰 一平)、闘将ダイモス(夕月京四郎)、パタリロ!( バンコラン)、母をたずねて三千里(トニオ ロッシ)、破裏拳ポリマー(鎧 武士/ポリマー)、マシンハヤブサ(隼 剣)、魔法の妖精ペルシャ(吸血鬼の伯爵)、無敵ロボ トライダーG7(ザクロン)、メガゾーン23(プロデューサー)、野球狂の詩(火浦 健)、ヤットデタマン(時ワタル)
みなさんはどれぐらいご存知だろうか???先に書いた、スラップスティックの出した曲で有名なところで言えば、「いじわるばあさん」の主題歌、『パタリロ』エンディングの「クックロビン音頭」などが挙げられよう。
Patalliro 2nd ED Cock Robin Ondo
バンコランの声は強烈な印象を与えた。シブくて、重みのある声をしてらっした。
上記ファンンサイトにもあるように、ガベさんを一番代表するキャラは、J9シリーズと呼ばれる、ブライガー&バクシンガー&サスライガーの3本ではなかろうか。山本正之さんが主題歌を手がけた、その珠玉の作品群に、今一度、脚光が当たることを祈らん。。。
えーこの後は、思いっきり自分の趣味で、『銀河烈風バクシンガー』にスポットライトを当ててみたいと思う。この作品、タイトルでお分かりのように、幕末の志士たちをモチーフにしたキャラクター作りをしている♪まずはウィキペディアから↓
ウィキペディア 銀河烈風バクシンガー
ウィキペディア 銀河烈風バクシンガー
以下、引用
『銀河烈風バクシンガー』(ぎんがれっぷうバクシンガー)は、1982年(昭和57年)7月6日から1983年(昭和58年)3月29日までテレビ東京系で毎週火曜日17:55~18:25に全39話が放送された、国際映画社作成のロボットアニメ。「J9シリーズ」三部作の第二作目。
前作『銀河旋風ブライガー』のラストで語られたカーメン・カーメンによる大アトゥーム計画(木星爆破による新惑星の大量創造)から600年、時代は28世紀を迎えていた。人類は地球軌道上に35の植民惑星を築いて移り住み、地球を含めた36の星々は、太陽系管理機構ドメスチック・バクーフ(=幕府)によって統治されていた。/しかし、メリーカ(モデルはアメリカ)・エンゲーレス(モデルはイギリス)・ランス(モデルはフランス)等の外宇宙艦隊(異星人)との接触をきっかけにバクーフ統治体制の弱体化が露見、ロングー(モデルは長州藩)・ゴワハンド(モデルは薩摩藩)・トルサ(モデルは土佐藩)等の反体制派の惑星が台頭するなど、太陽系は混迷を極めていた。/そんなある日、伝説のJ9に憧れるドン・コンドールらは、太陽系で一旗上げるべく仲間達と共に「銀河烈風隊」を結成する。銀河烈風隊は、バクーフの総将軍・アーウィン14世の護衛を務めたのをきっかけに、バクーフ特別警備隊に組み込まれ、闇の武器商人スリーJから手に入れた巨大ロボット・バクシンガーを駆り、反バクーフ勢力と戦う事になる。
●主要キャラクター
ドン・コンドール (声優:徳丸完)→ モデルは近藤勇。
諸刃のシュテッケン(声優:曽我部和行)・・・ 本名:シュテッケン・ラドクリフ。
銀河烈風隊副長。→モデルは土方歳三。
ビリー・ザ・ショット(声優:塩沢兼人)・・・銀河烈風隊一番隊隊長。→モデルは沖田総司
かっ飛びの佐馬(声優:森功至)・・・ 本名:佐馬之助・ドーディ。銀河烈風隊特別隊員。
→モデルは原田左之助。
サイトー・・・ 三番隊隊長。→モデルは斉藤一。
イノゲン・ローム・・・ 新惑星軍との決戦の際銃弾を浴び重傷を負うも、一命を取りとめる。
→モデルは井上源三郎。
カシム・タローン・・・ コンドールらの不在の間に烈風隊に入隊。しかしその目的は烈風隊の乗っ取り
だった。→モデルは伊東甲子太郎。
ジューロ・ミナミ(声優:鈴置洋孝)・・・ コンドール不在の間指揮を任される程の逸材だったが、
反乱首謀者カシム・タローンを烈風隊に参加させた責任に悩みつづけ、隊を脱走。
烈の精神に殉じ、妹の農場に身を寄せ追手を待ち、自ら斬られる事を望むかの如
く、佐馬に斬り殺される。→モデルは山南敬助。
テディ・ベイン・・・ 一番隊隊員。ビリーに可愛がられていた、ターマからの古株。カシム・タローンの
幼馴染で、彼の反乱に已む無く加わり、討たれる。→モデルは藤堂平助。
カルモ・ダックス(声優:西村知道)・・・銀河烈風と共にバクーフ特別警備隊となった太陽隊の隊長。
トーミ星出身。血筋を鼻に掛け銀河烈風と張り合うが、隊規を作った際規則を読ま
ずに署名したため、後に隊規違反で処刑される。最後には自決を促されるが、戦闘
ロボットでバクシンガーに挑みかかり、返り討ちに遭う。→モデルは芹沢鴨。
ニイ・ミッキン(声優:田中和実)・・・ 太陽隊の幹部でカルモの側近的存在。→モデルは新見錦。
ケイ・マローン(声優:島田敏)・・・ ロングー星出身の若き革命家。早くから反バクーフの態度を鮮明
にし、地下活動を行っていた。→モデルは桂小五郎。
イーゴ・モッコス(声優:長堀芳夫)・・・ ゴワハンド星の軍人。当初は中立の立場をとり、ゴーショシ
ティに反バクーフ過激派が集った時にはこれと戦う事もあった→モデルは西郷隆盛。
ユーリ・カズン・アーウィン(声優:村山明)・・・ 動乱の中、アーウィン家とゴーショ家両方の血を引
く立場から将軍に担ぎ出される。ライラとは実の兄妹。→モデルは徳川慶喜。
※幕末好きには、堪らないストーリーと言えよう。当時、司馬遼太郎の『竜馬が行く』にハマッていたこともあって、興味深く観ていたものである。前作『銀河旋風ブライガー』のラストで語られたカーメン・カーメンによる大アトゥーム計画(木星爆破による新惑星の大量創造)から600年、時代は28世紀を迎えていた。人類は地球軌道上に35の植民惑星を築いて移り住み、地球を含めた36の星々は、太陽系管理機構ドメスチック・バクーフ(=幕府)によって統治されていた。/しかし、メリーカ(モデルはアメリカ)・エンゲーレス(モデルはイギリス)・ランス(モデルはフランス)等の外宇宙艦隊(異星人)との接触をきっかけにバクーフ統治体制の弱体化が露見、ロングー(モデルは長州藩)・ゴワハンド(モデルは薩摩藩)・トルサ(モデルは土佐藩)等の反体制派の惑星が台頭するなど、太陽系は混迷を極めていた。/そんなある日、伝説のJ9に憧れるドン・コンドールらは、太陽系で一旗上げるべく仲間達と共に「銀河烈風隊」を結成する。銀河烈風隊は、バクーフの総将軍・アーウィン14世の護衛を務めたのをきっかけに、バクーフ特別警備隊に組み込まれ、闇の武器商人スリーJから手に入れた巨大ロボット・バクシンガーを駆り、反バクーフ勢力と戦う事になる。
●主要キャラクター
ドン・コンドール (声優:徳丸完)→ モデルは近藤勇。
諸刃のシュテッケン(声優:曽我部和行)・・・ 本名:シュテッケン・ラドクリフ。
銀河烈風隊副長。→モデルは土方歳三。
ビリー・ザ・ショット(声優:塩沢兼人)・・・銀河烈風隊一番隊隊長。→モデルは沖田総司
かっ飛びの佐馬(声優:森功至)・・・ 本名:佐馬之助・ドーディ。銀河烈風隊特別隊員。
→モデルは原田左之助。
サイトー・・・ 三番隊隊長。→モデルは斉藤一。
イノゲン・ローム・・・ 新惑星軍との決戦の際銃弾を浴び重傷を負うも、一命を取りとめる。
→モデルは井上源三郎。
カシム・タローン・・・ コンドールらの不在の間に烈風隊に入隊。しかしその目的は烈風隊の乗っ取り
だった。→モデルは伊東甲子太郎。
ジューロ・ミナミ(声優:鈴置洋孝)・・・ コンドール不在の間指揮を任される程の逸材だったが、
反乱首謀者カシム・タローンを烈風隊に参加させた責任に悩みつづけ、隊を脱走。
烈の精神に殉じ、妹の農場に身を寄せ追手を待ち、自ら斬られる事を望むかの如
く、佐馬に斬り殺される。→モデルは山南敬助。
テディ・ベイン・・・ 一番隊隊員。ビリーに可愛がられていた、ターマからの古株。カシム・タローンの
幼馴染で、彼の反乱に已む無く加わり、討たれる。→モデルは藤堂平助。
カルモ・ダックス(声優:西村知道)・・・銀河烈風と共にバクーフ特別警備隊となった太陽隊の隊長。
トーミ星出身。血筋を鼻に掛け銀河烈風と張り合うが、隊規を作った際規則を読ま
ずに署名したため、後に隊規違反で処刑される。最後には自決を促されるが、戦闘
ロボットでバクシンガーに挑みかかり、返り討ちに遭う。→モデルは芹沢鴨。
ニイ・ミッキン(声優:田中和実)・・・ 太陽隊の幹部でカルモの側近的存在。→モデルは新見錦。
ケイ・マローン(声優:島田敏)・・・ ロングー星出身の若き革命家。早くから反バクーフの態度を鮮明
にし、地下活動を行っていた。→モデルは桂小五郎。
イーゴ・モッコス(声優:長堀芳夫)・・・ ゴワハンド星の軍人。当初は中立の立場をとり、ゴーショシ
ティに反バクーフ過激派が集った時にはこれと戦う事もあった→モデルは西郷隆盛。
ユーリ・カズン・アーウィン(声優:村山明)・・・ 動乱の中、アーウィン家とゴーショ家両方の血を引
く立場から将軍に担ぎ出される。ライラとは実の兄妹。→モデルは徳川慶喜。
で、結局何が言いたいかというと、曽我部さんは、声優界における土方歳三だったのではないか、ということなのだ。彼の演じるキャラは、知的で、策略が巧妙で、それでいて少々頑固で不器用。。。そういう人物が多い気がするのだ。極めて土方的w ガベさん自身にもそのイメージはついて回る。。。
思えば、バクシンガーの沖田総司役だった塩沢兼人さんも早過ぎる死を迎え・・山南敬助役の鈴置洋孝さんも同様、、、そして土方・曽我部もまたしかり。。。まさに、激動の時代に生き、若くしてその命を散らしていった、新選組隊士たちにもダブってしまうんである。
なんとも虚しくて、悲しくて、切なくて、さらに、どこへもぶつけようのない憤りまでもが混在する、かなり複雑な心境に陥ってしまった夜であることよ・・・。