【東京家族】小津安二郎の「東京物語」に捧ぐ

イメージ 1

「今日の映画を紹介する。ゼロ・ダーク・サーティ、ミッション開始っ♪」

eiga.com 作品情報 『東京家族』
■解説:「男はつらいよ」「学校」シリーズの山田洋次81本目の監督作。映画監督生活50周年を機に、名匠・小津安二郎の「東京物語」(1953)にオマージュをささげた家族ドラマ。瀬戸内海の小さな島に暮らす平山周吉と妻のとみこは、子どもたちに会うために東京へやってくる。品川駅に迎えにくるはずの次男・昌次は間違って東京駅に行ってしまい、周平はタクシーを拾って、一足先に郊外で開業医を営む長男・幸一の家にたどり着く。すれ違った周平も遅れてやってきて家族が集い、そろって食卓を囲む。「東京物語」の舞台を現代に移し、老夫婦と子どもたちの姿を通じて、家族の絆と喪失、夫婦や親子、老いや死についての問いかけを描く。
イメージ 2

■スタッフ:/監督 山田洋次 /脚本 山田洋次 平松恵美子 /撮影 近森眞史 /美術 出川三男 /照明 渡邊孝一 /編集 岩井巌 /録音 岸田和美 /音楽 久石譲
■キャスト:橋爪功 吉行和子 西村雅彦 夏川結衣 中嶋朋子 林家正蔵 妻夫木聡 蒼井優 小林稔侍 風吹ジュン 芽島成美 柴田龍一郎 丸山歩夢 荒川ちか
イメージ 3

■作品データ:/製作年 2012年 /製作国 日本 /配給 松竹 /上映時間 146分 /映倫区分 G
オフィシャルサイト
eiga.com 映画評論 小津の代表作という意匠を活用して、大船調の家族ドラマを再創造した山田洋次の集大成
→『スローな口調で脱力気味な母親を好演する吉行和子をはじめ女優陣が健闘するなか、ひどく気になるのが長男を演じる西村雅彦の小津映画の人物を中途半端に模倣した奇怪な台詞回し、それに長女の夫を演じる林家正蔵の腰の据わらぬ浮薄な芝居だ。このふたりはどうにも全体の演技のアンサンブルを壊している印象が否めない。/山田は、おそらく小津特有の相似形の人物配置、ローアングルなどの極度の様式化、そして、その果てに現前する残酷なまでの現実凝視には興味がないのだ。むしろ小津の代表作という意匠を巧みに活用しながら、自らを育んだ伝統的な大船調のヒューマンなホームドラマを再創造したのだといえよう』
※↑この上の「評論」を先に読んでから観てしまったので、西村雅彦と林家正蔵には特に注目して
鑑賞することに・・・。で、結論から言えば、さほど違和感は感じなかった。西村雅彦はちょっと
義理の息子にしか見えなかったが(医者なんだから、実の息子なら、すぐ検診とかしてあげても良
さそうなものを、、、とか思っちゃったワ)、喋り方やなんかは『東京物語』っぽさを踏襲している
のか、淡々とした中に上品な物腰を感じさせ、総体的には好印象。林家正蔵は改名前の「こぶ平
ャラ」全開で、味があってむしろ良かったがなー。ダメダメな婿の役が、ピッタシはまってた♪

映画のブログ 『東京家族』 『東京物語』とこんなに違う
『世の中の受け止め方の違いが、「東京物語」と「東京家族」を隔てるものだ。小津安二郎監督と山田洋次監督の人生観、哲学の違いでもあろう。「東京物語」の魅力は、家族といえどもいずれバラバラになってしまう、その事実を受け入れる無常観と寂寞感だ。それは大人の処し方でもある。「映画 鈴木先生」流に云えば、演じることで変わるのだ。いい教師や優等生を演じ続けるうちに、いつしかそれが演技ではなく、自分の身に付いたものになる。この鈴木先生の言葉のように、「東京物語」の登場人物は、いい嫁、いい舅、いい姑を演じ続ける。そうして調和のある暮らしを成り立たせている。/これに山田洋次監督は異を唱える。現代の子供にだって将来の夢はあるのだが、それは無視して主張する。山田監督は黙って世の中を受け入れることができないのだ(中略)山田洋次監督は「東京物語」のプロットを踏襲し、小津安二郎を大いに真似しながらも、その哲学にはくみすることなく、世界に名だたる「東京物語」をアップデートした。世界はどちらを受け入れるのか。これは81歳になる山田洋次監督の大いなる挑戦だ』
※この他にも、興味深い対比論が山盛り♪これ読むと、『東京物語』をもっかい観たくなるッスよー

●映画CM 「東京家族


イメージ 4


シネマカフェネット 山田洋次監督、震災での延期を経ての『東京家族』公開に感慨
『橋爪さんはエンドロールでカップルごとに出演者の名前が出てくることに触れ、「あそこが好きで、いい映画に出させてもらったなという気持ちが最後に込み上げてきました」と嬉しそう。撮影時のエピソードを尋ねると、監督とは家が近く、訪れたマッサージ店が偶然にも監督も通っている店だったことを明かし、「2度目に行ったとき、店の人に『いま、監督が奥にいらっしゃいますけど何かお伝えしますか?』と言われて、『いらない!』って断りました。せっかくリラックスしに行ってるのに」と語り笑いを誘っていた。
イメージ 5

吉行さんは劇中、妻夫木さんが演じた次男の部屋を訪れ、そこで彼の恋人(蒼井優)と対面するが「そんなこと一生ないと思ってたので、役のこととはいえウキウキしました」と満面の笑み。撮影が終わっても子供たち、特に末っ子の妻夫木さんのことが気にかかるそうだが「以前に出た作品を観たら、クレイジーな役ばかりやってるから気持ちが吹っ切れました」とも。妻夫木さんは慌てて「今度、温かいやつをお送りします」と苦笑いを浮かべていた。医者の長男を演じた西村さんは、母が次男ばかりをかわいがることに嫉妬気味? 司会者にそうツッコまれると「僕はそんな小さな人間じゃないので大丈夫です」とスネたような口調で語り、会場は再び笑いに包まれた』
※なんか、劇中の登場人物が感想を喋っているようで微笑ましいッスなー♪

●小津監督へのオマージュ作『東京家族』で妻夫木聡蒼井優らが思い語る

こぶ平、後ろでウケ過ぎっ!www

イメージ 6

※『東京物語』のトリビュート作、という括りで言えば、『歩いても歩いても』の方に
歩があるかな~~~。どっちにも出てたのは夏川結衣さんなワケだがーーー。結衣さんの
存在感がまるで違う!その一点だけでも優劣ははっきりしているナヤ~

Yahoo!映画 『東京家族』妻夫木聡&蒼井優 単独インタビュー
『Q:では、「東京家族」が描く「家族のドラマ」を通じて、感じられたことは?/妻夫木:結婚もいいもんだなあって(笑)。昌次のたたずまいがいいんですよ。恋人を両親に紹介し、その本質的な人間性をわかってもらい、絆が生まれる瞬間って、たまらなく感動できるじゃないですか。恋人同士にも絆はあるけれど、家族の、親子だけの絆って確実にあって、それを垣間見ると、本当の意味での親孝行ってこういうことなのかなと思いました。/蒼井:確かに、紀子の存在で、平山家の絆が強まるエピソードは素晴らしかったです。でもわたしは、「結婚っていいな」とまでは思わなかったけど(笑)/妻夫木:ちょっとリアルな話になっちゃいましたね(笑)。
イメージ 7

見終わった後、ここまで心が温まる作品って、ありそうでなかったと思うんです。なんか、ホッとしたんですよ。実家に帰って「ただいま」って言うような、そういうホッとする気持ちになれる映画だよね。/蒼井:わたしは、実家があるから何とか頑張れている気がしているので、本当にこの作品に感情移入できました。/妻夫木:絶対的な安心感というか、いつでも帰れる場所があるのは、すごく自分の中で強みになるよね。しかも知らないところで支えてもらっていたりもするじゃない?/蒼井:あと、海外の方々にもぜひ観ていただきたい作品でもあります。これが全てではないけれども、「今の日本人って、わたしたちって、こうなんです!」って』

イメージ 8

※なんだかんだでホッコリできるのが、山田映画の特徴でゴザイマスね~~~(ノン~ビリカンショウシマショウ)

イメージ 9

※「わたくしずるいんですの」という台詞は言いそうで言わなかったナ~。吉行和子から受け取った
アレの話を最後までしないので、きっと伏線に違いない、と思ってたが結局何事もなかったミタイ~♪
けど、会って間がないのに、お母さん、お父さんに気に入られて、いろいろ貰えるというのは、原節
子同様、優ちゃんが魅力的だからかー。そういう意味では「ずるい女」でしょうねぇ、間違いなくーw

イメージ 10

※コネタ発見?蒼井優演じる紀子が、棚から取り出す絵本のタイトルが「ちいさいおうち」♪
山田監督の次回作とおんーなじだったw 偶然?いやいや、たぶん狙ってるデショ!

...φ(ー ̄*)思わずブログにメモしたくなる名言・格言&オマケの一言!

元旦の日記参照~♬

12月25日の、名言・格言
仕事のストレスは 仕事でなければ 晴れない
(よく、他の事で気晴らしをする、という人がいますが、私の持論はコレです。厳しいようですが、部下にもそう言っており、見事に結果を出してくれているように思えます)

◎オマケ!「仕事のストレス」に関連する言葉あれこれ
遊びも仕事と同じに重要。仕事のストレスを解消するためではない。仕事も遊びも人生の一場面、遊びも意義ある時間にしなくてはもったいない by 伊奈輝三(INAX元社長)
知識労働者には特有の問題がある。若くしてやる気を失うことがある。四十代での燃えつき現象は、仕事のストレスによるものではない。仕事への飽きから来る by ドラッカー
ストレス対策の3S──Smile(笑い)、Speech(会話)、Sleep(睡眠)(作者不詳)
ここにストレスに対処するための二段階の処方がある。第一ステップ、小さなことにくよくよするな。第二ステップ、すべては小さなことであるのを忘れるな by アンソニー・ロビンス
耐えられない疲れというのは、もう一つの強い疲れによって癒される。疲れ(ストレス)は休暇によって癒されない by イヴ・シャンピ(フランスの映画監督、女優・岸惠子の元夫)

●♪~明日も仕事 明後日も仕事 生きるためとわかっても日頃
    買ってでもする苦労話で 貯まるのは貯金じゃなく(ストレスで!)~♪
マハラジャ・スーパー・スター  大田クルー温水洋一 


●♪~ストレスが 地球をだめにする ストレスが女をだめにする ストレスが・・・~♪
ザ・ストレス  安倍なつみ