【インサイド・マン】

イメージ 1

去年、何人かに薦められながら未見だった「インサイド・マン」をようやくDVDで鑑賞す。
芸達者な配役に、社会派のスパイク・リー監督作、ということで、否がおうにも期待は高まる。。。

まずは「eiga.com」の新作映画評を引用・・・
eiga.com ABOUT THE MOVIE インサイド・マン

マルコムX」「ラストゲーム」のスパイク・リー監督とデンゼル・ワシントンのコンビが、共演にジョディ・フォスターとクライブ・オーウェンを迎えた犯罪サスペンス。マンハッタンの銀行で強盗事件が発生。警察、銀行強盗、両者とも譲らず神経をすり減らすような心理戦を展開する中、銀行の女性顧問弁護士が交渉人として現場にやってくる……。
原題:Inside Man 監督:スパイク・リー 脚本:ラッセル・ジェウィルス
製作:ブライアン・グレイザー 撮影:マシュー・リバティック
音楽:テレンス・ブランチャード
出演:デンゼル・ワシントン、クライブ・オーウェンジョディ・フォスター
クリストファー・プラマーウィレム・デフォー
2006年アメリカ映画/2時間8分 配給:UIP

まずいきなり、インド映画『ディルセ~心から』のテーマ曲「チャレチャイアチャイアチャイア~♪」の小気味良い
メロディで耳を奪われる♪この曲はイイ♪作品のカラーに合っているかどうかは置いといて・・・

結論から申せば、はっきり言って、期待しすぎた分、ストーリー展開には不満が残った。
メル・ギブソンの『ペイバック』を観た時の感想に近いかなぁ。
役者はみな渋いし、絵になるシーンてんこ盛りなのだが、メッチャ凄いどんでん返しを想像してしまっ
ていたが故に、「なーんだ、それでお仕舞いか~。残念!!」という終わり方だったよー。

デンゼル・ワシントンは今回ハゲキャラにして、いつもとはまた違う趣があって良かった。(まぁ、個
人的なトップ1はリンカーン・ライムなわけだが・・・)ジョディー・フォスターは貫禄あっていいんだけ
ど、個人的にさっぱりした行動派のクラリス(「羊たちの沈黙」シリーズ)がベスト・ジョディーだと思っ
ているので、こういうコネをいっぱい持ってる小賢しい弁護士役は、イマイチ感情移入し難かったッスナァ~。
そしてやはりいっちゃん光っていたのは、『トゥモロー・ワールド』のクライヴ・オーエンだ!この人の
魅力だけで、十分映画的には、最初っから最後まで退屈せずには観られた♪

なんだろうなぁ~。ワンシーンワンシーン、少しずつ期待よりも下方にずれていた感じか。
(銀行強盗の手口は「ルパン三世」で似たヤツあったよなぁ~~、とか突っ込んじゃったし。)
先日購入したWINDVDの調子が悪く、音声と画像が少しずれてしまっていたのも、一因(コレは作品に
は何の責任もないがな~w)

オチはわかるんだけど、何となく釈然としない部分が残る幕切れだった。で、いろいろと映画のレビュー
サイトを渡り歩いてたら、目からウロコのこーんな記述を発見したよぅ↓
海から始まる!? 解答編!『インサイド・マン』
さすが、映画ツウはこういう深読みが出来るんだなぁ~、と感心して読んだ。実はまだ、100%納得は
していない見解なのだが、かなり溜飲が下がったのも確か。もっといろいろ、レビューを探しまくって、
自分なりの正解を見つけたいものだ。(そういう意味ではいろいろ考えされられて、観た後に感想を言い
合って盛り上がるには最良の映画かも知れないな~。)

イメージ 2


きっと2回目鑑賞すれば、事情聴取のシーンとかで、「お、コイツは犯人一味やったんか~」というよう
な楽しみ方も出来るんだろうなぁ~~。時間ないから観られないけどwww

タイトルの意味は、あんまり大したこと無かったんだねー。これまた、考えすぎてたヨ。
余談だが、江戸川乱歩の『人間椅子』を海外でリメイクしたら、タイトルを『インサイド・チェア・マン』にするといいと思うんだ・・・。いや、何となく。

オープニングとエンディングを飾るインド音楽「チャレチャイヤチャイヤチャイヤ~チャイヤ♪」