『放課後ロスト』第3話「倍音」

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eiga.com 作品情報 『放課後ロスト』
■解説:少女たちが日常のなかで抱く曖昧な心情を描いた五十嵐藍による人気コミック「ワールドゲイズ クリップス」(KADOKAWA刊)を、3人の気鋭女性監督がそれぞれフレッシュな若手女優を主演に迎え、実写映画化した青春オムニバスストーリー。来年で廃校になることが決まっており、最後の3年生だけが残っている県立高校を舞台に、夏休みが終わり、文化祭が近づきつつある2学期を過ごす少女たちの日常を繊細に描き出していく。「non-no」専属モデルでドラマ「イタズラなKiss」などで活躍する未来穂香が主演し、短編「フィガロの結婚」で注目された天野千尋が監督を務めた「リトル・トリップ」、アイドルグループ「SKE48」に所属し、今作が映画初主演の佐藤すみれと、商業映画初監督の名倉愛がタッグを組んだ「らくがき うわがき」、映画「桐嶋、部活やめるってよ」やNHK朝ドラ「あまちゃん」で注目された松岡茉優が主演を務め、「東京無印女子物語」「モンスター」の大九明子監督がメガホンをとった「倍音」の3つのエピソードで構成される。
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■スタッフ:/監督 天野千尋 名倉愛 大九明子 /エグゼクティブプロデューサー 松本光司 /プロデューサー 田中清孝 矢野義隆 /ラインプロデューサー 岩淵規 /原作 五十嵐藍 /撮影 早坂伸 /照明 守屋火実弥 /録音 高島良太 /美術 鈴木伸二郎 /編集 成田剛 /音楽 神津裕之 /主題歌 Suzu /助監督 杉田満 /制作担当 蜂谷元浩 /ヘアメイク 内城千栄子 /衣装 岡本佳子
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■キャスト:未来穂香夕希) 高嶋香帆(絢子)<以上、「リトル・トリップ」> 佐藤すみれ(里未) 大石悠馬(古谷) 中山絵梨奈(荻野)<以上、「らくがき うわがき」> 松岡茉優(リカ) 古泉葵(黒井)<以上、「倍音」>
■作品データ:/製作年 2014年 /製作国 日本 /配給 プロジェクトドーン /上映時間 102分
オフィシャルサイト
※女子二人のこういう甘酸っぱ~い空気感は、岩井俊二監督の『花とアリス
を観た時以来かな?もしかしたら・・・。ま、松岡茉優ちゃんのエピしか観て
ないワケだけど。。。

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狛犬の真似をするオトボケ茉優ちゃん。

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※このシーンにくるまで、そういった類の作品群なのだということに
気付かなかったヨーーー。迂闊だったぁーーーー!!

●『放課後ロスト』映画オリジナル予告編


☆感想ブログ 紹介
JUNO106のブログ 放課後ロスト
『3話を観て一番感じるのは,松岡茉優の演技力の確かさである。観ている人の心の中に無理なく入り込んでくる自然さは,素晴らしい。3話目は,ストーリーも青春ものとしては一番共感できる内容でとても良かった。変な教師もアクセントが効いているし,学校中を録音して回るときの秘密の共有感,ラストシーンの黒井のかっこよさ。
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1話目は,ちょっと,仲里依紗の渋谷区円山町を思い出すような感じで良いのだけどラスト前がちょっとぐだってしまったのが残念。未来穂香ちゃんのこういうちょっと不良っぽい演技は初めて見たので,もったいない気がする。佐藤すみれの2話目は,一番ピンとこない内容。三つの話をつなぐトンネルの壁に描かれた絵がこのストーリーの中で描かれるところがポイントだけど,もうちょっと佐藤すみれも生かしてあげられるような内容が欲しかった。甘やかし過ぎかもしれないけど,大組閣の舞台上で倒れた彼女を思い出すとそういう気にもなってしまう。』
※実は1話目と2話目を見逃したまま返してしまった本作。でもこのレビュー読むと
・・・観なくても正解だったかも?って、オイオイオイ。


オフィシャルサイト 「倍音」松岡 茉優さんの動画コメント
© 2014 五十嵐藍KADOKAWA/「ワールドゲイズ クリップス」パートナーズ
※内容について一切触れないコメントであーーる。

●主題歌「倍音そうる」の英語版「Harmonics」


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※こういうシーンとかむっちゃ岩井俊二っぽくなぁ~~~~い?

13歳のハローワーク 著名人インタビュー この人に聞きたい! 大九明子さん 第7章
『映画「放課後ロスト」 Episode 3.「倍音」 について。――ご自身の高校時代の思い出が作品に反映されていますか?【大九】主人公の2人みたいな“世をすねた”高校生でしたね、私も。映画に出てくる可愛い3人組の女の子たちは全然悪い子たちじゃないんですよね、本当は。だけど、なんか「うまいことやっている奴らが気に食わねー」みたいな、そういう感じのちょっと斜に構えた子どもだったので、このあたりは自分に似てる部分もあります。遊びについても、音を集めるっていう遊びは原作にあるのですが、それ以外に色々やっていた遊びがあるんですけど、屋上から下に居る人にアテレコして遊ぶとか、それは高校時代よくやっていましたね。 くだらないアテレコをしてゲラゲラ笑うっていうだけの遊びですけど、モテている人に対して、アテレコをして高笑いしている・・・単なるひがみなんですけどね。――「倍音そうる」という曲のシーンが印象的でした。【大九】6、7年前に目黒のライブハウスで出会った曲で、すごく心打ちぬかれてなんていい曲だろうと思って、それからずっと「これを映画にしたい」って思っていたんです。今回の自由度のある企画が来たときに「あ、もしかしてこの作品で「倍音そうる」が使えるかもしれない」と思って、タイトルも「倍音」っていうことにしたんです。――一番好きなシーンは、どのシーンですか?【大九】最後、校庭の広い画で腹をパンチするところ、あの一連です。あの画が撮りたいってことから逆算しての映画だったんです。
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――そのラストシーンで青空に黒煙が重なる画には、何か想いがあるのですか?【大九】私、なんとか45歳まで生きてきましたけど、もう一日も戻りたくないんですよ、45歳から。もう本当に自分なりにここまで生きてくるのが大変だったので。でも、それをこれからこの若い皆さんが同じような苦労をするんだなーと思うと、「後で絶対笑えるときがくるから、とにかくガンバレ」って言うことしかできないよなーといつも思うんです。自分も未だに悩むこともいっぱいあって、自分の先輩方から「あと何十年すれば楽になるよ」みたいなこと言われるとフッと嬉しくなったりするんですね。だからそういう意味で「バラ色の将来なんか待ってないけど、『ガンバレ』 」っていう思いですかね。黒煙と風船はそういう思いで描きました。「放課後ロスト」は、若い人にも大人の人にも観てほしいです。今回は、今まで以上に10代の人達に見ていただきたいなと思います。』

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※撮影終了後、監督と語る若手有望派女優2人。監督は二人の将来性を
見抜いているー。そしてその後、大九明子監督と再び組んで、名作『勝
手にふるえてろ』が誕生するわけなんですね~~~~。

●『勝手にふるえてろ大九明子監督、松岡茉優渡辺大知、石橋杏奈北村匠海インタビュー

※やっぱ、もう一回鑑賞すべきかな~、DVDで・・・。

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※いい感じにウザく見切れている渡辺大知が、絶妙。。。

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※夜の工場シーンの雰囲気がすこぶる良かったのだった!!




☆書籍「元気が出る言葉」&サライ「日めくり漱石」をお届け♪

(詳細は、1月2日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日10月8日(月)の、「元気が出る言葉」は~?

『遠くへ放ち 更にその先を想う/慣れてしまったら、それはもう トレーニングとは言わない』
出展:?
発言者:室伏広治ハンマー投げ選手 1974年10月8日~)
『解説:ハンマー投げという力勝負の競技では日本人は勝てっこない、と思われていた。が、室伏広治アテネ五輪で金メダルを獲ってしまう。「勝つ」という思い、イメージが最初の言葉によく表現されている。ハンマー投げという単調で孤独なトレーニングに、室伏は“勝つ”という目標と、2つ目の言葉のように、研究者としても反復する動きを避けるようなさまざまなトレーニング法を編み出していく。アスリートとしての可能性を貪欲に追求していくのだ。日本選手権の20連覇もすごい。』

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◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・

日刊スポーツ ハンマー投げ室伏広治が結婚 12歳下一般会社員と
『陸上男子ハンマー投げの2004年アテネ五輪金メダリスト、室伏広治(40=ミズノ)が12日、結婚したことが分かった。所属のミズノを通じて発表された。相手は28歳の日本人の一般会社員。
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「本日28歳の日本人の一般会社員の方と、入籍いたしましたことを報告させて頂きます。相手の女性とは知人の紹介により知り合いました。性格は大変明るく穏やかで思いやりがあり、良きパートナーとして人生を共に歩んで行きたいと思います。安定した環境の中、2020東京オリンピックパラリンピックの成功に向けて、重責をしっかりと果たしたいと思います。なお相手の女性は一般の方ですので、プライバシーを尊重するために名前や写真は差し控えさせて頂きます。ご理解のほどよろしくお願い致します。挙式や披露宴についての時期や、どのような形で行うかは、現在検討中です。感謝の気持ちを忘れずに、より一層努力を重ねてまいりたいと思います。今後ともご指導鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」とコメントを発表した。』
※一般人との結婚は、「アスリートと結婚して、さらに超人な子供が誕生する
こと」を期待していたファンを失望させたという・・・。

●室伏 広治 伝説の始球式 適当投げで131km!

※ピッチャーの素質あるんじゃなーーーい?マジでマジで。

室伏広治 ハンマー投げじゃなければ100憶稼げてた説 (18分16秒)
 「水曜日のダウンタウン

※かなりいじられてますが・・・

☆本日の、『日めくり漱石』は・・・
サライ 「夏目漱石」の記事一覧

“ただ教わっただけをその通りに唸るだけの事ですからね(談話『稽古の歴史』より)”

【1907年10月8日の漱石】趣味の謡を本格的に学ぼうと決意する

今から109年前の今日、すなわち明治40年(1907)10月8日、漱石高浜虚子宛てに手紙をしたためていた。《拝啓 宝生の件は御急ぎに及ばず。いづれ落付次第こちらへ招待仕(つかまつ)る方、双方の便宜かと存候》文中、「宝生の件」とは、下懸り宝生流能楽師の宝生新を、謡の師匠として紹介してもらうという話。漱石はこの頃、趣味としてやってきた謡に、いっそう本腰を入れたいと思いはじめていたのだ。

宝生新はワキの名人といわれ、端正な容姿と美声で人気を集めていた。それに何より、その人柄がきさくで淡泊、うるさいことを言わなかったようだ。漱石の孫の半藤末利子さんの著書『漱石長襦袢』に、こんなふうに綴られている。《祖母の漱石夫人鏡子によれば、宝生新さんは月謝が安い上に食事を振舞うなどの面倒を要求しないきさくな家元だから、と高浜虚子さんに薦められて、漱石は出稽古をお願いするようになったのであるそうな》

ここに至るには、実はひとつ裏話がある。最初、虚子は上懸り宝生流シテ方)の名手・松本金太郎を推薦したというのだ。ところが、この人は大変な大酒家で、その上、やたらと多忙なため月謝もさぞかし高かろうと推測されたため、漱石の方が恐れをなし二の足を踏んだ。すると、それならばということで、より適任の候補として虚子が宝生新の名前を上げたのだった。

漱石が謡をはじめたのは、熊本時代の明治32年(1899)の終わりか翌年のはじめ頃からと推察されている。熊本五高の教壇に立つ同僚たちが、盛んにやっているのに影響された恰好だった。神谷豊太郎という化学の教師が指南役。最初に習ったのは、『熊野(ゆや)』の宗盛の素読だったらしい。その後、欧州へ留学すると、なにかとフランス語の必要性を痛感させられる機会が多かった。漱石先生、鏡子夫人に宛てた手紙の中で、《謡ヲヤラズニ仏語ヲ勉強スレバヨカツタ》(明治33年10月23日付)と、ちょっと愚痴めいた調子で反省の弁を述べている。これも裏を返せば、熊本の漱石がかなりの時間を謡の練習に費やしていたことを意味しているのだろう。その反省はしばらく漱石の胸を領していたのか、帰国後もしばらくは謡をやってみようとは思わなかった。

再び謡をやってみたくなったのは、明治40年(1907)7月頃。そして、本格一流の師匠に習おうとするところまで、思いは高じていた。このあと最晩年まで、謡を趣味とし続けた漱石先生。しかし、練習の成果は必ずしも上がらなかった。漱石門下の女流作家・野上弥生子は「先生の謡はお下手だった」と語っていたし、漱石自身も己の力量のほどは自覚していて、たまに他人から謡を挑まれたりすると、決まって高浜虚子に助け船を求めていたという。談話『稽古の歴史』の中でも、次のように語っている漱石先生である。《一体謡曲くらい習わない人にとってつまらないものはないでしょう、それをすこしの御構いもなく、側に坐らせておいて一番も二番も謡って聞かせる人がありますがあれ程惨酷な事は世にありますまい》

細かすぎて伝わらない関連動画など

(「謡」「習う」で動画検索してみました!!)

●花(謡コブシ版)


●早春賦(謡コブシ版)


ジョニーAのつぶやき:漱石先生の習った「謡」って、こういうのでいいんだろうか?