【ヘルタースケルター】

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eiga.com 作品情報 『ヘルタースケルター』
■解説:第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した岡崎京子の同名コミックを、写真家・蜷川実花の監督第2作として実写映画化。主演は「クローズド・ノート」(2007)以来5年ぶりの銀幕復帰となる沢尻エリカ。究極の美貌とスタイルを武器に芸能界でトップスターとなったモデルのりりこだったが、その美貌はすべて全身整形で手に入れた作り物だった。そんな誰にも言えない秘密を抱えながらも、人々の羨望の的となり欲望渦巻く世界をひた走るりりこは、やがてある事件を巻き起こし……。
■スタッフ:監督 蜷川実花 /製作 和崎信哉 豊島雅郎 /エグゼクティブプロデューサー 那須野哲弥 池田隆一 遊佐和彦 山崎浩一 喜多埜裕明 志倉知也 金谷英剛 /プロデューサー 宇田充 甘木モリオ /原作 岡崎京子 /脚本 金子ありさ /撮影 相馬大輔 /照明 佐藤浩太 /美術 小泉博康 /録音 阿部茂 /編集 森下博昭 /音楽 上野耕路 /主題歌 浜崎あゆみ
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■キャスト:沢尻エリカ 大森南朋 寺島しのぶ 綾野剛 水原希子 新井浩文 鈴木杏 寺島進 哀川翔 窪塚洋介 原田美枝子 桃井かおり
■作品データ: 製作年 2012年 /製作国 日本 /配給 アスミック・エース /上映時間 127分 /映倫区分 R15+
オフィシャルサイト
eiga.com 映画評論 2012年というフリークな現実を生きる女性の叫びと涙
沢尻エリカのキャスティングは、彼女のスキャンダラスな生き様と若さと美のエクストリームなあり方の一致から、これはもう、言うこと無し(復帰作としても、原作が漫画文化の中の伝説的名作なので、話題性は充分)。果たして、スクリーンでの沢尻の演技と存在は、もともと「パッチギ!」ですでに注目されていた才能が、見事に開花したかのようなとんでもなく素晴らしい出来であり、劇中の大写しのりりこの叫びと涙は、まんま観客の女性たちの心の闇が現出したよう。最近の映画で、そこまでの主演女優の「メディア性」を出し得た作品はなかったのではないか。奴隷のように扱われるが、M女の暗い支配性をかいま見させる付き人役の寺島しのぶ、いつもの桃井節が役柄に今回はバッチリ当たった桃井かおりなど、女優脇役の名演も、やはり、女の当事者としての魂がこもってしまったが故の結果でしょうね』
※主演の沢尻エリカ様、付き人役の寺島しのぶ様、の両名は、まさにこの人しかいない!という
絶妙のキャスティングだったように思うー。ヴィジュアルも楽しかったし、危惧してたほどには
ストーリーも悪くなかった、、、総合的には満足!だがしかしー、ちょっと文句言いたい部分も
あることはあって・・・

●予告編


ダ・ヴィンチ 電子ナビ いろんな意味で話題の映画『ヘルタースケルター』の出来は?
『注目の「沢尻はどれだけ脱ぐのか」については、期待を裏切っていない。開始早々バストトップをさらし、恋人役の窪塚洋介との濃密な濡れ場シーンで惹きつける。プロデューサー役の哀川翔や、マネージャーの彼氏役・綾野剛とのセックスシーンもある。不安定で奔放なトップスター・りりこは、沢尻の素行ともリンクしフィクションを超えてくるよう。極彩色の蜷川ワールドも全開で、宣伝文句「映画というより事件!」の言葉通りだ。/引っかかったのは、同時代性が薄いこと。りりこは“消費される存在”として苦しむのだが、今のアイドル、例えばAKB48のメンバーはそんなことは百も承知でしのぎを削っている。「どうせ私たちは欲望処理装置」と言ってのける後輩モデル(水原希子)こそ、現代感覚のような気がした。10 ~ 20代の観客はどう観るのか気になる(そもそも観に行かないかな)。文=平山ゆりの/日経エンタテインメント!ダ・ヴィンチ8月号「出版ニュースクリップ」より)』

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※いきなしの、エリカ様と窪塚洋介のネチネチした絡みは、強烈だった!!何でも、エリカ様じきじきのご指
名による起用だったのだとか。あの二人ならではの世界、二人にしか見えていない妄想ワールドが広がってい
たようで、エロいんだけどちょっと近寄りがたい聖域を感じたワー。アムロララァの邂逅シーンみたいな・・
ガノタ以外の人、解りにくくってゴメーンねっ)そう、それはまさしく、ニュータイプ同士の共鳴、ならぬ
ニュー“タイマ”同士の交わりだったのではなかろうか、と・・・。(アーア、結局ダジャレオチカヨー・・・)

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映画「ヘルタースケルター」 公開記念番組
※かつて、『エリカ様』というタイトルのAVが、発売差し止めになったという事件があったけど、
今回の映画は、はっきり言って、AV以上にAV要素が強い!まさに、エリカ様、AVを超えてみせる!
というキャッチフレーズが思い浮かぶくらいに、強烈なインパクトを醸しているんッスわー!

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ハピズム 映画公開まで2週間弱、“トップスターの顔”沢尻エリカは公の場に現れるか!?
『公式サイトによると、沢尻エリカのPR活動休止は体調不良が理由だとある。りりこの人物像「芸能界のストレスによって非常に不安定な精神状態にある」のを地でいくかのような沢尻に対してプロデューサー は「まさに劇中の“りりこ”さながらに思えてなりません。」、監督の蜷川実花も「あまりに出来すぎな筋書き」とコメントしている』

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中島哲也監督の『嫌われ松子の一生』との類似点を感じながらの鑑賞となった。
ヘルタースケルターにも、妄想アニメが挿入されている。でも、個人的には、そこの
CG処理が、少し作品世界と乖離していたように思え、終盤でノリ損ねてしまった・・・
↓この挿入歌が流れたシーンが一番昂揚感あった!あのあと、即、ラストシーンに
繋げて欲しかったカナー

●挿入歌 戸川純 "蛹化の女"


☆著名人のツイッターやブログのコメントを羅列してみる。。。

・「沢尻さん、あんな映画やったら、そりゃ、休むわ!」(放送作家鈴木おさむ
・「心の奥から震えた。…スタンディングオベーションを堪えました…(監督、出演者、
  スタッフ全員に)まじリスペクト」(ファッションデザイナー・丸山敬太)
・「映画へルタースケルター、凄く気持ちの入った素晴らしい作品だった!!大満足。」
                              (サイバーエージェント社長・藤田晋
・「やばーい!オモシロすぎ、エロすぎ!ドキドキしたー!!」(女優・松田美由紀
・「実写映画で、こんだけリッチでかつドスンと来て、そしてメジャーな日本映画をインディペンデントな
   アーティストが作り上げたことが前例をみない。…蜷川実花さんの監督の手腕に嫉妬。」
                                   (現代美術家村上隆
・「すごい! 衝撃。沢尻エリカのオッパイ!! お尻! 全裸! 本気ファック!! びっくり仰天。
   エロい。エロすぎ。いや、エロ以上の何か。…文化系女子、ゆるふわ、森ガール、死んだ。
   …この映画は確実に日本の女の子たちを変えるね!!」
                     (“おたく”という言葉の産みの親、人気コラムニスト・中森明夫
※芸能人ウケしやすい題材なのかもネー

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※ラストシーンが、ちょっとベタ過ぎて好きになれなかった。タランティーノ脚本作品『トゥルーロマンス』
 の改変されたラストとダブる。。。

今日のおもな出来事

今日は何の日?

●外国力士の日・・・1972(昭和47)年のこの日、大相撲名古屋場所でハワイ出身の力士、ジェシー
   こと高見山大五郎(東関親方)が外国人力士として初めて幕内優勝を果たしました

駅弁記念日・・・1885(明治18)年、この日開業した日本鉄道東北本線宇都宮駅で、日本初の駅弁が発売
   されました。宇都宮市で旅館業を営んでいた白木屋嘉平が、たまたまその旅館に宿泊していた日本鉄
   道の重役の薦めで販売しました。握り飯2個とたくあんを竹の皮に包んだもので、値段は5銭でした

●籔入り・・・昔、商店に奉公している人や、嫁入りした娘が、休みをもらって家に帰った日。この日と1月
   16日だけ実家に帰ることが許されていました

・1682年・・・江戸幕府が看板などに「天下一」の文字を使用することを禁止
・1945年・・・アメリカ・ニューメキシコ州アラモゴードで世界初の原爆実験に成功
・1953年・・・伊東絹子がミス・ユニバース・コンテストで3位になり日本人で初めて入賞。「八等身美人」が流行語に

高見山大五郎、定年退職時の言葉
一番の思い出は曙が横綱になったことかな。師匠としては最高の瞬間だったし、今でも誇りに思う

★今日生まれの有名人

1937年 加茂さくら(俳優)
1943年 桂三枝(落語家)
1946年 古川登志夫 (声優)
1949年 松本隆(作詞家)
1959年 古手川祐子(俳優)
1973年 袴田吉彦(俳優)

桂三枝さんの言葉
自分の人生が完成することなどあり得ない。例えば定年を迎えたからといって、それは人生の完成でも何でもない。双六の「あがり」ではないのです。サラリーマンだった経験を生かして、自分の人生の完成を目指していく。その過程にこそ生きる熱と幸福感が生まれてくると私は思っています