『アイ、トーニャ』ニュータイプ・ラショウモン!

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eiga.com 作品情報 『アイ、トーニャ』
■解説:アメリカ人のフィギュアスケート女子選手として初めてトリプルアクセルに成功し、1992年アルベールビル、94年リレハンメルと2度の冬季五輪にも出場したトーニャ・ハーディングのスキャンダラスな半生を、「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クイン役で一躍世界的にブレイクしたマーゴット・ロビー主演で描いたドラマ。貧しい家庭で厳しく育てられたトーニャは、努力と才能でフィギュアスケーターとして全米のトップ選手への上り詰めていく。92年アルベールビル五輪に続き、94年のリレハンメル五輪にも出場するが、92年に元夫のジェフ・ギルーリーが、トーニャのライバル選手を襲撃して負傷させた「ナンシー・ケリガン襲撃事件」を引き起こしたことから、トーニャのスケーター人生の転落は始まっていた。プロデューサーも兼ねてトーニャ役で主演したロビーは、スケートシーンにも挑戦。母親役のアリソン・ジャネイが第90回アカデミー賞助演女優賞を受賞した。元夫のジェフ・ギルーリー役は「キャプテン・アメリカ」シリーズのセバスチャン・スタン。監督は「ラースと、その彼女」「ミリオンダラー・アーム」のクレイグ・ギレスピー
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■スタッフ:/監督 クレイグ・ギレスピー /製作 ブライアン・アンケレス マーゴット・ロビー トム・アッカーリー /製作総指揮 レン・ブラバトニック アビブ・ギラディ クレイグ・ギレスピー ビンス・ホールデン トビー・ヒル ザンヌ・ディバイン ローザンヌ・コーレンバーグ /脚本 スティーブン・ロジャース /撮影 ニコラス・カラカトサニス /美術 ジェイド・ヒーリー /衣装 ジェニファー・ジョンソン /編集 タチアナ・S・リーゲル /音楽 ピーター・ナシェル /音楽監修 スーザン・ジェイコブス ジェン・モス
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■キャスト:マーゴット・ロビートーニャ・ハーディング) セバスチャン・スタン(ジェフ・ギルーリー) アリソン・ジャネイ(ラヴォナ・ハーディング) ジュリアンヌ・ニコルソン(ダイアン・ローリンソン) ポール・ウォルター・ハウザー(ショーン) マッケンナ・グレイス(トーニャ・ハーディング 8~12歳) ボビー・カナベイル(マーティン・マドックス) ケイトリン・カーバー(ナンシー・ケリガン) ボヤナ・ノバコビッチ(ドディ・ティーチマン) アンソニー・レイノルズ(デリック・スミス)
■作品データ:/原題 I, Tonya /製作年 2017年 /製作国 アメリカ /配給 ショウゲート /上映時間 120分 /映倫区分 PG12
オフィシャルサイト

●予告編

※一体真実はどれなのか?黒澤明監督の『羅生門』のごとく、いろいろな
解釈を織り交ぜながら、真実に迫っていく展開!
事実の再現をしているかと思ったら、急にカメラ目線になって、「これ、
本当はやってないからねっ!」などと睨むシーンなどが頻出する!!

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米フィギュア界きってのスキャンダラスな選手の実話
『映画は、アメリカ女子選手で初めてトリプルアクセルを成功させ、冬季オリンピック代表選手に2度選ばれながらも、ライバルの襲撃事件という一大スキャンダルで転落の一途をたどったハーディングの生き様をブラックユーモアを交えながら描く。「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クイン役で大ブレイクしたマーゴット・ロビーが、ハーディングに扮し、スケーティングだけでなく話し方や立ち居振る舞いまで再現。強烈な個性の鬼母ラヴォナ役のアリソン・ジャネイゴールデングローブ賞や全米俳優組合賞などで助演女優賞に輝き、アカデミー賞に向けた賞レースで存在感を放っている。
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一般的に「ナンシー・ケリガン襲撃事件」と呼ばれる事件は、1994年にリレハンメル冬季五輪の代表選考会を兼ねた全米選手権の会場で、練習を終えたナンシー・ケリガンが何者かに膝を殴打された事件。2週間後にハーディングの元夫らが逮捕され、ハーディング自身にも疑惑の目が向けられた。ケリガン不在の全米選手権で優勝し、五輪に出場したハーディングだが、8位入賞と結果は振るわずフィギュア界から引退。その後、プロボクサーに転向したが、リングでも思うような結果を残せず引退した。』

シネマカフェネット 冒頭10分! 完コピされた強烈キャラたちに注目
『本作の冒頭は、全米のスポーツ専門チャンネルESPNのスポーツドキュメンタリー番組「30 for 30」が2014年1月16日に放送した「The Price of Gold(金メダルの代償)」というトーニャについてのエピソードから始まる。マーゴットがトーニャ、セバスチャン・スタンがその元夫ジェフ・ギルーリーになりきり、インタビューに答えているシチュエーションをキャストたちが完全再現。最近では『デッドプール』でも広く知られるようになった、カメラ目線で観客に向かって話しかけていく演出は本作の醍醐味といわれている。
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到着した映像では、「これは大マジメな真実のインタビューに基づいている。大いに議論はあるだろうが…」という説明のあと、タバコを片手にトーニャが世間からのイメージについて語ったり、元夫・ジェフが「27歳で俺はアメリカで最も嫌われる男になった、世界中でかも」と話したり。また、肩に小鳥をのせた母親・ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)が、小鳥のことを「6番目の旦那よ、いままでで最高」と発言する姿も…。/ほかにも、トーニャのコーチ・ダイアン、トーニャの元ボディガード・ショーン、ゴシップ番組「ハードコピー」元リポーターまで、クレイジーすぎる本作の登場人物を完コピし、実際のインタビューをパロディ的に再現した映像が次から次へと流れる。そしてインタビュー映像から、スケートリンクに連れ出され、コーチのダイアンに初めて出会った3歳のトーニャから、手作りファーコートをからかう子たちに中指を立てる12歳のトーニャ(マッケナ・グレイス)の姿も映し出される。
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すでに本作を観賞した人たちからは、「虐待に反撃するトーニャが好き」「おっかないオカン役のアリソン・ジャネイが強烈で、オスカー助演女優賞も納得」「めちゃくちゃ面白い! こりゃ現代版羅生門か?w」「マーゴットロビーは気合いが入ってて見てて清々しい」といった反響の声が続々。フィギュア界から追放され、プロボクサーへ転身した波乱万丈な人生を送った”トーニャ"という人物への驚き、そんなトーニャの姿を見事に再現し、スキャンダルの真っ最中だった"あの頃"を蘇らせたマーゴットの熱演にも絶賛の声が上がっている。/“氷上のプリンセス”から“犯罪者”へ…。実話なのに、どこまでが本当なのかもわからない!? そんなトーニャの半生をまずはこの映像から確認してみて↓』

●冒頭10分

※鬼母を演じたアリソン・ジャネイが凄かった!第90回アカデミー賞助演女優賞
を受賞したのも頷ける。。。途中、ホロッとさせられたり憎らしく思わせたり・・・
なんつうか、観客の心情を手玉に取ってるよねー、この人は・・・。

Techinsight 【イタすぎるセレブ達】トーニャ・ハーディング、アダム・リッポンらと米人気ダンス番組に出演か 2018.04.09
『今月30日から4週間にわたって米ABCで放送される「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ:アスリート」。出演者をめぐって様々な憶測が飛び交っているが、フィギュアスケーターアダム・リッポン(28)に加え、トーニャ・ハーディング(47)の名前も急浮上しているようだ。(中略)4月30日からはアスリートばかりを集めた「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ:アスリート」が4週間にわたって放送される。この人気番組の“アスリート版”には「一体誰が出演するのか?」と注目が集まるなか、最有力候補として名前が挙がっていた米フィギュアスケーターアダム・リッポン(28)と米出身美人スノーボーダーでソチ&平昌の2大会連続でメダルを獲得した女子スロープスタイルのジェイミー・アンダーソン(27)の出演がほぼ正式に決まったと報じられた。
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そんな2人と「ダンスバトルを繰り広げることになるのでは?」と予想されているのが、トーニャ・ハーディング(47)だ。トーニャは、話題作「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」で描かれたフィギュアスケート史上最大のスキャンダル「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の渦中にいた元天才スケーター。米国での同映画の成功により再びスポットライトを浴びた“時の人”である。米ABCは今月13日に正式な出演者発表を予定しており、トーニャの出演はまだ確定していない。しかし「ナンシー・ケリガン襲撃事件」への再注目や平昌五輪によるフィギュアスケートブームなどもあり、トーニャの出演が高視聴率の獲得に大きく貢献するであろうことは想像に難くない。/セレブやアスリートたちが社交ダンスという、自身が得意とするフィールドとはまったくかけ離れたところで競い合う姿が人気を呼ぶ同番組。アダムとトーニャの社交ダンスバトルも、実現すれば一見の価値がありそうだ。』
※上記写真のトーニャ、随分とレスラー体型になっとりますなーーー。

「ナンシー・ケリガン襲撃事件」に関わった、あのひとたちはいま?
→本編を見た後、このサイトを読むとしみじみできますゼ。本文の引用は控えますじゃ・・・

●なんかよくワカランけど、トーニャ事件のパロディソング?
 "Weird Al" Yankovic - Headline News (Parody of "Mmm Mmm Mmm Mmm";)


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※幼少のころからの辛い人生を見せつけられるから、どうしたって
いつしか、ハーディに同情して観てしまうことになるんだワー。

●実際のニュース映像と映画のシーンの対比(これは興味深い!)
 I, Tonya - scene comparisons


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※ボクシング界じゃなく、プロレス界に身を転じていたら、もっと
スーパーヒロインになれたんじゃないかしらーん?

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☆書籍「元気が出る言葉」&サライ「日めくり漱石」をお届け♪

(詳細は、1月2日の日記を参照のこと!)

☆さ~~て、本日12月22日(土)の、「元気が出る言葉」は~?

『情熱を失くすぐらいなら 情熱に溺れたほうがいい』
出展:?
発言者:ジャック・マイヨール (フランスのダイバー 1927年4月1日~2001年12月22日)
『解説:ジャック・マイヨールは人類史上初の素潜り水深100メートルを超える記録を作った男だ。かつての人間の限界は40メートルとされていたが、彼はそれを超えて見せた。このとき49歳。マイヨールの名は自伝をもとに創られた映画「グラン・ブルー」の世界的ヒットで、一躍知られるようになった。この言葉、格好いい。言葉に溺れてしまいそう。映画、自伝、ぜひ観てほしい。』

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◎関連書籍、楽曲、映画(ドラマ)などなど・・・

●『グラン・ブルー』予告編

リュック・ベッソンを、そしてジャン・レノを、初めて知った作品。
懐かしいというか、もうはるか昔のかなたに追いやられてしまってる記憶・・・

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※おおおー、完全ヴァージョンってか!是非観てみたいや~!!

Amazon イルカと、海へ還る日 (講談社文庫) 文庫 ジャック・マイヨール (著), 関邦博(編集)
『■内容紹介:海、それは私だ……。大きな全体の中に漂う、微小なかけらとしての、私。映画「グラン・ブルー」のモデルとなった、伝説のフリーダイバー、マイヨールの感性溢れる自伝。伝説のフリーダイバー、ジャック・マイヨール。かつて人は、水深40メートルを超えて素潜りすると、水圧によって死に至ると考えられていた。彼はその常識を易々と乗り越え、イルカへと限りなく近づいていった。海と一体になるための呼吸法など、具体的な考察も訳者により多数追記された、素潜りのバイブル。
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■登録情報:/文庫 258ページ /出版社 講談社 /言語 日本語 /ISBN-10: 4062760622 ISBN-13: 978-4062760621 /発売日 2008/6/13 /梱包サイズ 14.8 x 10.6 x 1 cm /おすすめ度 5つ星のうち 3.9 /■カスタマーレビュー:クリスティーナ8 5つ星のうち3.0 「映画を見たくなる」2017年11月15日・・・当然、映画のグランブルー、それからすいぶん昔の漫画ですがBBフィッシュを読んで以来ずっと読みたいと思ってました。内容としてはイルカとのコミュニケーション、ダイバーとしての考え方等、他レビュー様にある通りです。禅との触れ合い等、興味深い点もありましたが、映画やダイバーとしての成功に反して自殺という不幸な結末に終わってしまった点がある意味興味深くありました。サラリーマンの米つきバッタもいかがと思いますが、完全なフリーランスで健全なコミュニケーション力をつけるにはどうしたらいいのか、とか思いました。』

☆本日の、『日めくり漱石』は・・・
サライ 「夏目漱石」の記事一覧

“妻を娶る何れの時に於てかすべき。青年は未(いま)だし。老年は既に遅し(『吾輩は猫である』より)”

大正元年(1912)12月22日の漱石】自殺した教え子の妹の結婚披露宴に出席する

今から104年前の今日、すなわち大正元年(1912)12月22日は日曜日で、夕方5時から、漱石の門弟の安倍能成の結婚披露宴が予定されていた。当然のことながら、漱石も招待を受けていた。

会場は、東京・神田の西洋料理店の「三河屋」。漱石は定刻前に会場に着くよう、少し余裕をもって、早稲田南町の自宅を出た。街角の日陰には、2日前に降った雪が、わずかながら溶け残っていた。安倍能成は、この翌日の12月23日の誕生日を迎えると満年齢で29歳。のちには一高校長、学習院長などを歴任し教育家としても重きをなすのだが、この時期はまだ教職につかず、文筆などで生計を立てている。10歳年下の花嫁・恭子は、一高在学中に日光の華厳の滝から身を投げて世間を驚かせた藤村操の妹だった。

安倍能成は野上豊一郎ともども藤村操の一高の学友であり、藤村操の自殺の後、当時まだ6、7歳の子供である恭子を知った。それが10余年の時を経て、夫婦として結びつくのが、男と女の縁の不思議だった。
安倍能成が一高で教壇に立つ漱石の薫陶を受けた如く、藤村操も漱石の教え子のひとりだった。授業に身の入らぬ態度を見かねて、漱石は彼を叱ったことがあった。まさかその態度の裏側に、生命を絶つほどの人生に対する深い哲学的懊悩が抱え込まれていたとは、漱石は思いもよらなかったのである。

媒酌人は、宗教哲学者の波多野精一夫妻。出席者は20人程度の、身の丈に合った温かな宴であった。披露宴の招待状は、2週間前に漱石のもとへ届いていた。漱石はすぐに祝辞と出席の意向を伝えた。《拝復 愈(いよいよ)御結婚のよし御目出度(おめでたく)存候 御披露の御案内難有(ありがたく)候(略)猶(なお)御祝として何か差上度も急に思つきも無之(これなく)荊妻とも談合の上其うち寸志を表し度心得に候(略)新世帯何角(なにかど)御不自由と存候何か手前方にて出来候事何なりと御申聞相成度候 先は御祝詞旁(かたがた)御答まで》

安倍能成とすれば、なんともありがたい手紙だったろう。「何かできる事があったらするから連絡しておいで」というのも、ただの口先の社交辞令ではない。漱石は、数日前に自宅に据えつけた電話番号(番町四五六〇)も付記しているのである。新婚夫婦の生活が落ち着いた翌年3月1日には、夫婦を自宅に招いて夕食のもてなしをしている漱石夫妻である。

細かすぎて伝わらない関連動画など

省略

ジョニーAのつぶやき:『アイ、トーニャ』は、真実が藪の中であることを示した。だがしかし、映画の出来が良かったのでトーニャ・ハーディングの印象はずいぶん回復したのではなかろうか・・・